聖域のピークをめざす「日本山岳会ヒマラヤキャンプ登山隊2024」
ネパール観光省にてブリーフィングを行い、サンクチュアリ・ピークの登山許可を得る
ヒマラヤをベースに若手を育成しているプロジェクト「ヒマラヤキャンプ」では、プロジェクトリーダーである花谷泰広の指導の下、若者4名がヒマラヤの未踏峰に挑戦する。
日本山岳会の120周年を記念して、2019年から実施している事業のひとつ。
2024年9月25日に日本を出発し、帰国は11月13日を予定している。
ピオレドール受賞者である花谷は、これまでヒマラヤへの未踏峰初登頂を目標に、2015年から若者たちを育成してきた。
今回は、西ネパールのドルポにあるサンクチュアリ・ピーク(標高6,207m)に挑戦することになった。
カトマンズから西へバスで2日、ジープで1日、歩きで8日でキャンプに到着。アプローチの難しさから一般の登山者が訪れることはなく、この地域はSanctuary(聖域)と呼ばれている。
その聖域の最奥に位置するのが、今回目指すサンクチュアリ・ピークである。
クライミングに魅了された松本歩美、東北大学山岳部出身の長谷川陽央、創造的な登山をめざす畠山愛以、バックパッカーだった平塚雄大が、だれも登ったことがない山に、はじめて挑戦する。