苫小牧港におけるLNGバンカリングトライアルの実施について
～苫小牧港におけるLNGバンカリング拠点の形成促進～
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2022年9月8日
苫小牧港管理組合
石油資源開発株式会社
苫小牧港管理組合ならびに石油資源開発株式会社（以下「JAPEX」）は、北海道・苫小牧港（北海道苫小牧市～勇払郡厚真町）西港区北ふ頭において、Truck to Ship*方式によるLNGバンカリングトライアルを9月8日に実施しましたことをお知らせいたします。
本トライアルは、LNG燃料の供給先であるLNG燃料タグボート「いしん」を保有する株式会社商船三井と「いしん」を運航する日本栄船株式会社、海事コンサルティングを行うMOLマリン＆エンジニアリング株式会社の協力の元、実施しました。
2019年～2020年にかけて、苫小牧港管理組合とJAPEXは「苫小牧港LNGバンカリング検討会」を開催し、苫小牧港における LNG バンカリングの実施方式ごとの課題の洗い出しとその解決方法の検討、適用法令の確認などを行いました。
本トライアルの実施により、検討会の検討内容のうち、Truck to Ship（日本石油輸送株式会社にLNGローリー輸送を委託）によるLNGバンカリングの具体的な検証ができたことに加えて、苫小牧港においてLNGバンカリングを実施する際の手続きスキームや必要インフラ等、より実践的な内容について知識と経験を蓄積することができました。
本トライアルの実績などをもとに苫小牧港におけるLNGバンカリング拠点の形成を促進することにより、船舶からの温室効果ガス（GHG）や硫黄酸化物（SOx）の排出量削減への貢献や、今後の苫小牧港における LNG バンカリングの早期実現への寄与に向けて取り組んで参ります。
注）*Truck to Shipとは、LNG燃料を供給可能な岸壁に着岸した天然ガス燃料船へ、陸側のLNGローリーからLNG燃料を供給するLNGバンカリング実施方式の一つ。
当日の様子などの写真は、PDF版を参照ください。
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