【社長会見】東海道新幹線 総合事故対応訓練の実施について

2024/10/10  東海旅客鉄道 株式会社 

2024年10月10日
東海旅客鉄道株式会社

東海道新幹線 総合事故対応訓練の実施について

東海道新幹線における大規模災害や不測の事態の発生に備え、迅速なお客様救済と早期復旧に向けて、毎年、各系統の社員及びグループ会社の社員が合同で総合事故対応訓練を実施しています。今年度は、巨大地震発生を想定した復旧訓練や酷暑時に停電が生じた際の対処など自然災害や近年激甚化する異常気象に対する備えに取り組みます。

1.実 施 日 2024年11月7日(木)
2.場 所 東海道新幹線 三島車両所
3.参加人員 約700名
4.主な訓練内容(別紙)

(1)巨大地震発生を想定した脱線防止ガードの点検訓練

脱線防止ガードは、巨大地震が起きたときに揺れによる脱線を防ぐためレールの内側に設置した設備で、東京~新大阪間の全線の約8割に設置が完了しています。今回、巨大地震発生時に脱線防止ガードにより脱線が防げたことを想定し、脱線防止ガードの損傷や異常の有無を点検する訓練を行います。なお、線路上に列車が止まった状態で、その直下の脱線防止ガードを点検する訓練は初めての取り組みです。

(2)酷暑時に停電が発生した際の対向列車を用いた救援訓練

酷暑時に列車が停電になったことを想定し、渡り板を用いて可能な限り短時間で別列車に移乗させる訓練を実施します。具体的には停電が発生した列車に別の列車を横づけし、(車いすも通過できる)渡り板を設置してお客様を移乗させます。今回は、停車している列車の横に別列車を据え付ける訓練も行い、駅間に停車した場合を想定した、より実践的なシナリオでお客様の移乗に要する時間や課題を把握します。

(3)架線断線の発生を想定した復旧訓練

架線断線により送電できない状況を想定し、一刻も早く停電区間の停車列車へ電源を供給するための仮復旧及び応急復旧(断線復旧)の訓練を行います。仮復旧から応急復旧までの一連の流れを通しで行う訓練は初めての取り組みであり、より早期の電源確保及び運転再開に向けた手順を確認します。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043892.pdf

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