「正月はおせち」揺るがず 存続派98%、オール手作りも3%

2025/12/10  株式会社 朝日新聞社 

50代からのReライフプロジェクトで2026年お正月「おせち料理」意向調査

 株式会社朝日新聞社(代表取締役社長CEO:角田克)が運営する50代以上向けのメディア・コミュニティー「朝日新聞Reライフプロジェクト」は、「おせち料理」に関する現状についてアンケートを実施しました。Reライフプロジェクトのコミュニティー「読者会議」のメンバーを対象に、7月に実施した「おせち」試食会の応募者50~70代を中心に277人から回答を得ました。「食」や「健康」にも関心が高く、アクティブなReライフ世代のお正月の過ごし方やおせちについての考え方を探りました。


おせちイメージ写真

 お正月に「おせちはあったほうが良い」と考える人は98%に達し、96%の人が来年のお正月におせちを食べると回答。また、おせちの調達方法は「一部手作り+購入併用」が最多の46%で、全て手作りと回答した人は3%でした。購入金額は1万円~2万円未満が26.7%で、2万円~3万円未満が24.7%でした。購入先はスーパーマーケット(23.8%)や百貨店(23.1%)が中心でした。おせちの定番品の中で好きなものは黒豆、栗きんとん、伊達巻きが最も支持され、続いてローストビーフ、海老、数の子など肉と魚介が続きました。
1. おせちは必要98%、5人以上で食べるが39%で最多
1.お正月におせちはあったほうが良いですか?
 「あったほうが良い」「どちらかというとあったほうが良い」と回答した人が98%でした。 

正月におせちはあったほうが良いですか?

2.来年のお正月におせちを食べる機会があると思いますか?
 
「2026年もおせちを食べる予定」と回答した人が96%に達しました。

お正月におせちを食べる機会があると思いますか?

3.次のお正月のおせちは何人で食べる予定ですか?
 
回答者の世帯は2人世帯が43%と最多でしたが、正月におせちを食べる人数は5人以上と回答した人が39%でした。正月には家族や親戚と集まって食べることがうかがえます。

【左図】お正月のおせちは何人で食べる予定ですか?      【右図】回答者の世帯数

2.おせちを全て手作りする人は3%、購入額は1~3万円でスーパーや百貨店で購入が主流
1.次のお正月のおせちはどのように準備する予定ですか?
「一部手作り+購入併用」が46%で最多。家庭の味とプロの品質を両立させる“ハイブリッド志向”がうかがえました。また、全て手作りで準備すると回答したのは3%でした。

おせちはどのように準備する予定ですか?

2.おせちの購入金額予算を教えてください
「1万~3万円未満」(1万~2万未満が27%/2万~3万未満が25%)がボリュームゾーンでした。

おせちの購入金額予算を教えてください

3. おせちを購入する予定の方はどんなところで購入されますか?(複数回答可) 
 
購入先は「スーパーマーケット」(24%)、「百貨店・デパ地下」(23%)が中心でした。一方、流通チャネルの多様化とともに、消費者の選択肢が広がっていることがうかがえました。

どんなところで購入されますか?

4.おせちを購入する理由を教えてください(複数回答可。最大で3つまで)
 
おせち購入の理由として「手間がかかる」(24%)「種類をたくさん食べたい」(22%)「贅沢な気持ちを味わいたい」(15%)「プロの味を楽しみたい」(14%)などが上位にあがりました。

おせちを購入する理由を教えてください

3.好きなおせち上位3品は、黒豆、栗きんとん、伊達巻き
・おせちの定番品の中で好きなものはどれですか?(複数回答可)
黒豆、栗きんとん、伊達巻きが最も支持され、伝統的な甘味系が高い人気を示し、続いてローストビーフ、海老、数の子など肉と魚介が続きました。

おせちの定番品の中で好きなものはどれですか?(

おせちの思い出など(自由回答)
おせちやお正月の食事を準備するときに大切にしていることやおせちの思い出など自由にお書きください。
●今年はかまぼこで「ヘビ」をつくり、84歳~4歳まで家族の笑顔が見られました。御節料理の蓋を開けるとき、1年で一番最初に家族の歓喜が聞こえる瞬間で、これが私の貰うお年玉です。(東京都・50-54歳女性)
●子供の頃は、母が3重×2組のおせちを、ほぼ一人で作っていた。私と弟もごまめやさやえんどうの筋抜きなど細かいところを手伝っていた。さすがに6重ともなると、一部はほぼ冬休みが終わるまで残っていた。最近は妻が3重くらいのを作っている(一部はスーパーで購入したのを詰める)が、3が日くらいでなくなってしまって寂しい。(千葉県・60-64歳男性)
●元日の朝しか頂かないので、特別感のある少し高級なおせちを頼むのが毎年恒例です。数の子だけは自分で漬けます(市販品があまり好きでは無いので)。朝に初詣を済ました後おせちをゆっくりいただき〆にお雑煮をいただくのが毎年恒例です。(東京都・60-64歳女性)
●日ごろ料理を作ってくれる妻に感謝する意味もあり正月ぐらいはゆっくりと贅沢を味わいたいなと思いここ数年、おせちは専門店に頼んで家まで届けてもらっています。家族で今年はどこに頼むか決めるのも楽しみの一つになっています。(東京都・70-74歳男性)
●普段の食卓より華やかに、でも無理なく。確かにおせちには意味合いもあるのでそこは大切にするが全てを揃えようとせずその部分を購入で。そして手作りや単品をプラスして家族の好きなものを。市販の伊達巻をあまり好まないのですが、母がよく手作りしていて、私も。そして今は年末帰省した娘達がキッチンに立ちワイワイと作っています。この風景が好き。(東京都・65-60歳女性)
●おせちは、必ず家族と食べます。(海外に住んでいた時も、その土地のものを利用して、創りました。)おせちは、日本の伝統文化であり、本当に日本の良いものです。買うものも、ありますが、基本、自分でなるべく作ります。大変といえば、大変ですが、これを楽しみにしてくれている、子供や孫たちとおせちを食べるのが、我が家のお正月です。そろそろ、2026年の正月を考えましょう。(神奈川県・65-70歳女性)
●夫婦で楽しみながら作ります。(千葉県・70-74歳男性)

関連記事:【Reライフプロジェクト イベント報告】
おせち試食会に読者会議メンバー5人が参加 味の感想や正月の思い出など語り合い

*今回のアンケートは Reライフプロジェクトのコミュニティー「読者会議」のメンバーが対象で、7月に実施した「おせち」試食会の応募者50~70代を中心に277人が回答。
■調査期間は2025年6月30日~7月13日、有効回答は277人(男性36%、女性64%)。年代別の割合は40歳未満=2%、40-44歳=5%、45-49歳=6%、50-54歳=13%、55-59歳=12%、60-64歳=15%、65-69歳=18%、70-74歳=13%、75-79歳=10%、80歳以上=4%。

「朝日新聞Reライフプロジェクト」について
 50代以上のアクティブ世代が、人生後半も自分らしく、豊かに生きるための情報発信やコミュニティーを提供する読者参加型プロジェクトです。Reライフ.net(プロジェクト公式サイト)

 Reライフプロジェクトは、会員制コミュニティー「読者会議」のメンバーを対象に、健康や住まい、暮らし、働き方、学び方など、様々なテーマでアンケートを実施し、「Reライフ白書」(として公式サイトで公開しています。

【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】朝日新聞社メディア事業本部コンテンツ&コミュニティ部 Reライフプロジェクトチーム relife-info@asahi.com

他の画像

関連業界