特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンとの間で災害支援に関する協定を締結 - 人命捜索救助隊の育成支援および災害発生時の被災地支援について、世界各地で頻発する大規模災害等への対応を見据え、支援内容を拡充

2025/12/23  日本たばこ産業 株式会社 

特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンとの間で災害支援に関する協定を締結
人命捜索救助隊の育成支援および災害発生時の被災地支援について、
世界各地で頻発する大規模災害等への対応を見据え、支援内容を拡充

2025/12/23


JTは 、「災害分野」の取り組みの一環として、2016年9月より、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(以下、ピースウィンズ)との間で、人命捜索救助隊の育成支援および災害発生時の被災地支援活動に関する協定を締結しております。
このたび、2022年に締結した3か年協定の期間満了に伴い、ピースウィンズとの間であらためて協定を締結いたしました。本協定では、災害発生時の被災地支援をより迅速かつ円滑に展開すべく、これまで取り組んできた平時からの支援体制の強化に加え、世界各地で頻発する大規模災害等への対応に向けて、海外での活動を担える人材の育成や資機材の整備等、海外即応体制の構築も含めた支援体制の一層の拡充を図ります。

JTグループは、責任ある地域コミュニティの一員として、幅広いステークホルダーとともに、社会課題の解決に向けて取り組んでいます。包摂的かつ持続可能な地域社会の発展のため、「格差是正」「災害分野」「環境保全」を重点領域として位置づけております。
特に、「災害分野」においては、発災直後の「緊急支援」、中期的な「復興支援」に加えて、平時からの災害リスク低減を企図した「災害への備え」に関する取り組みを進めており、今後も、幅広いステークホルダーとの連携を通じ、災害に強い、包摂的かつ持続可能な地域社会の発展に貢献してまいります。

(C)ピースウィンズ

■ 協定の概要

  • 目 的:

    国内に加え、海外における災害等発生時にも被災地支援活動をより迅速かつ円滑に展開すべく、平時からの支援体制および連携体制の強化を通じて災害リスク低減を図ること

    • 内 容:

      以下に掲げるピースウィンズの取り組みに対してJTが支援をすること

      1.

      International Search and Rescue Advisory Group基準に基づく広範囲かつ継続的な Search and Rescue(SAR)訓練及び人的配置によるチーム育成

      2.

      国内外の大規模災害時の受援及び派遣を念頭に置いた、合同訓練の実施等による海外のSAR活動団体との強固な連携体制の構築

      3.

      ピースウィンズのロジスティクス能力の強化及び救命活動に必要な装備・資機材の整備

      4.

      大規模災害による被災が想定される自治体や病院等との支援協定締結、支援団体や医療関係者との連携体制構築を含む、国内外のステークホルダーとの関係強化

      5.

      多機関協力型フィールドホスピタル実現に向けた、ロジシステムの構築や実働訓練

      6.

      国内及び東アジアをはじめとした国外の有事に対応するための準備


    ■ 団体の概要

    • 名 称:特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

      • 住 所:広島県神石郡神石高原町近田1161ー2

        • 設 立:1996年2月

          • 代表理事:大西 健丞

            • ウェブサイト:https://peace-winds.org/別窓で開く


              ピースウィンズは紛争や災害、社会構造の変化などによって危機にさらされた命に対して世界各地で支援活動を行う、日本発祥のNGO(非政府かつ非営利の民間組織)です。1996年の設立以降、これまでに41の国と地域で活動を行ってきました。国内外への派遣を前提とした人命捜索救助隊の育成に、2010年より取り組み始めた先駆的な民間組織であり、2019年には、災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”」を発足。医療、捜索・救助、ロジスティクス、メディアなどのチームで構成され、公的機関と連携し、被災地支援活動に取り組んでいます。これまで、新型コロナウイルス感染拡大時の医療機関等に対する支援、ウクライナ危機による避難民支援、令和6年能登半島地震の被災地支援などに出動しました。

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