Mycenax Biotech Inc.並びにキッズウェル・バイオ株式会社との新規バイオシミラーの開発に関するMaster Service Agreement締結のお知らせ

2025/05/26  株式会社 カイオム・バイオサイエンス 

2025 年5月 26 日

株式会社カイオム・バイオサイエンス

Mycenax Biotech Inc.並びにキッズウェル・バイオ株式会社との
新規バイオシミラーの開発に関する Master Service Agreement 締結のお知らせ

当社は、Mycenax Biotech Inc.(以下「MBI」)並びにキッズウェル・バイオ株式会社(以下「キッズウェル」)と、新規バイオシミラーの開発に関する Master Service Agreement を締結いたしましたので下記のとおりお知らせいたします。



1.本契約締結の目的及び契約の概要

当社は、独自の抗体作製技術やタンパク質調製等の創薬研究力、および臨床開発 PM 機能や CMC 開発等の臨床開発能力を活かし、自社創薬を手掛ける「創薬事業」と製薬企業等に高品質な技術サービスを提供する「創薬支援事業」を手掛けるとともに、IDD (Integrated Drug Discovery) 型ビジネスとしてバイオシミラービジネスや日本の創薬エコシステム循環への貢献に向けて製薬企業やスタートアップとのコラボレーションを推進しております。

先般、2025 年5月 22 日付け開示(厚生労働省「バイオ後続品国内製造施設整備支援事業」助成対象事業者に採択並びにバイオシミラー事業推進における協働のお知らせ)のとおり、アルフレッサ ホールディングス株式会社並びにキッズウェルと共に、厚生労働省のバイオシミラー助成事業に共同申請し、2025 年 5 月 21 日付で助成対象事業者として採択されました。本事業では、台湾においてバイオシミラーを含むバイオ医薬品の受託開発製造機関として多くの経験を有する MBI を含めた4社で協働関係を構築し、詳細な連携を図りながらバイオシミラーの新規開発から製造・供給までをカバーする国内初のバイオシミラーのサプライチェーン構築と安定供給の実現にむけた取り組みを進めていくこととしております。

この度、これら一連の取り組みを推し進めていくための重要なステップとして、キッズウェルと共に MBI との間で新規バイオシミラー開発にむけた Master Service Agreement を締結いたしました。当該契約締結に伴い、当社は、当社が有する抗体創薬の CMC 開発の経験やノウハウを生かし、各社と連携して新規バイオシミラーの細胞株構築を進めてまいります。
(※詳細は、別紙の共同プレスリリースもご参照ください。)

2.本契約の相手先の概要

(1) 名称
Mycenax Biotech Inc.
(2) 所在地
台湾新竹県竹北市
(3) 代表者の役職及び氏名
Chairman/CEO and President:陳佩君(Pei-Jiun Chen)
(4) 主な事業内容
バイオ医薬品の受託開発製造事業
(5) 資本金
(2024 年 12 月末現在)
2,066,438(千新台湾ドル)
(6) 設立年月日
2001 年
(7) 大株主及び持株比率
(2024 年4月現在)
JCR Pharmaceuticals Co., Ltd. 20.36%
Center Laboratories, Inc. 20.35%
Nien Hsing Textile Co., LTD. 3.29%
Chien-Hsing Wu 2.00%
Hsin-Ying Fan 1.09%
(8) 上場会社と当該会社の関係
資本関係 該当事項はありません。
人的関係 該当事項はありません。
取引関係 該当事項はありません。
関 連 当 事 者 へ の 該当状況 該当事項はありません。
(9) 当該会社の最近3年間の経営成績及び財政状態 (単位:千新台湾ドル)
決算期
2021 年 12 月期
2022 年 12 月期
2023 年 12 月期
資本合計
1,906,665
3,105,575
2,447,192
資産合計
3,139,012
4,452,998
3,770,401
営業収益
774,270
732,276
652,620
営業利益
△85,331
△444,995
△602,102
1株当たり当期純利益
△0.61
△2.74
△3.32

