史上初の工芸産地体験型イベント「日本工芸産地博覧会」全国53産地から職人が集い、ひとつの産地をつくる

2021/11/22  一般社団法人 日本工芸産地協会 

2021年11月26日~28日大阪 万博記念公園で開催

一般社団法人日本工芸産地協会(所在地:奈良県奈良市、代表理事会長 中川政七)は、史上初となる全国50を超える工芸産地が集う体験型イベント「日本工芸産地博覧会 大阪2021(にほんこうげいさんちはくらんかい)」を、2021年11月26日(金)~28日(日)まで、大阪 万博記念公園で開催いたします。



人の手によってつくられる工芸の数々は、全国約300の工芸産地で生み出されています。体験型イベント「日本工芸産地博覧会」は、この工芸産地から、北は北海道、南は沖縄まで50を超えるつくり手が一堂に会し、一つの大きな産地をつくり上げる、史上初のイベントです。
コンセプトは「日本の工芸が、今を生きる姿を見よ。ここでの体験が全て、未来の産地をつくる」。普段は産地に行かないと見られない・体験できないものづくりの様子を特別に開放し、職人に学ぶワークショップや実演・物販、産地に根付いたフードマルシェ、工芸を学ぶカンファレンスなど、圧倒的な数の工芸体験をご用意しています。職人の技を見て、話を聞き、工芸の面白さに触れ、いつか実際の産地に足を運びたくなること目指して。かつて万博が開催された大阪の地で、日本の未来における文化の礎となることを願い、開催いたします。







職人の技を見て、話を聞き、全ての工芸に触れる3日間




約10,000平方メートルの屋外スペースに、全国53の工芸産地が集います。
目指したのは、産地のまるごと体験。竹工でできた入場ゲートをくぐると、「伊達干しやぐら」や「たたら吹き」のインスタレーションが出迎えます。さらにガラス、金属、石工、陶磁器、木工、漆、紙、繊維、皮革など多様な工芸産地が集結し、実際に製造現場を見学しているような臨場感ある実演やワークショップ、産地の風土に根付いたフードマルシェなどが出店予定です。
出店ブランド例



Sghr 菅原工芸硝子 【千葉県】
1932年創業、一貫して手仕事によるガラス製造を続ける。ワークショップでは「ガラス端材の箸置きづくり体験」を開催予定。



玉川堂 【新潟県】
1816年創業、銅板を金鎚で叩いて整形する鎚起銅器の技を継承。ワークショップでは金鎚で「銅器小皿製作体験」を開催予定。



Hacoa 【福井県】
越前漆器の木地作りで培った技術力と伝統をベースにした木製雑貨ブランド。ワークショップでは「無垢の鉛筆づくり」を開催予定。



OIGEN 【岩手県】
約170年、南部鉄瓶等をつくり続けてきた南部鉄器の老舗。ワークショップでは「鉄瓶による白湯の飲み比べ」を開催予定。



能作 【富山県】
400年伝わる鋳造技術を用いて仏具・茶道具等を製造する鋳物メーカー。ワークショップでは「錫の鋳物体験」を開催予定。



中川政七商店 【奈良県】
1716年麻織物の商いで創業後、工芸をベースにした生活雑貨を生み出す。ワークショップでは「しめ縄飾り製作」を開催予定。






“Lives & C rafts” 工芸について考えるカンファレンス




工芸や文化について深く考えるきっかけを提供するカンファレンスを、万博記念公園の国立民族学博物館内・みんぱくインテリジェントホール(講堂)にて開催します。テーマは、“Lives&Crafts”。現在開催中のドバイ国際博覧会にて日本館クリエイティブアドバイザーを務める齋藤精一氏、ファッションブランドmatohuにて手仕事を見つめなおすメディア「手のひらの旅」を展開する堀畑裕之氏、関口真希子氏、宗教史学者であり日本文化の深耕を牽引する中沢新一氏をはじめ多数のゲストが登壇し、工芸、産地、いのち、いとなみについて、講演およびパネルディスカッションを行います。


開催の背景



1925年のパリ万博・日本館では工芸品が出品物の主役であり「工芸ブーム」として、ヨーロッパの文化・生活様式に大きな影響を与えました。また1970年に開催された大阪万博では会期後ほぼすべてのパビリオンが取り壊されるなか、「太陽の塔」と「大阪日本民芸館」のみが唯一現存しています。一方、現在の工芸を取り巻く環境は変化し、産地出荷額は最盛期の1/6まで減少しています。
かつての工芸ブームから約100年。日本の風土や素材と向き合い、人の手から生み出される工芸の力を改めて人々に伝えていきたい。100年前の万博を知る工芸が、日本文化のいまと未来を考え、次の100年につなぐ使命を果たしたいと考えています。私たちは本イベントによって、職人の技を見て、話を聞き、工芸の面白さに触れ、いつか実際の産地に足を運ぶ人々が増えることをゴールとしています。「日本工芸産地博覧会」が工芸および日本の未来にとって、大切な一歩となることを目指し、開催いたします。


職人たちがつくり上げる、史上最大規模の工芸イベント

本イベントの実行委員は、日本各地の工芸メーカーから集った約20名。工芸産地の価値の探求、出展社への声掛け、会場での企画・運営・広報など、工芸に携わるメンバーが自分たちでつくりあげる博覧会を目指しています。全体統括は日本工芸産地協会・理事の原岡知宏、総監督は三重県菰野町「こもガク」を運営する山口典宏氏、新潟県燕三条「工場の祭典」の山田立氏、総監修はt.c.k.w立川裕大氏、method 山田遊氏が務めます。


開催概要

主催:一般社団法人日本工芸産地協会
運営:日本工芸産地博覧会実行委員会
共催:万博記念公園マネジメント・パートナーズ
協賛:株式会社スマレジ、株式会社EBILAB
後援:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会、独立行政法人中小企業基盤整備機構近畿本部
協力:株式会社JTB、国立民族学博物館、株式会社シティライフNEW、株式会社サウンドソニック
総合ディレクション:graf/クリエイティブディレクション:服部滋樹/会場設計:竹之内佳司子、合田知代/アートディレクション/企
画:村川晃一郎/デザイン:赤井佑輔(paragram)
LPサイト制作:株式会社MRI/ディレクション:古澤佑介/デザイン:中田由実子(otto design lab.)
TEAMEXPO共創パートナー、TEAMEXPO共創チャレンジ

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