「ソーシャルパートナー」として、目薬の売上の一部を眼科医療発展に向けた活動に寄付
ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:杉本雅史)は、世界中の人々の「見える喜び」をサポートする活動の一環として、取引先10社と共同で売り上げの一部をアジア、アフリカを始めとした白内障治療などの眼科医療の支援活動に寄付を行います。第9期は2025年1月1日~2025年4月30日の売上げの一部を寄付いたします。
この活動は2016年の10月にスタートし、9年目に入ります。ロート製薬と小売業の取引先が一体となり、ビジネスの枠を超えて売上げの一部で社会貢献活動を一緒に行う取り組みです。
◆ソーシャルパートナー賛同取引先(五十音順)<第9期:2025年1月1日~2025年4月30日(※一部異なる企業あり)>
【ソーシャルパートナーとは】
ロート製薬と一体となって、売上げの一部を日本や世界の医療支援等、社会貢献活動のために寄付する小売業の取引先です。第9期は「Vロートプレミアム」「Vロートアクティブプレミアム」「Vロートドライアイプレミアム」「Vロートコンタクトプレミアム」の2025年1月1日~2025年4月30日の売上げの一部を寄付いたします。
左から「Vロートプレミアム」(第2類医薬品):疲れ目・充血に、「Vロートコンタクトプレミアム」(第3類医薬品):コンタクト装着時の不快感に、「Vロートアクティブプレミアム」(第2類医薬品)」:疲れ目・目やにの多い時などのかすみ目に、「Vロートドライアイプレミアム」(第3類医薬品):目の乾きに
・これまでの寄付金総額
第1期~第8期まで、お取引先37社に賛同頂き、寄付を行った総額は15,937,120 円となります。
■活動の背景
世界の失明原因の1位は白内障で、現在数千万人が失明状態にあると考えられています。白内障は目のレンズの役割をする水晶体が白く濁り視力が低下する疾患で、日本では手術治療が進歩し白内障による失明率は非常に低くなりました。しかし世界的にみると、発展途上国では貧困だけでなく医師不足、病院や設備不足といった環境の問題、また手術技術が低く治療ができないという理由で多くの人達が白内障で視力を失っている現状があります。
当社はこれまでも、アジア各国での無償眼科検診や治療の支援、白内障治療用眼内レンズの無償提供、現地の眼科医の育成などのサポートを行ってきましたが、まだまだ限定的なものでした。この活動をもっと広め、失明に瀕しているより多くの方へ支援の手を差し伸べたいとの想いに、今期は10社にも及ぶ取引先から「ソーシャルパートナー」として、共同で支援活動を行うことに賛同をいただいています。
■寄付先
アジア、アフリカなどの失明する危険性のある白内障の治療や白内障手術の技術指導、眼科医療機器や眼内レンズ薬剤などの寄付を行う団体・医療機関などを予定しています。
■第8期 支援活動の結果
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OUI Inc.(ウイインク:株式会社OUI)
OUI Inc.は、現役眼科医が創業した、慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業です。世界の失明を50%減らし、眼から人々の健康を守ることをミッションに掲げて活動されています。眼科医の“眼”を世界に広げるというコンセプトのもと、Smart Eye Camera (以下、SEC)というスマホアタッチメント型眼科診断機器を開発し、ポータブルで簡便なSECを使いこれまで眼科医療そのものへのアクセスが困難な環境にある、途上国をはじめとする世界中の患者さんに眼科医療を届けることに尽力されています。
第8期は、台湾の在宅医療学会への出展やメキシコの国際失明予防協会年次総会への出席、ルワンダとナイジェリアで眼科医学会への機器展示など、多くの国際的な活動を通じて成果を発信されました。またインドネシアでは白内障手術のアイキャンプに参加、モザンビークでは眼科検診の研究結果の発表や、Smart Eye Cameraの認知向上と実用モデル作りにも注力され、国際金融公社や米州開発銀行からの支援を受け、WHOの革新的医療技術にも掲載されるなど、活動の幅を広げられています。
・OUI Inc.(ウイインク:株式会社OUI)活動の様子
台湾での在宅医療学会出展の様子
インドネシア・西チモールでの白内障アイキャンプでの実証風景
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NPO法人アジア失明予防の会
NPO法人アジア失明予防の会は、京都府立医科大学眼科出身の服部匡志医師に共感した有志の集まりにより発足され、ベトナムを中心としたインドシナ半島やアジアの貧しい国々の人々が、一人でも光をなくさないですむようにとの想いで、現地で無償の眼科治療およびその技術指導をされている団体です。
2024年度の眼科治療活動としては、2023年が日越外交樹立50周年だったこともあり、ベトナム各地での無償白内障手術『Save The Vision』の実施に加えて、フエ眼科病院ではヒカリカナタ基金と協力し、20歳以下の子ども80名以上を治療し好評を得られました。また医療技術指導活動としては、APBAチームと地方の研修医師の協力のもと、ハノイ医科大学付属病院とドントーアイセンターでの網膜硝子体手術の実施に加えて、医療協力支援でベトナム人医師が京都府立医科大学で研修し成果を上げられています。
・NPO法人アジア失明予防の会、活動の様子
ベトナムでの眼科医療技術指導の様子
ベトナムでの眼科医療支援の様子
●「Vロートプレミアム」はロート製薬株式会社の登録商標です。
●「Vロートアクティブプレミアム」はロート製薬株式会社の登録商標です。
●「コンタクトプレミアム」はロート製薬株式会社の登録商標です。