世界マラリアデーによせて

2026/04/24  栄研化学 株式会社 

2025 年4月24日
栄 研 化 学 株 式 会 社

世界マラリアデーによせて
“Driven to End Malaria: Now We Can. Now We Must.”

―「今こそ終わらせる。今こそ行動を。」診断から支えるマラリア排除―


4 月25日の「世界マラリアデー」は、マラリアの現状に目を向け、対策を進めるために 世界保健機関(WHO)が制定した国際的な啓発の日です。2026年は、“Driven to End Malaria: Now We Can. Now We Must.”(今こそマラリアを終わらせる。今こそ行動を。)をテーマに掲げ、克服可能性が現実味を帯びる一方で、対策の停滞や新たなリスクへの対応が強く求められています。

■ マラリアのいま

WHOによると、2000年以降、各国の継続的な取り組みにより、これまでに約23億件のマラリア症例と約1,400万人の死亡が回避されてきました。また、47か国がマラリア排除認定を受け、2024 年には37か国が年間症例数1,000件未満を報告するなど、確かな進展も確認されています。

一方で、2024年の世界の推計では約2億8,200万件の感染と61万人の死亡が報告され、前年からわずかな増加を示しました。薬剤耐性や殺虫剤耐性、迅速診断検査が反応しにくくなるPfhrp2/3欠失型寄生虫の拡大、都市部で増加する侵入蚊、さらに資金不足や気候変動、紛争といった要因が、マラリア対策の持続性に影を落としています。

■ 当社のマラリア診断キットが果たす役割

当社が開発したLAMP法によるマラリア検査法「Malaria-LAMP」は、簡易性、正確性、堅牢な設計に加え、普及しやすい価格設定を特徴としており、医療アクセスが限られた地域での検査に適した製品です。

マラリア感染の約20~70%は、顕微鏡検査や迅速診断検査などの非核酸系検査では検出されないと推測されていますが、Malaria-LAMPは、こうした検査では見逃されやすい低密度原虫血症の検出が可能であり、残存する潜在的なマラリア感染の要因となっている無症状のマラリア感染を拾い上げ、マラリア排除に貢献します。

また、我が国においては、2025年にPMDA承認を取得し上市されたことで、輸入感染症としてのマラリアに対し、早期かつ確実な診断を可能とする体制の強化に寄与しています

■ 「診断を届ける」という使命

当社はマテリアリティの一つとして「医療へのアクセス向上」を掲げ、質の高い診断を必要とする人々に届けることを使命に事業活動を行っています。世界マラリアデーを機に、ゼロマラリアに向けた機運醸成に寄与し、今後も診断技術を通じて世界の人々の健康に貢献してまいります。

<参考>
World Malaria Day 2026
World Malaria Day 2026

World Malaria Report 2025
World malaria report 2025

栄研化学サステナビリティへの取り組み
https://www.eiken.co.jp/sustainability/

本件に関するお問い合わせ先
栄研化学株式会社 サステナビリティ推進部
TEL: 03(5846)3379、e-mail: koho@eiken.co.jp
ホームページ https://www.eiken.co.jp

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