子宮頸がんに対するOTSA101の論文公表のお知らせ

2025/05/02  オンコセラピー・サイエンス 株式会社 

2025 年 5 月 2 日

オ ン コ セ ラ ピ ー・ サ イ エ ン ス 株 式 会 社

子宮頸がんに対するOTSA101の論文公表のお知らせ

この度、日本大学医学部の研究グループによるOTSA101 の子宮頸がんに対する研究論文がGynecologic Oncology Reports 誌に掲載されましたので、お知らせいたします。 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S235257892500061X
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本研究では、子宮頸がんにおけるFrizzled homologue 10(FZD10)発現頻度および子宮頸がん動物モデルでの腫瘍増殖抑制効果を確認しております。ヒト子宮頸がん組織を用いた発現解析では、ほとんどの症例(91%)でFZD10の発現を認めました。また、ヒト子宮頸がん細胞を移植したモデルマウスに放射性核種イットリウム90を標識したOTSA101を投与した群では、コントロール群に比べ有意な腫瘍増殖抑制効果を確認しております。以上の結果は、OTSA101が子宮頸がん治療の新たな選択肢となる可能性を示唆するものです。

なお、2023 年 12 月 27 日付「国内における抗体医薬 OTSA101 第 I 相臨床試験の患者登録終了に関するお知らせ」に記載のとおり、OTSA101 は日本における滑膜肉腫に対する第 I 相臨床試験の患者登録が終了しており、現在はライセンス活動に注力しております。

以上

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