【イベントレポート】パンチ工業と盛岡セイコー工業株式会社がダイバーシティの事例交換交流会を実施

2025/12/24  パンチ工業 株式会社 

2025年12月8日に、パンチ工業株式会社の北上工場(岩手県)にて、盛岡セイコー工業株式会社(以下、盛岡セイコー)とダイバーシティについての事例交換交流会を行いました。このイベントは両社の社員研修を担当している株式会社aiびじねす(以下、aiびじねす)主催で行われ、当日はaiびじねすより講師の中村 夢美子様のほか、盛岡セイコーより7名が来社し、会議室で各社の取組み事例を交換したほか、北上工場の製造現場の様子を見学いただきました。

【イベントレポート】

■第一部:開会・事例交換会
両社のダイバーシティへの取組み事例をプレゼンし、それに対する質疑応答も行いました。パンチ工業は女性活躍推進法に基づく行動計画や、社内風土を改革するための取組みなどを発表。盛岡セイコーは時短・子の看護休暇制度など充実した子育て支援施策や、女性管理職積極登用のための取組みなどを発表しました。






・パンチ工業への質問(一部抜粋)
Q. 社内イベント等に興味を持ってもらうためにどのような取組みをしていますか?

A.とにかく拠点内の様々なところに掲示をおこなったほか、社員だけでなく家族参加イベントにするなど楽しめるように工夫しました。2025年10月に行った北上工場・宮古工場(岩手県)の合同バーベキューイベントには、総勢155名もの社員とその家族が参加しました。


Q. 離職率の低下、エンゲージメント向上のための取組みは何をしていますか?

A. 社内研修を担当している「パンチアカデミー」では、今年度「関係の質の向上」をテーマに様々な研修を開催しています。部門の垣根を越えて質の高い関係性を築くことで一定の貢献はできると考えますが、エンゲージメント向上は社員全員で考えるものと認識しています。人事制度の改定なども含め、模索している最中です。

■第二部:北上工場見学
パンチ工業の国内マザー工場である北上工場の製造現場を見学いただきました。当日は、さまざまな工作機械をご覧いただき、精密加工の技術や品質に関して、当社の技術力の理解を深めていただきました。また、盛岡セイコーの自社工場との比較を通じて、有意義な意見交換の機会となりました。






■イベント開催の経緯

パンチ工業と盛岡セイコーには、「拠点が岩手県にある」「同業種で同程度の企業規模(単体で社員数約700名)」「社員の男女比率が同程度(女性比率約25%)」等の共通点があります。そこで、aiびじねすより情報交換の機会をいただいたことをきっかけに交流が始まりました。企業内での女性活躍推進は急務とされている一方、各企業における女性活躍はなかなか進まない現状である中、双方の取組み事例を学び、両社のダイバーシティが一層進む契機になるようイベントを開催。第一弾として2025年2月にも同テーマで交流会を行っており、盛岡セイコーの工場を見学させていただきました。

【パンチ工業のDE&I推進】

パンチ工業は、2025年5月に創業後初となる長期ビジョン、「Vision60」を策定しました。これは、当社が2025年に創業50周年を迎え、10年後の60周年に向けて企業としての「ありたい姿」を定めたものです。
「Vision60」では、10年後に向けた経営方針を発表すると同時に、「多様な人財が自律的に活躍し、信頼とつながりに基づく職場文化の中で、企業価値最大化に貢献する組織」を人的資本経営のありたい姿として掲げています。男女共同参画に関わる「DE&I推進」も当社の目指す人的資本経営の柱となっています。

■女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画
育児や介護の制約のある社員を含め、多様な社員の能力を最大限引き出し、一人ひとりが能力を発揮できる就業環境の整備を行うために様々な行動指針を設定しています。女性管理職比率を2030年までにできるだけ女性在籍比率に近づけること、男性の1週間以上の育児休業取得率を2030年までに75%以上にすることなどを目標値に掲げ、研修や育児とキャリアの両立支援などの施策を行っています。

当社の女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画は、以下サイトより閲覧できます。

厚生労働省 女性の活躍推進企業データベース
https://positive-ryouritsu.mhlw.go.jp/positivedb/detail?id=570


■女性社員ステップアップ研修
女性役職者育成強化の一環として、また、部署を超えたネットワークの形成、コミュニケーションの醸成などを目的に開催しています。例年オンラインで開催していましたが、参加者同士の距離が縮まりにくいことなどの課題があり、今年度は対面に変更。参加者からは「チャレンジする意欲が高まった」「他部署との交流を通じて視野が広がった」などの感想が上がりました。






【盛岡セイコー工業株式会社について】

時計事業や電子デバイス、スポーツなどのタイム計測機器など、幅広い精密機器事業を手掛けるセイコーグループのグループ会社で、ウオッチおよび同部分品を中心に時計事業を展開しています。岩手県雫石町に位置しており、機械式腕時計等に組み込まれる精密部品の製造から組み立てまで一貫製造を行っています。

【パンチ工業株式会社 会社概要】

パンチ工業は、精密金型部品、自動化装置及びその周辺部品等の製造・販売を行っています。金型部品とは、自動車やスマートフォンなどの製品を速く、均一に、たくさん生産するために必要な「金型」という装置に組み込まれる部品のことをいい、現代の豊かな生活を見えないところで支えています。パンチ工業は精密な金属加工技術に高い評価をいただいており、特注金型部品では世界シェア1位(当社推計)となっています。
また、製造現場を自動化する「ファクトリーオートメーション(FA)」分野にも注力しており、金型部品事業で培った高い技術力を生かしつつ、着実に実績を伸ばしています。
パンチグループのパーパスである「ものづくりによる信頼、真摯な技術、自由な創造力で、次世代の豊かな未来をカタチづくる」のもと、今後も世界のものづくりを縁の下で支えてまいります。

社名:パンチ工業株式会社
代表:代表取締役/社長執行役員 森久保 哲司
所在地:東京都品川区南大井6丁目22番7号 大森ベルポートE館5階
上場:東京証券取引所 スタンダード市場(6165)
創業:1975年
売上高:408億円(連結・2025年3月期)
従業員:3,463名(連結・2025年3月末)
企業サイト:https://www.punch.co.jp/
公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@punchindustry_official
事業内容:金型部品、自動化装置及びその周辺部品、特注機械部品等の製造・販売

社名に込められた意味:
創業の製品であるプリント基板用穴あけパンチの「パンチ」と、活力にあふれた「パンチ」の効いた会社という意味が込められています。

会社ロゴマークに込められた意味:
ゲンコツマークは「商品である金型用パンチ/ピンと企業としての勢い」、斜線は「稲妻のごとく業界に新風を送らんとする」意気込みを表現しています。





<お問合せ先>
パンチ工業株式会社 コーポレート・コミュニケーション室 広報IR課
電話番号:03-5753-3130
メール :info-corp@punch.co.jp

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