2024/05/13

ファイメクス株式会社のアステラス製薬株式会社との共同研究における初期目標達成および一時金受領に関するお知らせ

ラクオリア創薬 株式会社 

2024年5月13日
ラクオリア創薬株式会社

ファイメクス株式会社のアステラス製薬株式会社との共同研究における
初期目標達成および一時金受領に関するお知らせ


このたび、当社の連結子会社であるファイメクス株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役CEO:冨成祐介、以下「ファイメクス」)が、アステラス製薬株式会社(以下「アステラス製薬」)との共同研究において、初期目標を達成いたしましたのでお知らせします。今回の目標達成により、ファイメクスはアステラス製薬から一時金を受領します。

ファイメクスはアステラス製薬と、2022年に、標的タンパク質分解誘導剤の共同研究に関する契約(以下「本共同研究契約」)を締結しました(※1)。それ以来、本共同研究契約に基づき、ファイメクスは独自のプラットフォームであるRaPPIDS(TM)を用いて、アステラス製薬とともに、がんを標的疾患として複数の標的を対象とした標的タンパク質分解誘導剤の探索に取り組んでおりますが、今回達成した目標はそのうちの特定の1つのプログラムについてのものです。

本件に伴い、ファイメクスは2億円をアステラス製薬から受領し、2024年12月期第2四半期の事業収益として計上します。当該プログラムにおける今後の研究開発においては、ファイメクスによるさらなる最適化の検討に加え、アステラス製薬からの技術提供により開発候補化合物の探索を加速化いたします。開発候補化合物が同定され、新たな医薬品の製品化に至った場合、ファイメクスは、開発、申請・承認、販売等の進捗に応じたマイルストンとして最大で150億円を上回る金額を受領するとともに、製品の売上高に対して一桁台の料率のロイヤルティを受領する可能性があります。

本件による2024年12月期の当社連結業績への影響につきましては、2024年2月14日開示の当期連結業績予想に織り込み済みです。当社は、2024年3月26日、株式取得によりファイメクスを完全子会社化しました(※2)。本件はファイメクスが当社グループに加わった後の進捗として記念すべき第一歩であり、今後のさらなる進展の可能性も含め、中長期的に当社グループの成長可能性と企業価値の向上に大きく寄与するものと考えております。

以上

<ご参考>

※1:2022 年2月1日付「アステラス製薬とタンパク質分解誘導剤の共同研究契約を締結」
(https://www.fimecs.com/news/2022-02-01/)

※2:2024 年3月 26 日付「ファイメクス株式会社の株式取得(子会社化)完了のお知らせ」
(https://data.swcms.net/file/raqualia-corp/ja/news/auto_20240326559363/pdfFile.pdf)

【ファイメクス株式会社について】

ファイメクス株式会社は、タンパク質分解誘導を作用機序とした新規医薬品の研究開発を進める創薬ベンチャー企業です。独自の E3 リガーゼ結合分子と創薬基盤技術「RaPPIDS(TM)」を基に、これまで”undruggable (創薬困難)”とされてきたがん疾患に関連するタンパク質を標的とする複数の First-in-class 新薬開発プログラムを進めています。同社は、RaPPIDS(TM)を社内プロジェクトだけでなく、国内外の企業、研究機関との共同研究に利用することで、幅広い医薬品標的とアンメットメディカルニーズに対処し、世界中の患者さんと家族にとっての Lifesaving medicine を提供して参ります。 詳細はホームページ https://www.fimecs.com/をご覧ください。

【RaPPIDS(TM)について】

RaPPIDS(TM)(Rapid Protein Proteolysis Inducer Discovery System)は迅速にタンパク質分解誘導剤を創出するための創薬基盤技術です。ファイメクス独自のノウハウと Diversity Oriented Synthesis により、タンパク質分解誘導剤の構成要素である標的タンパク質結合分子、リンカー、および E3 リガーゼ結合分子の最適な組み合わせを迅速に探索評価することが可能です。さらに、RaPPIDS(TM)を応用することで、標的タンパク質分解誘導剤に利用可能な新規 E3 リガーゼ結合分子の探索を可能とし、より広範な標的タンパク質の分解が可能になるものと考えられます。

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