再生医療は「気になる」から「知っておきたい」へ―脳卒中後遺症やALSなど神経疾患への意識調査(再生医療のひとのわメディカル調べ)

2026/04/27  ひとのわメディカル 

https://hitonowa-medical.com/ 再生医療と神経リハビリのひとのわメディカルが再生医療への関心の広がりと一般の人が求める情報の現在地を徹底調査!

脳卒中後遺症(脳梗塞・脳出血)やALSなどの神経疾患は、治療だけでなく、その後の生活やリハビリ、家族の支え方まで含めて長く向き合っていくことが少なくありません。そうした中で近年、再生医療(歯髄幹細胞培養上清液の治療)は新たな可能性のひとつとして注目されています。一方で、言葉は知っていても、実際にどのような治療なのか、どこまで期待できるのかまでは十分に知られていないのが実情です。

特に一般の人にとっては、再生医療は専門性が高く、少し難しく感じられやすい分野でもあります。だからこそ、「気になるけれどよくわからない」「期待はあるが不安もある」といった受け止め方が生まれやすく、わかりやすく正確な情報がこれまで以上に求められているといえるでしょう。

そこで、再生医療と神経リハビリのひとのわメディカルhttps://hitonowa-medical.com/ )は、「再生医療(歯髄幹細胞培養上清液の治療)による脳卒中後遺症(脳梗塞・脳出血)やALSなど神経疾患のサポートに関する意識調査」を実施しました。再生医療にどのような関心が寄せられているのか、何が期待され、どのような情報が求められているのかを多角的に探っています。

本記事では、調査結果をもとに、再生医療への期待と不安、そして一般の人が本当に知りたい情報がどこにあるのかを読み解いていきます。本調査が、神経疾患領域における再生医療の現在地を理解する一助となれば幸いです。
目次
 1.神経領域で再生医療が治療のサポートとして研究・活用されていることについて
 2.神経疾患領域での再生医療に対して「期待したい」と感じる点
 3.前向きに検討・相談するためにあると安心できる情報や体制
 4.神経疾患に対する再生医療についてどのような情報発信があると理解しやすいか
 5.再生医療で身近な治療ができることを知っていますか
 6.広がる期待、これから深まる再生医療の理解




Q1.脳卒中後遺症(脳梗塞・脳出血)やALS、パーキンソン病、アルツハイマー、うつ病などの神経領域で、再生医療(歯髄幹細胞培養上清液の治療)が治療のサポートとして研究・活用されていることについて、あなたの関心度を教えてください。




- 「ある程度関心がある」が39.5%(79人)で最も多く、「とても関心がある」の12.0%(24人)を合わせると、再生医療に関心を持つ人は51.5%(103人)と半数を超えました。この結果からは、再生医療が専門家だけの話ではなく、一般の人にとっても気になる医療テーマとして受け止められ始めていることがうかがえます。
- 特に、脳卒中後遺症やALSのように、長期的なケアが必要な疾患を考えると、少しでも回復や機能改善につながる可能性のある新しい選択肢に期待が集まりやすいと考えられます。
- 一方で、最も多かったのが「とても関心がある」ではなく「ある程度関心がある」である点も重要です。これは、再生医療に前向きな印象はあっても、治療内容や安全性、費用、実用化の範囲まで十分に理解している人はまだ多くないことを示している可能性があります。つまり、強い関心というより、「気にはなるが、まだよく知らない」と感じている人が多いとみられます。
- また、「どちらともいえない」が23.5%(47人)を占めていることからも、判断を保留している層の存在が目立ちます。再生医療という言葉に先進的な印象がある一方で、自分や家族にどう関係するのかが見えにくいことも背景にありそうです。特に神経疾患では、研究段階の話と実際に受けられる治療の違いが伝わりにくく、関心を持ちきれない人もいると考えられます。

Q2.神経疾患領域での再生医療に対して、あなたが「期待したい」と感じる点はどれですか。(複数回答可:注1)


