日本初、米Varonis社のデータセキュリティソリューションをCTCが提供開始

2025/12/12  伊藤忠テクノソリューションズ 株式会社 

企業内データの可視化・分類・管理を自動化し、生成AI時代の情報漏洩リスクを低減

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:新宮 達史、本社:東京都港区、略称:CTC)と、最先端のデータセキュリティを展開する米Varonis Systems, Inc.の日本法人Varonis Systems Japan株式会社(ジャパン・カントリーマネージャー:並木 俊宗、所在地:東京都千代田区、以下:Varonis)は、データセキュリティソリューション「Varonis Unified Data Security Platform」における国内初の提供に向けた協業を開始します。マルチクラウド、SaaS、オンプレミスの各環境に対応した単一プラットフォームで、生成AIの利用に伴う企業内データの情報漏洩リスクを低減します。大量データを扱うサービス事業者を中心に展開し、3年間で30億円の売上を目指します。

近年、生成AIやAIエージェントの本格的な活用が進む中、企業内のデータ全体を可視化・分類・管理する必要性が高まっています。一方、インフラ中心の従来のセキュリティ対策では、十分な対応が困難なケースも多く、データ自体の管理を含む、より包括的なセキュリティ強化が求められています。

Varonis Unified Data Security Platformは、データに対して個人識別情報や社外秘・契約文書などの機密性に応じたラベルを自動付与します。未整備または古い機密情報ファイルなどのラベル設定を適正化し、データアクセスのガバナンスポリシーに違反する権限設定の検知と自動修正を行います。
さらに、生成AIの利用に伴う情報漏洩などのリスクにも対応し、NGワード(不適切な語句)を含むプロンプト(AIへの指示文)の検知や、生成AIがアクセス可能なデータの制限などを通じた安全な運用支援します。また、ユーザの行動を分析する機能(UEBA:User and Entity Behavior Analytics)により、データへのアクセス履歴や頻度を分析し、疑わしい挙動を検知します。従来のエンドポイントに対するセキュリティ対策では見逃されがちな機密データへの不正アクセスによる漏洩を防止します。

CTCは、多様な業種に向けたITシステム構築の豊富な経験を有し、お客様の事業や業務の特性に応じた大量データの管理や高度なAI活用に向けたインフラ提供で培ったノウハウを強みとしています。
Varonisは、データセキュリティ分野の高度な製品技術と専門知識を有しており、重要なデータを保護するソリューションを海外で提供しています。同社は2025年8月に日本法人を設立し、国内初の公式認定パートナーにCTCを選定しました。
今回の協業により両社の強みを組み合わせることで、お客様による生成AI時代に対応した安心安全なデータ活用環境の整備を支援します。

今後も両社は、SIサービスと高度なデータセキュリティ技術を連携し、企業のデータセキュリティを包括的に支援します。データの整理からセキュリティ設計、最適なAIモデルの選定まで一貫したサポートを提供し、国内市場での情報漏洩対策と安全なデータ活用に貢献していきます。

<データセキュリティソリューション「Varonis Unified Data Security Platform」イメージ>



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以上

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)
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