(1)名称
キッズウェル・バイオ株式会社
(2)所在地
東京都中央区日本橋本町三丁目8番3号
(3)代表者の役職・氏名
代表取締役社長 紅林 伸也
(4)主な事業内容
医薬品等の研究開発・製造等
(5)資本金
(2025 年3月 31 日現在)
2,317 百万円
(6)設立年月日
2001 年 3 月 1 日
(7)大株主及び持株比率
(2024 年 3 月末現在)
ノーリツ鋼機株式会社 24.32%
NANO MRNA 株式会社 2.56%
野村信託銀行株式会社(信託口 2052241) 1.85%
JSR 株式会社 1.76%
株式会社 NINE 1.72%
(8)発行済株式数
43,881,013 株(2025 年3月 31 日現在)
(9)上場会社と当該会社の関係
資本関係 該当事項はありません。
人的関係 該当事項はありません。
取引関係 2024 年6月 18 日付で、バイオシミラーの共同開発等にかかる業務提携契約を締結しております。
関 連 当 事 者 へ の 該当状況
該当事項はありません。
(10)当該会社の最近3年間の経営成績及び財政状態(単位:百万円)
決算期
2023 年 3 月期
2024 年 3 月期
2025 年 3 月期
純資産
1,233
831
1,410
総資産
3,894
5,085
7,008
1株当たり純資産(円)
32.36
21.35
30.50
売上収益
2,776
2,431
5,082
営業利益
△550
△1,335
27
経常利益
△624
△1,389
5
当期純利益
△657
△1,422
△21
1株当たり当期純利益(円)
△20.77
△40.23
△0.52
1株当たり配当金




3.今後の見通し

本件に伴う 2025 年 12 月期業績に与える影響は精査中です。今後、開示すべき事項が発生した場合は、速やかに開示しお知らせいたします。

以上

2025 年5月 26 日

キッズウェル・バイオ株式会社
株式会社カイオム・バイオサイエンス

Mycenax Biotech Inc.との新規バイオシミラー医薬品の開発に関する
Master Service Agreement 締結のお知らせ

キッズウェル・バイオ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:紅林 伸也、以下「キッズウェル」)、並びに株式会社カイオム・バイオサイエンス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小池 正道、以下「カイオム」)は、この度、台湾においてバイオシミラーを含むバイオ医薬品の開発製造受託機関として多くの経験を有する Mycenax Biotech Inc.(以下「MBI」)と新規バイオシミラー医薬品開発に関する Master Service Agreement を締結いたしましたので、お知らせします。

キッズウェルおよびカイオムでは 2024 年 6 月のバイオシミラー医薬品開発等の業務提携契約締結後、新規バイオシミラー開発に関する共同事業化を進め、さらに 2025 年5月 21 日には、アルフレッサ ホールディングス株式会社とともに 3 社で申請した厚生労働省「バイオ後続品国内製造施設整備支援事業」の助成対象事業者に採択されるに至りました。本助成事業におけるキッズウェルとカイオムの役割の一つとして、両社の CMC 機能を活かし新たなバイオシミラー医薬品の開発の一翼を担うこととなっており、その実現に向けた第一歩として MBI 社と新規バイオシミラー医薬品開発にかかる本契約を締結するものであります。

また、本契約のもとキッズウェル、およびカイオムは台湾 MBI と新規バイオシミラー医薬品の細胞株構築に着手しますが、将来的には MBI で開発したバイオシミラー医薬品の原薬等の製造プロセス等をバイオ後続品国内製造施設整備支援事業で整備された国内施設へ技術移管することを想定しています。当該技術移管により、国内施設の安定的な稼働、国内におけるバイオシミラー医薬品の安定供給体制の確立、製造したバイオシミラー医薬品原薬や製剤の海外輸出、さらには国内バイオ人材育成を目指したビジネス展開を通じた日本のバイオ産業発展への貢献を検討しております。

以上

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/45830/ff257abe/79c2/4d7d/b252/061f68ff7981/140120250526564416.pdf

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