注1:本設問は複数選択式ですが選択肢は2つまでに制限しています。これにより、神経疾患領域での再生医療に対して期待したいと感じる点をより明確に把握できるようにしています。

- 「まだ自分事ではないが将来に備えて知っておきたい」が29.5%(59人)で最も多く、神経疾患領域での再生医療が、今すぐ治療を考える人だけでなく、将来への備えとしても関心を集めていることがわかります。再生医療は専門性の高い分野という印象を持たれやすい一方で、年齢を重ねることや家族の健康を意識する中で、必要になったときに備えてあらかじめ知っておきたいと考える人が少なくないことがうかがえます。
- 次いで、「回復やリハビリの後押しになる可能性」は24.0%(48人)、「既存治療と組み合わせて治療の幅が広がる可能性」は22.5%(45人)、「家族を含めた生活面の負担が軽くなる可能性」は20.0%(40人)でした。こうした結果からは、再生医療に対して単独で大きな効果を期待するというより、今ある治療やリハビリを支えながら、本人や家族の生活に少しでも前向きな変化をもたらすことが期待されていると考えられます。特に神経疾患は、治療だけでなく、その後の生活や介護にも影響が及びやすいため、医療面と生活面の両方から期待が寄せられている点が特徴的です。
- また、「進行性の病気でも『選択肢』が増えること自体への期待」は19.5%(39人)、「症状や日常生活の困りごとが軽くなる可能性」は18.5%(37人)でした。ここからは、症状そのものの改善だけでなく、これまで限られていた対応の幅が広がることにも前向きな受け止めがあることがわかります。治療法が限られる病気では、「選べる可能性がある」ということ自体が安心感につながるため、再生医療に対しても新たな希望として関心が向けられているとみられます。
- 一方で、「QOL(生活の質)の維持・向上につながる可能性」は12.5%(25人)でした。生活の質の維持や向上は重要なテーマですが、今回の結果では、「回復」や「治療の幅が広がる」といった、より変化をイメージしやすい項目に関心が集まる傾向が見られました。

Q3.神経疾患の再生医療について、前向きに検討・相談するために「あると安心できる情報/体制」はどれですか。(複数回答可:注2)


注2:本設問は複数選択式ですが選択肢は2つまでに制限しています。これにより、前向きに検討・相談するためにあると安心できる情報/体制をより明確に把握できるようにしています。

- 「費用の総額・追加費用の有無など料金が明確」が47.0%(94人)で最も多く、前向きに検討・相談するうえでは、まず金額面の不安を解消できるかどうかが大きなポイントになっていることがわかります。再生医療は先進的な治療という印象が強い一方で、一般の人にとっては費用の全体像が見えにくく、検討のハードルになりやすい分野です。そのため、治療そのものへの期待だけでなく、実際にどこまで費用がかかるのかを事前に明確に知りたいというニーズが強く表れた結果といえます。
- 次いで、「医師が適応を丁寧に判断し期待できる範囲も含めて説明してくれる」は34.5%(69人)、「治療の流れ(期間・通院回数・実施内容)が具体的に分かる」は30.5%(61人)でした。この結果からは、単に治療法の名前を知るだけでは不十分で、自分に合うのか、どこまで期待できるのか、どのような流れで進むのかまで具体的に理解できて初めて安心につながることがうかがえます。特に神経疾患では症状や進行の程度に個人差があるため、一般論ではなく、自分の状態に合った説明を求める声が強いと考えられます。
- また、「症例の紹介(良い点だけでなく個人差も含めて理解できる)」は16.0%(32人)、「治療後のフォロー体制(経過観察・相談窓口)が整っている」は15.5%(31人)、「科学的根拠の説明(研究データや検証の内容が分かる)」は13.0%(26人)、「特定臨床研究など安全性・有効性を確認する取り組みの説明」は12.5%(25人)でした。こうした項目が一定数選ばれていることから、治療前の期待だけでなく、治療後まで見据えた支援体制や、納得して判断するための裏付けとなる情報も重視されていることがわかります。特に症例紹介では、良い面だけでなく個人差も含めて知りたいという点に、過度な期待を避けながら現実的に判断したい意識が表れているようです。
- 一方で、「事前相談(オンライン相談・カウンセリングなど)がしやすい」は4.5%(9人)にとどまりました。相談のしやすさそのものよりも、その前提となる費用、適応、治療内容といった判断材料が十分にそろっていることのほうが、安心感につながりやすいと受け止められている可能性があります。

