2025 年 12 月 17 日
東京電力ホールディングス株式会社
シンガポールにおける屋根置き太陽光発電事業への追加融資契約の締結について 当社と ESR Group Limited(以下、「ESR」)が共同設立し、屋根置き太陽光発電事業を行っている特別目的事業体と台湾の永豊銀行※1(Bank SinoPac)は約 16 億円(13.5 百万シンガポールドル)の追加融資契約を 12 月 4 日に締結しました。 本融資契約はプロジェクトファイナンスであり、今後、シンガポールで建設を予定している複数の屋根置き太陽光発電設備(総容量約 20MW)を対象としたものです。融資資金はその開発に充当します。
なお、本年 5 月 15 日にも永豊銀行との融資契約を締結しています
(2025 年 6 月 5日お知らせ済み)。前回は商用運転開始済みの屋根置き太陽光発電設備への融資でしたが、今回は、今後、建設予定の屋根置き太陽光発電設備への融資となります。
一般的に単体案件(アセット)に比べて複数案件(ポートフォリオアセット)に対する建設期間中の融資(建中ローン)は厳しいリスク管理等を求められます。そのため、本融資契約の締結は、当社と ESR が設立した事業体への信頼性や事業の健全性が評価されたものと考えています。
当社は、引き続き、100%子会社である TEPCO Global Energy Pte. Ltd.を通じて、総容量 100MW の屋根置き太陽光発電の開発をアジア太平洋地域で進めていくとともに、再生可能エネルギーソリューションを提供することで、お客さまのクリーンエネルギーの導入とカーボンニュートラルな社会の実現に貢献してまいります。
※1 永豊銀行:永豊ファイナンシャルホールディングスの完全子会社で、現在台湾に 125 支店と、その他、香港、マカオ、ロサンゼルス、ホーチミン市、ハノイ(駐在員事務所)に 5 支店を展開しています。また、「永豊銀行―中国」は、中国に設立された初の台湾系投資銀行です。これまでに、香港、ベトナム、カンボジアなどで、太陽光発電所や小水力発電所を含む 10 件以上の再生可能エネルギー発電所事業を支援してきました。
以上