第27回 秩父宮妃記念結核予防功労賞(国際協力功労賞)を受賞

2024/03/08  栄研化学 株式会社 

2024 年 3 月 8 日

栄 研 化 学 株 式 会 社

第27回 秩父宮妃記念結核予防功労賞(国際協力功労賞)を受賞

栄研化学株式会社(本社:東京都台東区)は、結核予防に大きな功績があった個人や団体を顕彰する第27 回 秩父宮妃記念結核予防功労賞において、国際協力功労賞を受賞しましたのでお知らせいたします。

秩父宮妃記念結核予防功労賞は、公益財団法人結核予防会((総裁 秋篠宮皇嗣妃殿下、理事長 尾身 茂先生)が、結核予防に大きな功績のあった個人・団体を顕彰し、結核予防の一層の推進を図るとともに、半世紀以上にわたり結核予防会総裁をつとめられた秩父宮妃殿下のご遺志にお応えし、その御名を永く留めようとするものです。

1999 年に当社が独自に開発した遺伝子増幅技術 LAMP 法を用いた結核検査システム「TB-LAMP」は、2011 年の発売からグローバルに活用されております。その特長から、開発途上国でも実施可能な遺伝子検査として世界の結核の撲滅に貢献しております。2016 年には、見落としが多いとされる顕微鏡検査の置き換え検査としてWHO の推奨を取得し、一つでも多くの命を結核から守るべく、当社はこれまでその普及と定着に努めてまいりました。

当社は、“ヘルスケアを通じて人々の健康を守ります。”の経営理念のもと、「EIKEN ROAD MAP 2030」において、「医療へのアクセス向上」をマテリアリティの一つとして掲げ、TB-LAMP の製品展開国数をKPI として計画的・継続的に取り組みを進めております。この度の受賞により、より一層「結核の撲滅」という社会課題の解決への取り組みを加速させるとともに、企業価値の向上に努めてまいります。

<参考>
栄研化学サステナビリティへの取り組み
https://www.eiken.co.jp/sustainability/
医療へのアクセス向上
https://www.eiken.co.jp/sustainability/medical/access/

【TB LAMP】
遺伝子増幅技術LAMP(Loop Mediated Isothermal Amplification)法を使用した高感度で簡易な結核菌群検出検査システム。本法による検査時間は、生の喀痰検体からの核酸抽出に約10 分、増幅反応が約40 分であり、結果の判定は紫外線照射装置を用いた目視判定が可能。抽出から判定までを簡易な操作で、1 時間以内に結果報告をすることができることから、患者の早期発見、早期治療、感染拡大防止に寄与する。また、試薬が室温保存可能かつ、反応装置はソーラーパネルとバッテリー等を用いての駆動が可能なため、電力インフラ未整備の開発途上国や医療過疎地でも使用が可能。

本件に関するお問い合わせ先
栄研化学株式会社
サステナビリティ推進部
TEL:03(5846)3379 、e-mail:koho@eiken.co.jp
ホームページ https://www.eiken.co.jp

関連業界