大阪大学 大学院工学研究科との産学共創および博士人材育成の取り組みについて発表しました「アルバック未来技術協働研究所」における細胞凍結乾燥技術の研究成果など

2024/11/26  株式会社 アルバック 

2024.11.26

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大阪大学 大学院工学研究科との産学共創および博士人材育成の取り組みについて発表しました
「アルバック未来技術協働研究所」における細胞凍結乾燥技術の研究成果など

株式会社アルバックは、2024年11月20日、大阪大学 産業科学研究所と大学院工学研究科が開催する第6回 産・工定例記者発表で、産学共創と博士人材育成に関する取り組みについて発表しました。

アルバックは2018年より、大阪大学内に「アルバック未来技術協働研究所*1」(以下、当研究所)を設置し、博士学生と共に次世代半導体として期待されている窒化物半導体の成膜技術や微噴凍結技術*2を用いた生体細胞を生きたまま粉体で保管する技術の研究を行っています。

記者発表には、当研究所の副所長であり、アルバック常務執行役員 清田淳也が登壇し、医工学分野の未来技術や、なぜ産学共創、博士人材育成に取り組むのか等、企業視点での産学共創についてお話ししました。また、当研究所で学ぶ博士人材として大阪大学 大学院工学研究科の此尾友花さんが、常温で長期保存が可能な赤血球製剤の実現に向けた細胞凍結乾燥技術の研究成果等について発表しました。

アルバックは今後も、博士学生と共に真空技術をコアとしたイノベーションの創出を目指し研究を行ってまいります。

*1 アルバック未来技術協働研究所 https://www.ulvac.co.jp/mirai/

*2 微噴凍結技術(マイクロパウダードライ):真空中で凍結と乾燥を同時に行う技術。真空にした容器内に、血液や薬品などの水溶液をノズルから噴霧すると水分が瞬時に蒸発。蒸発熱を奪われた水溶液(液滴)は冷却され、瞬時に凍結する(自己凍結)。凍結した粒子は、さらに、真空中で水分が昇華し乾燥粉体となる。この技術を使うことで、熱に弱い食品や薬品を短時間で乾燥させることができる。

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