株式会社日立ハイテク(以下、日立ハイテク)のモノづくり・技術統括本部那珂地区生産本部(茨城県ひたちなか市)に在籍する高橋 忍氏が、永年にわたり機械加工・溶接の職務に精励した功績を称えられ、「令和6年秋の褒章」において黄綬褒章を受章しました。当社社員の受章は、2018年以来6年ぶり、3人目となります。
黄綬褒章は農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する者に与えられます。11月26日にホテルニューオータニで行われた伝達式の後、高橋氏は皇居において天皇陛下に拝謁し、永年の労に対するねぎらいのお言葉を賜りました。
高橋氏は、分析機器・医用分析装置・電子顕微鏡・半導体製造装置など、多様な製品の機械加工・溶接に長年従事し、溶接における第一人者として、コア溶接作業の容易化改善や大型真空容器の溶接に取り組み、多くの功績を残してきました。また、社内の後進育成の他、技能検定委員およびものづくりマイスターとして地域の技能教育にも携わり、社内外を問わず地域の技能振興にも貢献しており、2023年には厚生労働省から「卓越した技能者(現代の名工)」に選ばれています。
■受章のことば
日立ハイテクグループの『高度な技術』と『正直なモノづくり』が製品を通して社会に貢献し、世の中や国から高い評価を受けた証であり、私の僅かばかりの功績が会社を代表し受章させていただいたものと心得ております。ご指導をいただいた上長はじめ、職場の皆さまに感謝を申し上げます。また、これまで日立ハイテクグループのモノづくりに携わって来られた全ての皆さまに敬意を表し、この喜びを分かち合えれば幸いです。今回の受章が後進の目標となり、『強い現場力』の気運が醸成されることを期待してやみません。
■高橋 忍(たかはし しのぶ) 受賞歴
1998年 一般社団法人茨城県溶接会 茨城県溶接技術コンクール(TIG溶接の部)
特別優秀賞 受賞
1999年 一般社団法人茨城県溶接会 茨城県溶接技術コンクール(TIG溶接の部)
特別優秀賞 受賞
2019年 文部科学大臣表彰(創意工夫功労者) 受賞
(金属接合におけるワーク形状改良と溶接冶具の考案)
2019年 卓越した技能者茨城県知事表彰 受賞
(金属溶接・溶断技能を用いた金属加工に係る卓越技能についての表彰)
2023年 卓越した技能者(現代の名工) 選定
(金属溶接の神髄を極める-それに挑み続ける匠)
■関連リンク
・令和6年秋の褒章受章者について (
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44760.html )
・高橋 忍氏が令和5年度「卓越した技能者(現代の名工)」に選定 : 日立ハイテク (
https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/news/nr20231114.html )
■日立ハイテクについて
日立ハイテクは、医用分析装置、バイオ関連製品、放射線治療システム、半導体製造装置、分析機器、解析装置などの製造・販売に加え、モビリティ、コネクテッド、環境・エネルギーなどの産業分野における高付加価値ソリューションの提供を通して、幅広い事業領域においてグローバルな事業展開を行っています(2024年3月期日立ハイテクグループ連結売上収益は6,704億円)。強みである「見る・測る・分析する」というコア技術をベースに、事業を通してさまざまな社会課題解決および持続可能な社会の実現に貢献していきます。
詳しくは、日立ハイテクのウェブサイト(
https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/ )をご覧ください。