第12回プラチナ大賞にて当社が優秀賞を受賞
2024年11月7日
三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤井 政志、以下、当社)は、一般社団法人プラチナ構想ネットワーク(注1)及びプラチナ大賞運営委員会が主催する第12回プラチナ大賞(注2)において、当社と新潟県の取り組む「消化ガスを原料にバイオメタノールを製造」が優秀賞を受賞したことをお知らせします。
表彰式の様子
メタノールはプラスチックや合成繊維、接着剤、燃料など、さまざまな用途に展開される現代生活に不可欠な基礎化学品です。また、従来から取り扱いが容易で、燃焼時の大気汚染物質やCO2排出量が少ないクリーンな燃料としても利用されてきました。既にさまざまな用途で利用されているメタノールが資源循環型のグリーンメタノールに置き換えが可能なことから、船舶燃料や合成燃料の出発原料となる基幹物質として期待されています。当社は、排出CO2や廃プラスチック、バイオマス等からメタノールを製造し、燃料・発電用途や素材、化学品に供することで炭素循環を実現する環境循環型プラットフォーム「Carbopath™」を掲げ、広く自治体や関連産業との横断的な提携を進めることで、循環型社会の実現を目指しています。
その取り組みの一つとして、地域のバイオマス資源を有効活用したメタノールの製造に取り組んでおり、2024年3月に当社新潟工場(新潟県新潟市北区)近傍の新潟県新井郷川浄化センターから発生する消化ガスを原料に、国内で初めてバイオメタノールの製造を開始いたしました(注3)。
新潟県の下水処理場で発生した消化ガスを原料としたバイオメタノール製造は、当社の長年培ってきたメタノール製造技術を基盤に、地域の資源を有効活用し、社会と環境の調和を両立することができる取り組みです。第12回プラチナ大賞に対し、当社と新潟県は本取り組みに関して共同で応募し、2024年11月6日に開催された最終審査会において優秀賞「グリーン技術革新賞」を受賞しました。
官民連携によるこの地産地消の新潟モデルを日本各地に広げ、プラチナ社会を実現すべく、新潟県と三菱ガス化学はさらに歩みを強めてまいります。
注1:一般社団法人プラチナ構想ネットワーク
プラチナ構想ネットワークは、自治体首長会員や法人会員ほか、計約 460 名の会員で構成されています。先例のない課題を抱える「課題先進国」のわが国が課題を解決して、「地球が持続し、豊かで、すべての人の自己実現を可能にする社会」を「プラチナ社会」と定義し、その理念の普及、全国の自治体職員や将来を担う子どもたち等の人財育成支援、イノベーションの社会実装に向けた取り組みなど、「プラチナ社会」の実現に向け様々な活動を展開しています。
注2:プラチナ大賞
プラチナ大賞は、イノベーションによる新産業の創出やアイディアあふれる方策などにより社会や地域の課題を解決している企業や自治体などの取り組みを賞というかたちで称えるものです。そして、これらをプラチナ社会のモデルとして紹介することにより、さらなる広がりに繋げることを目的としています。
注3:国内初、消化ガスからのバイオメタノール製造を開始 | 当社について | 三菱ガス化学株式会社
以 上
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