株式会社ジェイテクト(愛知県刈谷市)の取締役社長近藤禎人の2025年を迎えての挨拶の要旨を下記の通り掲載します。
明けましておめでとうございます。
本年も皆さまならびにご家族が健康で良い年を過ごされますことを心よりお祈り申し上げます。
2024年を振り返って
昨年を振り返るとあっという間の1年でした。
1月にトヨタ自動車からジェイテクトの顧問に就任した際には、トヨタ自動車時代からお世話になっていたジェイテクトに恩返しができるという思いと、経営者としての務めに向け、期待と不安とが重なる日々でした。
6月の株主総会を経て社長に就任し、第二期中期経営計画の策定に向け、ジェイテクトをどう成長させ飛躍させていくか、社内外の多くの方と議論を重ねました。その中で、ジェイテクトが持つ強み、すなわちコンピタンスを事業の枠を越えて活かすことが大事なのでは、という考えに辿りつきました。
このコンピタンスを活かし、ジェイテクトが目指すべき姿としてJTEKT Group 2030 Vision「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」を掲げました。
すでに、このVisionに沿い、それぞれのコンピタンスを掛け合わせた新たなソリューションの提案もすでに取り組み始めています。
ソリューション共創センターについて
第二期中期経営計画でも発表しました「ソリューション共創センター」をこの1月に開設しました。「ソリューション共創センター」略してソリセンは、Vision達成、すなわちソリューションプロバイダーへの変革のために不可欠な存在です。
世の中の困りごと、お客様の困りごと、社内の困りごとを解決するために、ジェイテクトグループのコンピタンスをつなぎ、さらには社外のコンピタンスをもつなぐ、for All のための by Allの組織です。
これからジェイテクトは多くの課題解決に向けて前向きなチャレンジ精神を持って、ソリセンを積極的に活用していきます。ソリセンが経験を積むことで、ソリセン自身も成長していくことが期待できます。第三期中期経営計画の時期にはソリセンとソリューションビジネスがジェイテクトグループの新しい事業の柱となれるようにしていきます。
2025年に向けて
ジェイテクトには“過去からのやり残した課題”もまだまだ多くあれば、”社会に貢献しながら成長できる伸びしろ"も多くあります。2025年は土台を盤石にすると共に、ジェイテクトグループ一人ひとりがたくさんのチャレンジをし、新たなソリューションを生み出せる、飛躍のためのジャンプ台を築く、そんな1年にしていきたいと考えています。
Joint Technology ジェイテクトはこれまでも「技術をつなぎ、世の中を笑顔」にしてきました。
これからさらにソリューションビジネスを加速させることで、2030年には「モノづくりとモノづくり設備で、モビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」になれると確信しています。
そのためにも、「Yes for All, by All みんなのためにみんなでやろう」を合言葉に全社一丸、そして仕入先や代理店の皆さまと一緒に、2025年も頑張っていきましょう!
株式会社ジェイテクト
https://www.jtekt.co.jp/