27年卒大学生のエントリーシート平均提出数は13社、通過率は6割。エントリーシートが「必要」と思う学生は7割以上。一方、「AIの活用で見極めが難しくなる」ため不要という声も
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:粟井俊介)は、2027 年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ2027年卒大学生キャリア意向調査5月<エントリーシート>」の結果を発表しました。

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TOPICS】
◆ 9割以上の学生が、エントリーシート提出経験あり。平均提出数は13.7社で、平均通過率は61.4%【図1、2】
◆ エントリーシートが「必要」と思う学生は7割以上。「志望度」や「人柄」をアピールできる手段として評価。一方、「AIの活用により文章が均質化しやすく、見極めが難しくなる」ため不要という声も【図3、4】
◆ 企業はエントリーシートで「正確に評価できる」と思う学生は約半数。一方、3割の学生は「正確に評価できない」と回答【図5、6】
【調査概要】
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9割以上の学生が、エントリーシート提出経験あり。平均提出数は13.7社で、平均通過率は61.4%
27年卒業予定の大学生にエントリーシートの提出経験を聞いたところ、95.3%が「提出したことがある」と回答した。1人あたりのエントリーシートの平均提出数は13.7社で、通過数は8.4社だった。文理男女別では、文系女子の提出数が最も多く、平均15.7社で通過数も9.4社で最多となった。また、提出したエントリーシートがどのくらい通過したかを聞いたところ、全体平均61.4%で、属性別では理系女子が63.9%と最も高い結果となった。【図1、2】
【図1】
【図2】
◆ エントリーシートが「必要」と思う学生は7割以上。「志望度」や「人柄」をアピールできる手段として評価。一方、「AIの活用により文章が均質化しやすく、見極めが難しくなる」ため不要という声も
エントリーシートの必要性について聞いたところ、「必要だと思う」と回答した学生は77.2%で、多くの学生がその意義を感じていることがわかった。理由は、志望度・熱意や人柄をアピールできるといった回答が多くみられた。一方で、必要ではないと考える理由では、「AIの活用により文章が均質化しやすく、見極めが難しくなるから(66.3%)」が最多となった。エントリーシートが担うと考えられている役割が、AIの普及によって十分に機能しにくくなっているととらえる学生も一定数存在することが示唆される。【図3、4】
【図3】
【図4】

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企業はエントリーシートで「正確に評価できる」と思う学生は約半数。一方、3割の学生は「正確に評価できない」と回答
学生に、企業がエントリーシートを通じてどのような点を評価していると思うか聞いたところ、「学生の価値観が企業の文化に合っているか(56.0%)」「企業に対する熱意や意欲(47.6%)」といった回答が上位にあがった。学生は、エントリーシートが企業との「適合性」や「志望度」を見極めるための手段として用いられていると認識していることがうかがえる。一方で、企業はエントリーシートで学生をどの程度正確に評価できると思うか聞いたところ、約半数の学生は「正確に評価できる(49.0%)」という回答であったが、3割の学生は「正確に評価できない(30.4%)」と回答した。エントリーシートが必要と考えている学生は多いが、評価という点においてはAI利用の広がりもあり、懐疑的な学生もいるようだ。【図5、6】
【図5】
【図6】
【調査担当者コメント】

エントリーシートは、限られた工数の中で多くの学生を理解するための手段として企業の採用活動で広く活用されていますが、学生もその手段を一定程度必要だと認識していることがわかりました。一方で、AIの普及により、「学生の人柄や熱意を知る」、「学生の思考力や言語化力を測る」という、本来のエントリーシートの機能は、変化の局面を迎えているかもしれません。さらに企業側でもAIを用いてエントリーシートを要約するケースがみられ※、選考プロセス全体が“AIを介したコミュニケーション”に近づいている可能性があります。
こうした状況を踏まえ、企業はAI時代に適した選考プロセスの設計がこれまで以上に求められるでしょう。技術の進化を活かしながら、企業と学生の双方が相互理解を深め、より良いマッチングの実現につながることが期待されます。
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2026年卒企業新卒採用活動調査
マイナビキャリアリサーチラボ 研究員 中島英里香
【調査概要】「マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査5月<エントリーシート>」
○調査期間/2026年5月25日(月)~2026年5月31日(日)
○調査方法/マイナビ2027会員(退会者含む)にWEB DMを配信し、インターネットアンケートより回収
○調査対象/2027年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/1,841名(文系男子304名、理系男子726名、文系女子391名、理系女子420名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
※調査結果の詳細はこちら
(
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260623_111922/)からご確認いただけます。