東京国立博物館とTOPPAN、VR 作品「国宝 松林図?風-乱世を生きた絵師・等伯-」を再上演

2024/12/23  TOPPANホールディングス 

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2024/12/23

東京国立博物館とTOPPAN、VR 作品
「国宝 松林図屛風-乱世を生きた絵師・等伯-」を再上演

東京国立博物館において国宝「松林図屛風」が展示されることに合わせて再上演。
能登にゆかりのある絵師 長谷川等伯の関連作品を上演し、能登半島復興に協力。

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  • 東京国立博物館
  • 文化財活用センター
  • TOPPAN株式会社

独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(所在地:東京都台東区、館長:藤原 誠、以下 東京国立博物館)、独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター(所在地:東京都台東区、センター長:大美 慶昌、以下 文化財活用センター)とTOPPANホールディングス株式会社のグループ会社であるTOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:齊藤 昌典、以下 TOPPAN)は、VR 作品『国宝 松林図屛風-乱世を生きた絵師・等伯-』を東京国立博物館 東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」にて、2025年1月2日(木)から4月20日(日)まで再上演します。
今回の上演は、本VR作品の題材となった東京国立博物館が所蔵する国宝「松林図屛風」(長谷川等伯筆)が2025年1月2日(木)から1月13日(月・祝)まで、同館の本館2室(国宝室)で展示されることに合わせて実施します。
また、本VR作品上演期間中は、シアターの通常鑑賞料金に寄付金額100円を上乗せした「能登応援チケット」を販売します。上演期間終了後には、「能登応援チケット」の義援金に加え、本VR作品の鑑賞料収益の一部を「石川県令和6年能登半島地震災害義援金」に寄付します。

【監修】東京国立博物館、文化財活用センター 【制作】TOPPAN株式会社

能登半島は2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震から1年を経て、更なる復興が望まれています。本VR作品は、能登半島の七尾に生まれた長谷川等伯の人生を辿りながら、日本水墨画の最高傑作とも称される「松林図屛風」の魅力と謎に迫ります。制作にあたっては約253億6715万画素におよぶ超高精細デジタル撮影データや、微細な凹凸を解析するための撮影データを取得、活用することにより、和紙の風合いや墨の艶感に至るまで緻密に表現しました。荒々しくも見える繊細な筆致や、墨の濃淡による計算された奥行き感など、等伯の卓越した画技をシアターの大画面で鑑賞できる作品です。
さらに、本VR作品の上演期間中は、東京国立博物館・文化財活用センター監修のもと、TOPPANが制作した国宝「松林図屛風」の高品位複製をシアター前室に展示します。VR作品と複製屛風の鑑賞を通して、国宝「松林図屛風」への理解をより一層深めることができます。

VR作品『国宝 松林図屛風—乱世を生きた絵師・等伯—』のみどころ

・時代背景から「松林図屛風」の成り立ちを推理し、作者である等伯の画業の歩みを辿る
長谷川一門を共に支えた息子・久蔵の存在や、時の天下人であった豊臣秀吉の命を受け親子で制作したとされる豪華絢爛な彩色の障壁画の国宝「楓図」、国宝「桜図」(いずれも智積院蔵)など、松林図へとつながるエピソードを解説し、作品の持つ魅力に迫ります。

・超高精細デジタルアーカイブデータによる、水墨画特有の質感の緻密な表現
約253億6715万画素の超高精細デジタル撮影データにより、和紙の風合いや墨の艶感に至るまで緻密に表現。展示室では難しい至近距離からの鑑賞体験が可能です。

・赤外線撮影データを活用し、松林図が描かれた当時の姿を再現
炭素粒子を捉えた赤外線撮影データと高精細デジタル撮影データを組み合わせることで、経年による紙のしみや汚れ等を取り除き、墨で描かれている部分のみの情報を抽出しました。屛風に仕立てられる前の、松林図が描かれた当時の姿の再現を試みています。

VR作品「国宝 松林図屛風—乱世を生きた絵師・等伯—」
作品紹介URL:https://www.holdings.toppan.com/ja/news/2020/10/newsrelease_201001_1.html

国宝「松林図屛風」の高品位複製

・高精細かつ複合的なアーカイブデータの活用で、水墨画の傑作を描かれた当時の姿に原寸で再現
東京国立博物館・文化財活用センターの監修のもと、高精細デジタルアーカイブデータと肉眼では見えない画像を撮影したデータの分析から、長谷川等伯が墨一色で描いた作品を、2880dpiの最高品質プリントシステムで原寸再現しました。靄(もや)の淡い表現から松の力強い表現まで、等伯の巧みな筆づかいによる水墨画の本来の姿を鑑賞可能にしました。(水墨画の複製再現に関する技術について、TOPPANホールディングス株式会社が関連特許出願中です。)

・伝統技法を駆使した表装
精細な筆致のみならず、木枠や裏地、金具などの表装部分にも昔ながらの伝統技法を用いてこだわりました。紙面には作品の奥行きや墨の透明感を再現するために和紙を採用しています。

国宝「松林図屛風」の高品位複製
紹介URL:https://www.holdings.toppan.com/ja/news/2022/03/newsrelease220330_2.html

「能登応援チケット」販売および販売収益の一部寄付について

本VR作品の上演にあたり、通常の鑑賞チケットに加え、すべての券種に対し寄付金額100円を上乗せした「能登応援チケット」を販売します。「能登応援チケット」の義援金の総額ならびに通常チケットを含めた全券種の販売収益の一部を「石川県令和6年能登半島地震災害義援金」に寄付します。

VR作品『国宝 松林図屛風—乱世を生きた絵師・等伯—』上演案内

場所 東京国立博物館東洋館地下1階 TNM & TOPPAN ミュージアムシアター
期間 2025年1月2日(木)~4月20日(日)
上演日時 水・木・金 12:00、13:00、14:00、15:00、16:00
土・日・祝・休日 11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00
*2025年1月2日(木)および1月3日(金)は、11:00回から上演します。
*所要時間約35分、 各回定員90名
*上演スケジュール、定員は都合により変更する場合があります。
鑑賞料金 【通常チケット】
高校生以上:600円
中学生・小学生:300円
未就学児、障がい者とその介護者各1名:無料

【能登応援チケット】
高校生以上:700円
中学生・小学生:400円
未就学児、障がい者とその介護者各1名:100円
鑑賞チケット引換券利用:100円

*チケットは、シアター前券売機で購入してください。
*開演時間までにチケットをお買い求めください(当日券のみ)。
*高校生を除く18歳以上70歳未満の方は、別途博物館入館料が必要です。
シアターウェブサイト https://www.toppan-vr.jp/mt/

「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」について

「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」は、VRによる文化財の新しい鑑賞方法を体験できる施設です。「バーチャルリアリティで時空を超える」をコンセプトに、東京国立博物館の収蔵品を中心とする文化財デジタルアーカイブをVR技術で可視化。文化財の姿をあざやかに映し出す超高精細4Kプロジェクタ、300インチの迫力ある大きなスクリーン、専属のナビゲーターのライブ上演により、コンピュータが生成する三次元空間の中にいるかのような感覚で文化財を鑑賞できます。文化財の往時の姿の再現や肉眼では鑑賞することが難しい細かなディテールの拡大など、デジタルならではの文化財との新たな出会いと楽しみ方を提供する空間です。
・シアターウェブサイト https://www.toppan-vr.jp/mt/

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以 上

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