MRTが伊藤忠商事株式会社と資本業務提携

2024/11/14  MRT 株式会社 

国内外における医療・ヘルスケア関連事業の協業によるビジネス強化・拡大




 MRT株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:小川 智也、以下MRT)は、2024年11月14日、取締役会において、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、以下「伊藤忠商事」)を割当予定先とする第三者割当による募集株式の発行を実施し、国内外における医療・ヘルスケア関連事業の協業によるビジネス強化・拡大を目的とした資本業務提携(以下「本提携」)することといたしましたので、以下のとおりお知らせいたします。


【背景・目的】
当社グループは、医師の互助組織として発足以来、日本全国で築いてきた医師のネットワークを強みとして、医療現場の主役である医師、医療機関、患者およびその他医療関係者に医療情報のプラットフォームを提供しております。このプラットフォームを活用した事業の中でも、特に医師紹介部門においては、約10万名の医師会員から全国の医療機関や自治体、企業とのマッチングを行い、医師紹介実績は、年間20万件以上、累計200万件以上(2023年5月現在、当社調べ)を誇り、日本全国でNo.1※を獲得しております。また、この医療人材プラットフォームと連携したオンライン診療、オンライン健康相談をはじめとする医療DXプラットフォームも提供し、医療機関はもとより、行政機関、自治体、企業からも多くの受託実績がございます。
一方、海外においては、東南アジア圏の医療DXサービスを展開するMRTグループのメドリング株式会社を通じて、当社グループとして「ASEAN No.1の医療 DX・医療人材プラットフォーム」の構築、ひいては東南アジア圏の医療向上を目指しております。2024年9月4日付「東南アジア最大の医師向けプラットフォームを運営するDocquity社との資本業務提携に関するお知らせ」にて公表したとおり、伊藤忠商事の関連会社であるDOCQUITY HOLDINGS PTE. LTD.(本社:シンガポール、以下「Docquity」)との資本業務提携の強化にも取り組んでおります。

伊藤忠商事は、総合商社として国内外を問わず幅広くビジネスを展開しており、医療・ヘルスケア領域においても、医薬品、医療機器、医療DX、AI解析といった事業を展開するさまざまな企業への出資、連携を行い、日本が抱える医療課題の解決や、革新的な発展を促進しています。

このたび当社は、伊藤忠商事との国内および海外における医療・ヘルスケア関連事業の協業によるビジネス強化・拡大を目的として、資本業務提携契約(以下、「本契約」)を締結することとしました。

※ MRTは、株式会社東京商工リサーチが実施した「医師スポットアルバイト調査(2022年12月時点)」により「医師スポットアルバイトのマッチング件数」「医師スポットアルバイトの求人掲載件数」共に日本全国でNo.1を獲得しております。


【業務提携の内容】
1. 国内における事業展開
当社グループが有する医療人材プラットフォームと伊藤忠商事が出資、連携をすすめるさまざまな企業との提携や協業を推進し、新たなサービス価値を創出してまいります。
医薬品業界に向けては、先述の伊藤忠商事は関連会社のDocquityへの支援を通して、東南アジアを中心とした医薬関連企業に向けたマーケティングサービスの展開を促進しています。この知見を当社グループの擁する医療系人材プラットフォームに活用し、日本においてもデジタルによる市場成長が著しい製薬医薬関連企業向けのマーケティングサービスを両社グループで展開いたします。
また、医師・医療機関に向けては、医療DXなど双方のグループが擁するサービスや関連企業との連携を通して、医療現場における効率化を促進する新たなBPOサービスを構築いたします。

2. 海外における事業展開
当社グループと伊藤忠商事との協業により、国内における事業展開から派生する日本の医療のアウトバウンドの施策や、東南アジア各国の現地医療機関、企業との連携による地域に根ざした新たな医療サービスの構築などを進めてまいります。
目的の一つとして、伊藤忠商事との連携により、当社グループは、インドネシア、ベトナム、フィリピン、タイ、マレーシアを中心に医師会員数約36万名(東南アジアの医師の4人に3人が会員)、その他医療従事者含め総会員数40万名を有し、東南アジア最大の医師向けプラットフォームおよびアプリを擁するDocquityとシナジーのある事業連携を展開いたします。


【今後の展望】
当社は本提携を踏まえ、伊藤忠商事とシナジーのある事業連携を進めることにより、国内外ともに、医療・ヘルスケア領域におけるビジネス強化・拡大を目指してまいります。


【会社概要】


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