親が子どもの学校に行けないことを理由に、埼玉県内の 3 市を訴えた学校園国賠、その判決がきたる 12 月 13 日に下されます。本年 5 月の民法改正案成立の影響はあるのか、注目の判決です。
2022年8月8日 さいたま市・戸田市・鴻巣市の3市を提訴
【場所・日時】2024年12月13日(金) さいたま地裁 101法廷 13:10
子どもは運動会や参観日で活躍する姿を離れて暮らす親に見てもらえなかったことで、心に大きな傷を残しました。また、親は子どもの成長を見届ける機会を見逃しました。このことは法の下の平等、個人の尊厳と両性の平等を侵害するものだとして、子どもたちが通う保育園と小学校が属する埼玉県内の3 市に、子と離れて暮らす父母たちが訴えを起こしたのが本訴訟です。
同様の問題を抱える親は全国に多数存在し、学校の対応も様々であるため、この判決は子に会えない親たちの注目を集めています。また、昨今では地方議会でも取り上げられることが増え、自治体の関心も高まっています。
当初予定されていた判決は 4 月 26 日。判決は予定通りには出ず、7 ヶ月以上遅れての判決となりました。5 月 17 日、民法改正案が参議院で可決されたことが影響した可能性があります。民法改正後、裁判所が親子の問題に対し、どのような判断を下すのか。その意味においても注目の判決です。
【原告コメント】
親として、我が子の成長する姿が見たいというごく普通のことを求めているだけです。 親子の絆が守られる判決が出ることを期待しています。
取材を歓迎いたします。
【連絡先】学校園国賠を応援する会
Email:equalparticipationparent2022@gmail.com
学校園国賠HP:
https://gakkoen-kokubai.com