【LINEリサーチ】若年層の生成AI利用実態(2025年9月期) 「ふと気になったことを調べる」が3割半ばで最多

2025/12/09  LINEヤフー 株式会社 

LINEリサーチ、全国の15~24歳の男女を対象に、若年層の生成AI利用に関する調査を実施

LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)では、同社が保有する700万人以上の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営しています。

「LINEリサーチ」では、全国の15~24歳男女を対象に「生成AIサービスの利用とその内容」を継続的に確認していきます。今回は2025年9月期の調査結果を詳しくお伝えします。



※調査結果の詳細はLINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」でご覧いただけます。
https://lin.ee/W37oamW/pr

※本リリース内のグラフ画像につきましては、「プレスリリース素材ダウンロード」より、ご確認ください。

■SUMMARY
【ふだん生成AIでしていること(全体)】
生成AIの利用目的で最も多かったのは「ふと気になったことを調べる」。学習サポートや文章作成など勉強に関連する利用も3割超。また、雑談・相談など“心のよりどころ”としての使われ方もみられた。

【ふだん生成AIでしていること_目的分類まとめ(男女年齢別)】
ふだんの生成AIの利用頻度が高いのは、女性15~18歳と女性19~22歳で8割超と活発。一方、男女23~24歳では利用率がやや低め。
利用目的は、男女ともに15~18歳と19~22歳では「勉強/課題」、23~24歳では「調べもの」が最多

■ふだん生成AIでしていること(全体)



ふだん生成AI※を使う目的で最も多かったのは、「ふと気になったことを調べる」で36.1%でした。

※生成AIとは、学習データをもとに新たなテキストや画像、音声などを生成する人工知能の総称で、具体的なサービスとして「ChatGPT」「Gemini」「Perplexity」などがあります。

次に多かったのは、「勉強や課題のサポート/試験対策」「アイディア出し(宿題/課題やレポート用)」「文章の作成/添削/要約」といった勉強関連の使い方で、いずれも3割台となりました。学生が多い年代であることから、勉強シーンでの活用が目立ちます。

さらに、「暇つぶし/雑談」や「人間関係の相談」が続きます。

一方、若年層の約2割が「ふだん生成AIサービスは利用していない」こともわかりました。

■ふだん生成AIでしていること_目的分類まとめ(男女年齢別)

男女年齢別に生成AI利用状況をみると、女性15~18歳では、「利用していない」の割合が最も低く12.2%となり、利用率は87.8%と多くの人が利用していることがわかります。

続く19~22歳も男女ともに利用率が80%を超え、女子高校生と男女大学生の年齢層で特に活発に使われていることがわかります。

一方、若年層の中でも上の年齢層である男性23~24歳では「利用していない」が31.7%と他の年齢層より高く(利用率68.3%)、やや控えめな傾向がみられました。また、女性23~24歳もやや低めでした。

続いて、利用目的の項目分類ごとの傾向をみていきます。
学生が多い15~18歳、19~22歳では「勉強/課題」の利用が最も高く、男女とも5割を超えています。なかでも女性15~18歳は62.9%と高くなっています。
一方、社会人が増える23~24歳では「調べもの」が男女とも4割台で最多となり、年齢による違いがみられました。

また、「相談/アドバイス」は女性の利用が目立ち、とりわけ女性15~18歳と女性19~22歳では4割を超えており、生成AIがより身近な存在になっていることがわかります。





【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
実施時期:2025年9月1日~9月3日
有効回収数:4745サンプル
※回収比率は、[男性]15-18歳:19-22歳:23-24歳:[女性]15-18歳:19-22歳:23-24歳が2:2:1:2:2:1
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

【「LINEリサーチ」について】
「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、スマートフォン時代のリサーチプラットフォームです。700万人以上のアクティブモニターのうち10~29歳が約半数を占め※、学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能です。また、従来型の調査パネルと異なり、リサーチ興味度の薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的な意見を収集できます。LINEのプッシュ通知で配信するため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計を行っていることで、効果的に調査を実施することが可能です。
※2025年11月時点

「LINEリサーチ」公式サイト:https://www.lycbiz.com/jp/service/line-research/

「LINEリサーチ」では、四半期に1回行っている流行調査結果、また、過去に実施した調査の無料レポートを提供しています。ご希望の方は以下URLをご覧ください。

調査レポート・資料請求フォーム: https://biz.line-research.line.me/pr_dl

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