Q4.神経疾患に対する再生医療について、どのような情報発信があると理解しやすいと感じますか。(複数回答可:注3)


注3:本設問は複数選択式ですが選択肢は2つまでに制限しています。これにより、どのような情報発信があると理解しやすいかをより明確に把握できるようにしています。

- 「メリットだけでなく限界や個人差も含めた説明」が38.5%(77人)で最も多く、神経疾患に対する再生医療については、良い面だけを強調した情報発信よりも、できることとできないことの両方がわかる、バランスの取れた説明が求められていることがわかります。再生医療は期待の大きい分野だからこそ、過度な期待をあおるのではなく、現時点での限界や治療効果の個人差まで含めて伝えてほしいと考える人が多いようです。
- 次いで、「医師による分かりやすい解説動画」は32.0%(64人)、「実際の症例紹介(Before/Afterを含む)」は28.5%(57人)でした。この結果からは、専門性の高い内容であっても、信頼できる立場の人がわかりやすく説明してくれることや、治療後の変化を具体的にイメージできる情報が理解につながりやすいことがうかがえます。特に再生医療は、文字だけでは伝わりにくい内容も多いため、動画や症例のように視覚的に把握しやすい発信が求められていると考えられます。
- また、「明瞭会計」は23.5%(47人)、「科学的な仕組みを噛み砕いた説明」は21.5%(43人)でした。情報のわかりやすさというと治療内容そのものに目が向きがちですが、実際には費用面がはっきりしていることや、専門的な仕組みを一般の人にも理解できる形で説明してもらえることも、安心して情報を受け取るうえで重要視されていることがわかります。内容の正確さに加えて、生活者の目線で整理されているかどうかも、理解しやすさを左右する大きな要素といえそうです。
- 一方で、「患者・家族の体験談」は6.5%(13人)、「Q&A形式の情報」は4.5%(9人)にとどまりました。体験談やQ&Aが不要というよりも、まずは医師による説明や症例紹介、限界も含めた客観的な情報を優先したいと考える人が多かったとみられます。

Q5.再生医療のことをご存知ですか。再生医療で身近な治療ができることを知っていますか。




- 「聞いたことはあるが、詳しくは知らない」が56.0%(112人)で過半数を占め、再生医療という言葉自体は広く知られつつある一方で、内容まで十分に理解されているとは言い切れない状況が見えてきます。名前の認知は進んでいても、どのような治療があり、実際にどの分野で活用されているのかまでは浸透していない人が多いことがうかがえます。
- 「名前は知っているが、実際に受けられる治療があることは知らなかった(美容のみ知っていた)」は15.0%(30人)でした。この結果からは、再生医療という言葉に触れた経験があっても、その中身については美容医療のイメージにとどまっている人が一定数いることがわかります。神経疾患を含む治療の選択肢として再生医療が検討されていることは、まだ十分に知られていないようです。
- また、「まったく知らない」は14.5%(29人)でした。再生医療という言葉そのものが、まだ一部の人には身近ではないことも示されており、情報発信においては、いきなり専門的な内容に入るのではなく、まずは再生医療とは何かを基礎からわかりやすく伝える入り口づくりも重要だと考えられます。
- 一方で、「名前は知っており、治療として受けられることも知っている」は12.5%(25人)、「内容も理解しており、実際に受けられる治療があることも知っている」は2.0%(4人)にとどまりました。つまり、再生医療についてある程度理解したうえで認識している層はまだ限られており、言葉の認知と内容の理解の間には大きな差があるといえそうです。

