司法書士業界にもAIリサーチの波――司法書士法人丸山洋一郎事務所が「Legalscape」を導入

2025/12/18  株式会社 Legalscape 

~司法書士業界のDXを推進~

 株式会社Legalscape(本社:東京都文京区、代表取締役社長・最高経営責任者:八木田 樹、以下リーガルスケープ)は、司法書士法人丸山洋一郎事務所(所在地:愛知県名古屋市、代表司法書士:丸山 洋一郎)におけるAIリーガルリサーチサービス「Legalscape」の導入事例を公開しました。



 司法書士業界では、紙やFAXを中心とした業務慣行が残存する一方、社会の変化に対応するためのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進が課題となっています。リーガルスケープは、AIリサーチサービスの提供を通じて、こうした業界課題の解決および司法書士の業務効率化を支援します。
参考:AIリサーチで生産性が飛躍的に向上。Legalscapeは司法書士にも欠かせないツールに

■ 導入の背景:司法書士業界のDXと専門業務におけるリサーチ負担

 司法書士法人丸山洋一郎事務所は、スタートアップ企業や上場企業の登記手続きを専門分野としています。
 同事務所の丸山代表司法書士は、司法書士業界の現状について「銀行や不動産会社とのやり取りでは、いまだにFAXが欠かせないなどアナログな側面が残っており、社会の変化から取り残されかねない。司法書士が社会でより広く活躍していくためには、テクノロジーを活用したDXの推進が不可欠」と指摘します。
 一方で、同事務所は専門性の高い業務を遂行するため、従来から国会図書館や大学図書館の文献を取り寄せるなどリサーチ業務に注力してきましたが、文献調査の移動時間や手続きが業務負担となっていました。

■ AI活用による専門業務の効率化

 こうした課題に対し、同事務所は「Legalscape」の導入を決定しました。決め手は以下の点です。
- 専門文献の網羅性: 商業登記の実務に用いる商事法務の書籍や、入手が困難な専門書が充実している点。
- AI機能の精度: リサーチAI機能「Watson & Holmes」が、質問の意図を汲み取り、根拠となる文献を明確に提示する点。

現在、契約書チェック時に生じる専門的な疑問(例:「海外在住者への税制適格ストックオプション発行時の注意点」など)の調査や、書籍執筆の参考文献検索にAIを活用しています。

■ 導入による成果

 「Legalscape」の導入により、同事務所は以下の成果を報告しています。
- 業務アウトプットの向上: 書類作成と並行してAIによるリサーチが可能となり、業務時間内でのアウトプットの質と量が向上しました。
- 顧客対応の迅速化: 顧客からの相談(正式依頼前を含む)に対し、AI機能を活用して初期回答を迅速に用意できるようになり、顧客満足度の向上に貢献しています。
- 資料管理の効率化: 従来、紙で管理していた資料をPDFとして案件フォルダに格納できるようになり、業務全体の円滑化を実現しました。

■ 司法書士法人丸山洋一郎事務所 代表司法書士 丸山 洋一郎氏のコメント

 「(Legalscape導入後も)最終的には司法書士自身が判断し、お客様の課題に応えることが本分です。AIの出力をそのまま用いることはありませんが、それを入口に参考文献を精査することで、より正確な判断が下せるようになりました。 まずは私自身がリーガルテックを積極的に活用し、そこで得た知見を同業者に共有することで、業界全体の活性化に貢献していければ幸いです。」
【司法書士法人丸山洋一郎事務所について】
事務所名: 司法書士法人丸山洋一郎事務所
代表者名: 代表司法書士 丸山 洋一郎
所在地 : 愛知県名古屋市中区錦一丁目8番43号 第一錦橋ビル5階
設立  : 2022年1月
事業内容: 商業登記(スタートアップ・上場企業支援)、事業承継支援、不動産登記など
公式サイト: https://www.maruyama-shihou.com/

【リーガルリサーチプラットフォーム「Legalscape(リーガルスケープ)」について】

 「Legalscape(リーガルスケープ)」は、2021年6月より提供を開始したリーガルリサーチプラットフォームです。あなたに必要な法情報を瞬時に要約し、知りたい法情報に最速でアクセスできます。

▼「Legalscape(リーガルスケープ)」サービスサイト
https://www.legalscape.jp/

▼サービスの資料ダウンロード
「Legalscape(リーガルスケープ)」の詳細資料はこちらからダウンロードできます
https://www.legalscape.jp/contact

 2023年9月には生成AIと弊社独自の自然言語処理技術を組み合わせたAIリサーチ機能を日本で初めて導入。書籍・法令・ガイドラインなどが一目で見渡せるその次世代的な体験や、業界最大級のコンテンツ (4,000冊以上の書籍を含む、計40,000件超) を利用できる点などをご評価いただき、五大法律事務所や、大手企業法務部、地域密着の法律事務所、社労士事務所や司法書士事務所など、全国の法務パーソンにご愛顧いただいております。

【株式会社Legalscapeについて】

 株式会社Legalscapeは、テクノロジーの力で法律業務を進化させるリーガルテック企業です。
  「すべての法情報を見渡す景色を描き出す」というミッションのもと、業界最大級の法律情報データベースと独自AIを活用し、法務実務の効率化と高度化を目指しています。
森・濱田松本法律事務所との協業や法律文書の構造化に関する特許取得等、法律業界との強固なネットワークと自社の先進的な技術知見を背景に、2021年には主力サービスであるリーガルリサーチプラットフォーム「Legalscape」を正式リリースしました。
 また、公的な取り組みにも参画しており、日弁連法務研究財団「民事判決情報データベース化検討PT」やデジタル臨調「法制事務のデジタル化検討チーム」への参画を通じ、法律情報の整備やデジタル化の推進にも貢献しています。
 さらに、2025年には生成AIを活用した独自AIが司法試験の選択式全科目で満点水準を達成し、高度な技術力を証明しました。これからも、最先端のテクノロジーと法情報を融合させ、法務実務の新しいスタンダードを創造してまいります。

株式会社Legalscape 会社概要
社名   :株式会社Legalscape(リーガルスケープ)
所在地  :東大前オフィス(本社)
      〒113-0023 東京都文京区向丘二丁目3番10号 東大前HiRAKU GATE 8階
      虎ノ門オフィス
      〒105-0001 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 住友不動産虎ノ門タワー6階
      グロース虎ノ門 Room 6
設立   :2017年9月14日
代表   :代表取締役社長・最高経営責任者 八木田 樹
URL   :https://www.legalscape.jp/corp

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