「エスレンシート PZ シリーズ」を株式会社エフピコと共同開発 ~大型食品容器のプラスチック使用量削減を実現~

2023/10/30  積水化成品工業 株式会社 

2023年10月30日

「エスレンシート PZ シリーズ」を株式会社エフピコと共同開発
~大型食品容器のプラスチック使用量削減を実現~


積水化成品工業株式会社(本社:大阪市北区西天満2-4-4 社長:柏原正人)は、プラスチック使用量の削減を可能にする大型容器向けの新たな素材として、「エスレンシート PZ シリーズ」を株式会社エフピコと共同開発しました。発泡体の特長である省資源・軽量性に加えて、耐衝撃性・表面平滑性・成形性を向上させ、株式会社エフピコの成形技術や金型設計技術と融合させることで、従来は不可能と言われてきた、蓋との嵌合性を必要とする大型寿司容器など非発泡容器市場への展開が可能となりました。

株式会社エフピコの「祝賀桶」シリーズは、ハカマ形状のデザインが特徴的で人気を博している大型の寿司容器です。これまで、HIPSソリッド(耐衝撃性ポリスチレン樹脂を使用した非発泡で成形性が良い)素材を使用していましたが、プラスチック使用量の削減に対するカスタマ―ニーズに応え、この度、協働で「エスレンシート PZシリーズ」を開発しました。

「エスレンシート PZ シリーズ」素材に切り替えることで、寿司容器「祝賀桶」シリーズは、プラスチック使用量を削減しただけでなく、従来品と比べて 50 ?60%の軽量性を実現しました。また、「祝賀桶」シリーズのみならず、凹凸形状が多く成形難易度が高い「氷河桶」シリーズにも採用いただき、大幅な軽量化にも成功しています。

「エスレンシート」は、ポリスチレン樹脂を発泡させて押出したシート(PSP)で、発泡シートの特性である省資源・軽量性・保温性・保冷性などの特長から食品容器として幅広く使用されています。今回開発した「エスレンシート PZ シリーズ」は、非発泡樹脂成形品からの軽量化を実現するため、これまでの課題であった耐衝撃性や表面平滑性、成形性に優れるなどの特長があります。

以上

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