第10回女性技術者育成功労賞の受賞について

2024/08/08  東レ 株式会社 

第10回女性技術者育成功労賞の受賞について

2024年8月8日

東レ株式会社

東レ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:大矢 光雄、以下「東レ」)は、人材活躍を目的とし社内で結成した「女性活躍推進活動チーム」が、一般社団法人技術同友会が主催する「第10回女性技術者育成功労賞(後援:内閣府男女共同参画局、経済産業省、厚生労働省、国土交通省、文部科学省)」を受賞しました。
同賞は、女性技術者の登用・任用推進を支援するため、女性技術者育成に成果をあげた個人や組織を表彰するもので、「女性活躍推進活動チーム」が10年間にわたり行ってきた活動が評価されたものです。

同チームは、2014年に女性部長層7名が、国内各事業場や工場、研究所に点在する女性課長層同士の「業務の枠組みにとらわれないネットワーク形成」を目的として、自主的に女性管理専門職研修を企画したことが始まりです。
過去6回の研修はほぼ女性のみが参加していましたが、2022年に行った第7回研修では、受講者対象に男性管理職も含め、人材育成に関する男女間の認識や意識の違いを議論する研修へと発展させ、性別を問わない管理専門職のネットワーク形成と、女性部下育成に関する行動変容をもたらしました。
そして、当社は同チームの自由な発想による多様な活動※1を継続的に支援し、人事勤労部門と協働して現場の声を人事制度や勤労施策等に反映してきました。

女性社員が事業領域や職種に関わらず働き続けるための現場課題の洗い出しや情報共有、意見交換を行う場の提供を通じて、管理職候補である女性社員のWLB(ワークライフバランス)に寄与するとともに意識を大きく変化させ、女性技術者の管理専門職も着実に増加しています。
現在、同チームの活動者である女性部長層のメンバーは28名(内技術者16名)と、その裾野を広げ業容は大きくなりましたが、活動の原点は後進の活躍を後押しする姿勢と、現場の声を拾い上げ自らが積極的に行動することであり今後も続けていきます。

東レは、創業以来、人材育成を重視し、「企業の盛衰は人が制し、人こそが企業の未来を拓く」との考え方の下、「人材の確保と育成」を最重要の経営課題としています。
中期経営課題“プロジェクト AP-G 2025”では、基本戦略のひとつとして、「「人を基本とする経営」の深化」を掲げ、「多様な人材・価値観の包摂」、「変化に適合する人材・組織づくり」、「東レ理念への共感・働きがいのあるキャリア形成(エンゲージメント)」を人材戦略とし、「価値観の違いやライフイベント等の背景によらず、従業員一人ひとりが東レグループで持ち味を最大限に発揮し、自己実現できる」ことを目指しています。

今後、本活動は、同チームの活動成果を受け継ぎつつ、ジェンダー面のみならず文化面や世代面なども含めた多様な人々の個性や価値観をさらに活かすために、社内に専任組織「HCM(Human-Centric Management:人を基本とする経営)推進グループ)」を設置し、人事施策や勤労施策をさらに深化させ、それら制度の活用に向けた意識改善、職場コミュニケーションの充実を図り、誰もが生き生きと働ける職場づくりの実現とともに、企業価値向上に資する取り組みを推進します。

※1 女性懇談会、意識アンケート、女性管理専門職研修、オンラインサローネ、事業場活動等。

8月8日に行われた表彰式に参加した女性活躍推進活動チーム
(左から)(株)東レリサーチセンター LIB事業部長 西尾 亜希
東レ(株)常任理事 堀之内 晴美
瀬田工場長 近池 知子



以 上

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