生命史の中で起きた5回の大量絶滅に迫る「大絶滅展-生命史のビッグファイブ」名古屋展開催決定!

2025/12/12  ぴあ 株式会社 




名古屋市科学科(名古屋市中区)にて、2026年3月20日(金・祝)から2026年6月14日(日)まで、特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」を開催します。

生命が誕生してから40億年、地球上では幾度もの生命の危機が訪れました。それは主に地球外からやってきた小惑星の衝突や火山などの地球内部の活動によりもたらされましたが、ときに生命活動そのものが引き金になったこともあります。しかし生命は、その都度、したたかにそれらの危機を乗り越え、絶滅したグループに代わるグループが新たに繁栄することを繰り返すことで、多様性を増加させてきました。
言わば、大量絶滅は生命の繁栄を促した現象だと捉えることもできるのです。本展では、その中でも規模の大きかった5回の「大量絶滅」事変(通称「ビッグファイブ」)を、化石や岩石に残された様々な証拠から紐解き、「生き物たち」の生存をかけた進化の歴史を辿ります。

■開催概要
展覧会名      |特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」
          (Special Exhibition: Mass Extinctions―BIG FIVE)
会期        |2026年3月20日(金・祝)~2026年6月14日(日)
開館時間      |9時30分~17時 (入場は16時30分まで)
休館日       |月曜日、毎月第3金曜日、5月7日(木)
          ※3月20日(金・祝)、5月4日(月・祝)は開館
会場        |名古屋市科学館 理工館地下2階イベントホール
          〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2丁目17-1 芸術と科学の杜・白川公園内
主催        |名古屋市科学館、NHK名古屋放送局、NHKエンタープライズ中部、読売新聞社
特別協力      |国立科学博物館
入場料       |一般2,000円(1,800円)、大学生1,000円(800円)、小中高生500円(300円)
          ※未就学児無料 ※カッコ内は前売り料金
          ※上記料金でプラネタリウムを除く名古屋市科学館展示室もご覧いただけます。
お問合せ      |名古屋市科学館 052-201-4486
関連リンク     |公式サイト https://daizetsumetsu.jp

【監修】
矢部 淳 (総合監修、国立科学博物館 生命史研究部 進化古生物研究グループ長)
佐野 貴司 (国立科学博物館 理学研究部長)
甲能 直樹 (国立科学博物館 生命史研究部長)
重田 康成 (国立科学博物館 生命史研究部 環境変動史研究グループ長)
對比地 孝亘 (国立科学博物館 生命史研究部 進化古生物研究グループ 研究主幹)
木村由莉 (国立科学博物館 生命史研究部 進化古生物研究グループ 研究主幹)
齋藤 めぐみ (国立科学博物館 生命史研究部 環境変動史研究グループ 研究主幹)
久保田 好美 (国立科学博物館 生命史研究部 環境変動史研究グループ 研究主幹)
芳賀 拓真 (国立科学博物館 生命史研究部 環境変動史研究グループ 研究主幹)
三上 智之 (国立科学博物館 生命史研究部 日本学術振興会 特別研究員 PD)

【監修者メッセージ】
生命の歴史を大きく方向づけてきた「ビッグファイブ」は 、 現在 、 世界中の研究者が解明に取り組んでいる生命史研究上の大きなテーマです。小惑星の衝突により 恐竜が”絶滅”したことで一般にもよく知られる5回目の大量絶滅、中生代/新生代境界(K-Pg境界)の事変だけでなく、他の4回の事変についても、その概要が少しずつ理解されつつあります。本展では、科博の古生物研究者全員と火山の研究者が協力して、文字通り、私たちの知識と人脈をフル活用し、ビッグファイブの最新研究を紹介します。 中でも本展では、ビッグファイブのいくつかと深く関わるモロッコにおいてオルドビス紀末の絶滅前の世界を垣間見ることができる「フェゾウアタ化石群」や、デボン紀の巨大魚類ダンクルオステウスなどの発掘、三畳紀末の絶滅に関わる火山活動の調査なども実施しました。これらの世界初公開の調査結果をはじめ、本邦初公開となる標本・情報が満載です。ぜひ、ご期待ください。
総合監修 矢部 淳 (国立科学博物館 生命史研究 部 進化古生物 研究グループ長)

【ビッグファイブとは…】
生命の歴史の中で「進化」と「絶滅」は隣り合わせにある現象です。通常 、100万年ごとに10%程度 の種が絶滅すると考えられていますが、通常の絶滅とは異な って、短期間に75%以上もの分類群が絶滅したとされる現象(=大量絶滅)が過去に何度も起こっています。そのうち最も大きな5回の絶滅現象がビッグファイブです。ビッグファイブを境としてそれ以前と以降の生命の世界が大きく変わっため、それが次の新しい世界へと繋がる大きな原動力になったという考え方があります。
1 オルドビス紀末 約4億4400万年前
2 デボン紀後期 約3億8000万年前~約3億6000万年前
3 ペルム紀末 約2億5200万年前
4 三畳紀末 約2億100万年前
5 白亜紀末 約6600万年前
特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」の詳細情報に関しましては、今後随時プレスリリースを配信してまいります。 貴媒体での、本展のご紹介をご検討いただけますようお願い申し上げます。
ご多用中のところとは存じますが、今後も、「大絶滅展」を何卒宜しくお願い申し上げます。

【メディアに関してのご依頼】
ぴあ株式会社
E-Mail:chubu_c@pia.co.jp 担当:野本、松原

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