バヌアツ地震 推定4万人の子どもが被災【プレスリリース】

2024/12/19  公益財団法人 日本ユニセフ協会 


17日に発生した地震の被災地域にあるヴィラ中央病院に安全な水を供給するため、ユニセフ緊急支援の貯水タンクが運び込まれる様子(バヌアツ、2024年12月19日撮影) (C) UNICEF/UNI706472/

【2024年12月18日 ポートビラ(バヌアツ)発】
12月17日にバヌアツでマグニチュード7.3の大地震が発生。その後も大きな余震が続いています。人道支援を必要としている子どもは、4万人に上るとみられています。

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現地当局によれば、これまでに14人の死亡が報告され、負傷者は200人を超えています。ユニセフはすでに、保健医療活動の継続を支援するため、救急用品や、WHO(世界保健機関)の基準に則って作られたIEHK(Interagency Emergency Health Kits)と呼ばれる緊急時用の保健医療用品や資材のセットに加え、緊急支援用のテントを被災地に輸送しています。ユニセフはまた、さまざまな医療施設に安全な水も提供しています。

病院を含む多くの建物が深刻な被害を受けています。島中で地滑りが発生し、空港と主要な港を結ぶ幹線道路や橋も同様の被害を受けていると報告されています。また、通信網もほとんどの地域で不通となっているか、つながりにくい状況です。

「当面の優先事項は、子どもたちとその家族に命をつなぐ支援を届けることです。ユニセフは、現地政府や市民社会をはじめとするさまざまな団体や組織と協力し、対応しています」と、ユニセフ・バヌアツ事務所代表のエリック・ドゥルペールは語っています。

ユニセフは、支援ニーズを確認し次第、水道設備などの復旧やさまざまな重要物資の配布などの命を守るための活動をはじめ、安全な水と衛生や栄養と保健サービス、教育、子どもの保護、社会的保護などの分野での支援活動に取り組みます。

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■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念をさまざまな形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています。 https://www.unicef.org
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する32の国と地域を含みます

■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、32の先進国・地域にあるユニセフ国内委員会の一つで、日本国内において民間で唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 https://www.unicef.or.jp  

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