気道上皮細胞由来細胞外小胞創薬に関するオプション契約を締結

2024/08/02  杏林製薬 株式会社 

2024年8月2日

杏林製薬株式会社
株式会社EVerMed

気道上皮細胞由来細胞外小胞創薬に関するオプション契約を締結

杏林製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:荻原豊、以下「杏林製薬」)と株式会社EVerMed(本社:東京都港区、代表取締役:松田直人、以下「EVerMed社」)は、本日、気道上皮細胞由来細胞外小胞創薬に関するオプション契約(以下「本契約」)を締結しました。

EVerMed社が保有している創薬シーズ・パイプラインの一つであり、EVerMed社が東京慈恵会医科大学と共に第Ⅰ相試験を進める予定である気道上皮細胞由来細胞外小胞(開発コード:EM-001)について、杏林製薬は、本契約で合意した期間において、日本国内における開発・販売権のライセンスに係るオプション権を有します。本契約に基づき、杏林製薬は、EVerMed社に対して、本契約締結後に契約一時金を支払い、オプション権を行使した場合には、開発の進捗に応じたマイルストンや発売後における販売ロイヤルティを支払います。

EM-001は気道上皮細胞由来細胞外小胞であり、複合的な内包物の移送を介して細胞老化や線維化を抑制し、形質を正常化する作用があると考えられます。モデル動物における治療効果も確認されており、呼吸器疾患の治療薬として期待されます。

杏林製薬は、長期ビジョン「Vision110」のもと、医療ニーズに応える価値の高い新薬の創出を目指しています。オープンイノベーションを積極的に活用することで継続的な新薬創出を実現します。

以上

【問い合わせ先】
杏林製薬株式会社
経営企画部広報・IRグループ
Tel:03-6374-9702株式会社EVerMed
E-mail:info@evermed.jp

【参考資料】
■杏林製薬株式会社について
杏林製薬は、医療ニーズに応える価値の高い新薬の創出力強化に向け、創薬イノベーションに挑戦するとともに、積極的なパートナリング活動を展開し、特定領域におけるプレゼンスの向上を図り、人々の健康に幅広く貢献する企業を目指しています。

会社名:杏林製薬株式会社[英語名:KYORIN Pharmaceutical Co.,Ltd.]
所在地:東京都千代田区大手町一丁目3番7号
代表者:代表取締役社長CEO荻原豊
創業:1923年12月
URL:https://www.kyorin-pharm.co.jp/

■株式会社EVerMedについて
創業者である藤田雄准教授(東京慈恵会医科大学総合医科学研究センター次世代創薬研究部部長)が手掛ける医薬品シーズの実用化・事業化推進を目指して設立された東京慈恵会医科大学発ベンチャーです。

会社名:株式会社EVerMed[英語名:EVerMedInc.]
所在地:東京都港区西新橋東京慈恵会医科大学内
代表者:代表取締役松田直人
設立:2024年4月
URL:http://evermed.jp/

■細胞外小胞創薬について
細胞から分泌されるエクソソームを含む細胞外小胞(Extracellularvesicles:EVs)は、新しい治療モダリティーとして各国で開発が進められています。特に、気道の幹細胞(基底細胞)から得られるエクソソームは、東京慈恵会医科大学の研究成果*を基に、難治疾患である特発性肺線維症の治療に向け開発が進められています。

*2021年8月2日学校法人慈恵大学プレスリリース

関連業界

情報・通信業界のニュース