2025年1月14日
あすか製薬ホールディングス株式会社
Veneno Technologiesとあすか製薬、新規イオンチャネル治療薬開発のための共同研究契約を締結 当社の子会社であるあすか製薬株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山口 惣大)と、Veneno Technologies(ベネイノテクノロジーズ)株式会社(本社:茨城県つくば市、代表取締役社長:吉川寿徳、以下「Veneno Technologies」)は、両社で選択したイオンチャネルに対し、Veneno Technologies の次世代ペプチド探索技術 PERISSTMを用いた機能性ジスルフィドリッチペプチド(DRP)を取得する創薬プログラムを実施し、新たな治療薬開発を目指す共同研究契約を締結しましたので、別紙のとおりお知らせいたします。
なお、本件による当社の2025 年 3 月期業績への影響は軽微です。
以上
2025年1月14日
Veneno Technologies株式会社
あすか製薬株式会社
Veneno Technologiesとあすか製薬
新規イオンチャネル治療薬開発のための共同研究契約を締結
Veneno Technologies(ベネイノテクノロジーズ)株式会社(本社:茨城県つくば市、代表取締役社長:吉川寿徳、以下「Veneno Technologies」)とあすか製薬株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山口惣大、以下「あすか製薬」)は、両社で選択したイオンチャネルに対し、Veneno Technologiesの次世代ペプチド探索技術 PERISSTMを用いた機能性ジスルフィドリッチペプチド(DRP)を取得する創薬プログラムを実施し、新たな治療薬開発を目指す共同研究契約を締結したことを発表いたします。
Veneno Technologiesは、DRP創製のプラットフォーマーとして、医薬品分野では創薬研究型企業のサポートを進めるとともに、同技術をベースにアグリサイエンスやマテリアル分野においても幅広い研究開発を進めております。
あすか製薬は1920年の創立以来、内科(消化器、甲状腺)、産婦人科、泌尿器科の重点3領域に特化したスペシャリティファーマとして新薬を中心とした事業に取り組んでまいりましたが、最近では、従来の取り組みに加えて、イオンチャネルを標的分子とした新たな疾患に対する創薬研究を推進することでパイプラインの拡充に取り組んでおります。
以上
Veneno Technologies株式会社について
Veneno Technologiesは、高い生理活性を持つペプチドであるジスルフィドリッチペプチド(DRP)※1に着目し、DRP創薬の加速を目的とした、独自の創薬プラットフォーム「Veneno SuiteTM」を開発しました。この新技術により、これまで創薬が困難とされていたイオンチャネル※2やトランスポーター※3、GPCR※4などの膜タンパク質※5に対する新たな創薬およびバイオケミカル事業の展開を推進します。
URL:
https://veneno.jp ■Venenoのテクノロジー 独自の創薬プラットフォーム Veneno SuiteTM
テクノロジー ? VENENO TECHNOLOGIES ※1 ジスルフィドリッチペプチド(DRP)
ジスルフィドリッチペプチド(DRP)は、分子内に複数のジスルフィド結合を有するペプチドの総称で、通常、20 から 80 個のアミノ酸から構成されます。複数のジスルフィド結合により生み出される堅固なフレームワークにより、DRP は分解酵素に対する耐性や高い熱安定性を有しています。また、コンパクトで安定な構造を持つゆえに、免疫原性が低いことが知られています。このような特性により、DRPはペプチド創薬のための有用なリード分子であると考えられています。
※2 イオンチャンネル
細胞膜を通じて特定のイオンを選択的に通過させる膜タンパク質です。神経伝達や筋肉の収縮などに重要です。
※3 トランスポーター
細胞膜を介して特定の物質を細胞内外に運ぶ膜タンパク質です。栄養や老廃物の輸送に関わります。
※4 GPCR(Gタンパク質共役型受容体)
細胞外からの信号を受け取り細胞内に伝える膜タンパク質の一種で、薬剤標的として医薬品開発において非常に重要視されています。
※5 膜タンパク質
細胞膜に存在するタンパク質で、物質輸送や情報伝達、細胞の構造維持に関与します。医薬品の標的としても注目されています。
あすか製薬株式会社について
1920年の創立以来、「先端の創薬を通じて、人々の健康と明日の医療に貢献する」という経営理念のもと、内科、産婦人科、泌尿器科の重点3領域に特化し、新薬を中心とした事業に取り組んでいます。中期経営計画2025の目指す姿として「スペシャリティファーマを基盤とするトータルヘルスケアカンパニー」を掲げ、特に産婦人科領域のリーディングカンパニーとして女性の健康課題解決に貢献すべく事業活動をしています。
URL
:https://www.aska-pharma.co.jp/ 本件に関するお問い合わせ先
Veneno Technologies株式会社
E-mail
:info@veneno.jp あすか製薬株式会社 経営企画部
E-mail
:kouhou@aska-pharma.co.jp