農地・多雪地・遊休地に対応する垂直太陽光架台「UP-Stand」が、特許取得

2025/12/16　ＵｐｓｏｌａｒＪａｐａｎ　株式会社　

設置場所の制約を超え、太陽光発電の新たな選択肢を提供

アップソーラージャパン株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：李晟平、以下「当社」）は、当社が開発・販売する垂直太陽光架台「UP-Stand」に関する技術について、特許登録が完了したことをお知らせいたします。
本特許は、限られた設置スペースや多雪地域など、従来の傾斜設置型太陽光発電では導入が困難であった条件下においても、安定した設置と実用的な発電を可能にする架台構造に関するものです。
■ 特許概要
- 特許番号：特許第7779594号
- 特許登録日：令和7年11月25日
- 発明の名称：太陽光発電装置

1．特許技術の概要

「UP-Stand」は、太陽光モジュールを地面に対して垂直方向に設置する構造を採用した太陽光架台システムです。
本特許では、以下の点が技術的特長として評価されました。
- 垂直設置においても高い安定性を確保する架台構造
- 積雪荷重の影響を受けにくい設計
- 営農・駐車場・フェンスなど多用途展開を前提とした設置自由度
- 保守・点検作業のしやすさを考慮した構成

これにより、農地・遊休地・多雪地域・建築物周辺空間など、これまで太陽光発電の導入が難しかった場所への設置を可能にします。

2．今後の展開

垂直太陽光架台「UP-Stand」を採用した第一号案件が2025年12月に竣工予定となっております。
本案件については、竣工後の運転実績を踏まえ、年明けに改めてご紹介する予定です。
また現在、全国各地においてUP-Standの導入に向けた多数の提案・検討案件が進行中です。
当社は本特許取得を契機として、以下の取り組みを加速してまいります。
- 多雪地域・狭小地向け垂直太陽光案件の拡大
- 農地・牧場・駐車場・工業団地など、多用途に対応した標準設計パッケージの整備
- 垂直太陽光 × 陸屋根太陽光 × 蓄電池・EV充電設備等を組み合わせた新たな価値提案

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3．UP-Standがもたらす価値

１.土地制約のある場所でも太陽光発電を導入可能に
垂直設置により占有面積を抑え、狭小地や敷地境界、駐車場周辺など、これまで太陽光発電の導入が難しかった場所への設置を可能にします。
２.電力価値の高い時間帯に発電ピークをシフト
東西向きに両面発電パネルを設置することで、発電ピークを朝夕に分散。
卸電力市場において価格が高い時間帯の発電量を確保し、「量」だけでなく「価値」を重視した発電を目指します。
３. 多雪地域・寒冷地での導入障壁を低減
垂直設置によりパネル面への積雪を抑制し、積雪荷重による倒壊リスクや発電低下リスクを軽減します。
４. 多様な活用シーンに対応
日射条件と作業動線を両立しやすい構造により、営農型太陽光発電、牧場、駐車場フェンス、敷地境界設備など、複数機能を兼ね備えた設備として活用が可能です。
製品仕様、対応パネルサイズ、設置条件等の詳細は、下記製品ページをご覧ください。
垂直太陽光架台「UP-Stand」

4．会社概要

会社名：アップソーラージャパン株式会社
所在地：〒101-0061
　東京都千代田区神田三崎町2-18-5
　水道橋 BUSINESS CUBE 9階
代表者：代表取締役　李晟平
設立：2010年8月
事業内容：
　・太陽光発電用モジュール・架台の製造販売
　・太陽光発電システムの設計・調達・技術サポート
　・太陽光発電システム関連製品の販売ほか
URL：https://www.upsolar.co.jp/