新人事制度導入のお知らせ

2025/01/06　中外製薬　株式会社　

2025年01月06日

経営・財務

新人事制度導入のお知らせ

ジョブ型人事制度を全社展開し、適所適財を加速
会社主導の異動からジョブポスティング（手挙げによる異動）に全面シフトし、社員の挑戦とキャリア自律を後押し
雇用上限年齢を撤廃し、年齢を問わず中外製薬グループでの活躍を支援

中外製薬株式会社（本社：東京、代表取締役社長 CEO：奥田修）は、新人事制度を導入し、本日より運用開始しましたのでお知らせいたします。新人事制度では、社員が年齢や属性に関係なく、自らのキャリアをデザインし、その実現に向けて成長し続ける人財を適切に処遇します。また、そのような人財が活躍できる魅力的な会社となることを目指し、ジョブ型雇用の拡大やジョブポスティング制度の導入、高度専門ポジションの拡充、雇用上限年齢の撤廃を進めます。

中外製薬は、ヘルスケア産業のトップイノベーターの実現に向け、成長戦略「TOP I 2030」を策定し、R&Dアウトプットの倍増、革新的な自社グローバル品を毎年上市できる会社を目指しています。イノベーション創出の源泉となる人財の「個」の力を高めるために、３つの個（個を描く・個を磨く・個が輝く）に根差した取り組みを推進してきました。

代表取締役社長 CEOの奥田修は、「TOP I 2030で掲げる高い目標を実現するために最も重要なのは、やっぱり、ひとです。一人ひとりの社員がありたい姿を描き、実現のために主体的に成長と挑戦を続ける、その主体性の連鎖こそが連続的なイノベーション創出につながります。この人事制度改革を実行し、一人ひとりが主体的に考える『達成したい未来』の実現を後押しできる会社を目指します。さらに、世界トップレベルの人財を育成し、輩出していきます」と語っています。

【新人事制度のポイント】

1. ジョブ型人事制度の全社展開

既に幹部社員（管理職）に導入済みのジョブ型人事制度を一般社員にも拡大します。これにより中外製薬で働く全社員が、職務内容を明確に認識し、メリハリの効いた評価を受け、ポジションと評価に応じた報酬を得ることができます。ジョブポスティングの仕組みと合わせることにより、挑戦する意欲・実力があれば若手社員でも早期に上位の役職に就くことができるなど、適所適財のさらなる促進を目指します。

2. 全ポジションの要件を明確化し、人事異動と昇格を原則ポスティング（手挙げ）で実施

中外製薬グループの全ポジションの要件を明確化し、社員に公開します。空きポジションは原則社内に公開し応募者を募ることで、従来の会社主導の任用から、社員の自律的な意思に基づく異動へとシフトしていきます。本制度により社員が主体的にキャリアをデザインし、その実現に向けて成長・挑戦することを、より一層後押ししていきます。

3. 雇用上限年齢の撤廃 ※ 2026 年施行

これまで一定年齢を迎えると役割や処遇が縮小していたシニア社員制度を廃止します。60歳以降でも会社が認め、本人が健康で働く意思があれば、年齢に関わらず担う職務に応じて正社員と同等の処遇を受けられる制度とします。会社が退職時期を一律に決めるのではなく、社員が自ら、人生における中外製薬でのキャリアを考え、年齢の上限なく中外製薬グループで活躍し続けることができる環境を整備します。本制度は2026年より施行します。

4. 高度専門ポジションの大幅な拡大（従来の2.5倍に拡大）

連続的なイノベーションを創出していくためには、各組織において高度な専門性を持つ人財が能力を発揮することが必要不可欠です。高度専門職のキャリアパスを改めて体系化するとともに、ポジション数を従来の2.5倍に大幅に拡大し、高度専門人財の発掘・育成を加速させていきます。

5. 挑戦により創出した価値を評価する目標制度の導入

「TOP I 2030」の実現のためには、所属組織や与えられた役割の範囲を超えて、社員自らがありたい未来を描き、その実現に向けて挑戦し続けることが重要です。実現したい未来に向けて挑戦的な目標を掲げ価値創出を目指す社員の取り組みを奨励し、創出した価値を加点方式で評価します。社員の主体的な発想を尊重し、挑戦を後押しします。

今年、中外製薬は創業100周年を迎えます。「世の中の役に立つ薬をつくる」という創業の精神を受け継ぎ、今後も引き続き、当社ならではの新しい価値創造により、世界の医療と人々の健康へ貢献していきます。創業100年の節目となる本年、新人事制度を導入することで、社員が主体性を最大限に発揮できる環境を整備し、個の成長を会社・組織の成長につなげ、患者さんへの新たな価値提供、そしてさらなる企業価値向上を目指します。

【参考情報】

人的資本レポート（People & Culture Report）2024

以上

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本件に関するお問い合わせ先：
中外製薬株式会社広報IR部