センニチコウの新シリーズを開発、3品種を発売
株式会社 サカタのタネ-
ニュースリリース
2025年12月25日
サカタのタネ、センニチコウの新シリーズを開発、3品種を発売
早期の花上がりと倒伏耐性を兼ね備え、継続的に凛とした草姿を楽しめる「ミラーボール」
サカタのタネは、中高性種のセンニチコウの新シリーズ「ミラーボール」(※1)を開発し、2026年2月上旬から、営利生産者向けに3品種の種子を発売します。
センニチコウは、耐暑性と乾燥耐性、草丈の高さを兼ね備えており、春から夏の花壇に好適な、数少ない品目です。一方、市場には草丈の高さと倒伏耐性を兼ね備えた品種が少なく、立体的な花壇づくりの際に、草丈の高い品種は、節間が長く分枝が少ないため、風の影響を受けやすく株が倒れてしまう傾向がありました。
「ミラーボール」はグロボーサ系中高性種で、品目独自の長所はそのままに、上記課題を解決した市場待望の品種です。本シリーズは、花壇の中で立体感を見せつつ、倒れづらい適度な草丈(40~60㎝)が特長です。また、他社含む既存品種のセンニチコウと比べて、花上がりがよく、豊富な分枝から多数の花を次々に咲かせます。加えて、株がまとまりやすい、病気に強く立ち枯れしにくいなどの特性も兼ね備えています。そのため、長い期間継続的に凛とした草姿を楽しむことができ、春から夏の立体的な花壇の植栽に向いています。一般消費者は、鉢植えはもちろん、ドライフラワー、切り花、仏花など、幅広い用途に利用できます。
「ミラーボール」シリーズは3色展開です。「同 パープル」(=写真左=)は、センニチコウにおいて人気色であり、花壇のラインアップに欠かせない紫色で、明るい発色が活気ある夏の雰囲気にマッチし、華やかさを演出します。「同 ホワイト」(=写真中央=)は、暑い中でもさまざまな園芸シーンで汎用性があり、市場で需要の高い純白色です。「同 ピーチ」(=写真右=)は、当社センニチコウ品種に今までなかった桃色で、新しい始まりを感じさせる春に映えるカラーです。当社は本品種が、市街地、緑地、生活空間など場所を問わず、春から夏の景観を飾ることを期待しています。
「ミラーボール」の種子の価格(※2)は、クリーンシード1袋1,000粒入りで3,960円(税込)です。全国の種苗店、JAルートを通じて販売します。
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以下3品種は登録品種です。
登録品種の最新の登録状況はサカタのタネウェブサイト(https://www.sakataseed.co.jp/ip/)でご確認ください。
ミラーボール パープル 登録品種 品種名:SAKGOM007海外持出禁止(農林水産大臣公示有)
ミラーボール ホワイト 登録品種 品種名:SAKGOM008 海外持出禁止(農林水産大臣公示有)
ミラーボール ピーチ 登録品種 品種名:SAKGOM009 海外持出禁止(農林水産大臣公示有) - ※
価格はすべて希望小売価格(税込)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。
当社既存品種との比較写真
「ミラーボール」(=写真中央=)はネオンシリーズ(=写真左=)、バディシリーズ(=写真右=)の中間の草丈で、立体感と豊富な分枝性を兼ね備えている。
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当社調べ
左:ネオンシリーズ 中央:「ミラーボール」 右:バディシリーズ
調査日:2022年6月3日 調査場所:静岡県 (同一圃場、同時播種にて栽培)
ネオンシリーズ(=写真右=)はインパクトのある高い草丈(50~60㎝)である一方、「ミラーボール」(=写真左=)は、株のまとまりに優れ、倒れづらい適度な草丈(40~60㎝)である。
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当社調べ
「ミラーボール」
ネオンシリーズ
調査日:2023年8月2日 調査場所:静岡県 (同一圃場、同時播種にて栽培)