6.広がる期待、これから深まる再生医療の理解

今回の調査からは、神経疾患領域における再生医療が、少しずつ身近なテーマとして受け止められ始めていることがうかがえました。再生医療という言葉自体は広まりつつある一方で、その内容までしっかり理解している人はまだ多くなく、「気になってはいるけれど、詳しくはわからない」という人が多いことも見えてきます。関心はあるものの、具体的な情報に触れる機会がまだ十分ではないというのが、今の実情なのかもしれません。

また、再生医療に寄せられている期待は、単に新しい治療としての目新しさだけではなく、今ある治療やリハビリを支える選択肢としての現実的な希望に向けられていました。症状そのものへのアプローチに加えて、日常生活の負担や家族の不安が少しでも軽くなることを望む声が見られた点も印象的です。その一方で、前向きに考えるためには、費用や治療の流れ、どこまで期待できるのかといった、具体的でわかりやすい情報が欠かせないと考えられていることもわかりました。

こうした結果を踏まえると、これから大切になるのは、再生医療を特別なものとして遠くから語るのではなく、一般の人にもわかる言葉で、正確に、そして現実に即して伝えていくことだといえそうです。知るきっかけが増え、理解が深まることで、再生医療はより自分ごととして受け止められるようになっていくはずです。

再生医療についてさらに詳しく知りたい方や、神経疾患に対する治療の選択肢をもっと知りたい方は、ひとのわメディカルの公式サイトにあるコラムなどもあわせて参考にしてみてください。
ひとのわメディカルのコラムはこちら!

調査概要

調査日: 2026年2月16日
調査対象地域: 全国
調査機関: Freeasy
調査方法: オンラインアンケート調査
調査対象・人数: 60~99歳の男女200名
<<調査結果の利用条件>>
- 情報の出典元として「再生医療と神経リハビリのひとのわメディカル」を明記してください。
- ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:
https://hitonowa-medical.com/
https://hitonowa-medical.com/about/regenerative

ひとのわメディカルについて

ひとのわメディカルは、東京都千代田区六番町にある再生医療クリニックです。

「患者様に寄り添い、一緒に病気に向き合う」ことを理念に掲げ、脳卒中後遺症、ALS、アルツハイマー型認知症などの神経疾患に対し、幹細胞培養上清液を活用した再生医療を提供しています。

電話やWEBから相談・来院予約ができる体制も案内されています。

Point(1)再生医療と神経リハビリを組み合わせた総合的な治療

ひとのわメディカルでは、幹細胞培養上清液を用いた再生医療に加え、ロボットリハビリ「HAL」やVRリハビリ「カグラ」を組み合わせた総合的な治療を提供しています。再生医療だけでなく、機能回復を支えるリハビリまで含めて提案している点が特長です。

Point(2)患者一人ひとりに寄り添った治療提案と分かりやすい案内

同院では、患者一人ひとりの状況に寄り添いながら、QOL(生活の質)の維持・向上も見据えた治療の選択肢を案内しています。また、公式サイトでは再生医療やリハビリテーションに関する費用案内ページを設け、治療費を明確に伝える方針も示しています。

Point(3)研究と安全性への取り組みも発信

ひとのわメディカルは、第二種再生医療等提供計画を届け出たうえで治療を行っており、ALS患者を対象とした臨床研究・特定臨床研究の実施についても案内しています。さらに、乳歯由来の幹細胞培養上清液に特化し、提携する細胞加工施設(CPC)と連携した安全管理体制についても情報を公開しています。

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ひとのわメディカル概要

商号  :ひとのわメディカル
代表者 :瀬田 康弘
所在地 :東京都千代田区六番町1番7号 K .PLAZA2階
HP    :https://hitonowa-medical.com/
事業内容:
○再生医療 ○神経リハビリ
○第二種再生医療等提供計画 (計画番号:PB3230261)
○ALS臨床研究の実施 (jRCT番号:jRCT031230731)
○ALS特定臨床研究の実施 (jRCT番号:jRCTs031230731)

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