高い柔軟性・成形性・加工性をもつ高性能断熱材「フレキシブルエアロゲル」の生産プロセスを開発

2022/01/26  株式会社 太陽理化工業 

1月26日から開催される「ENEX2022」NEDOブースで展示

日本で初めてウレタンフォームの生産を始めたウレタン発泡技術のリーディングカンパニーである株式会社イノアックコーポレーションの研究機関である株式会社イノアック技術研究所(取締役所長:近藤信郎、〒259-1304神奈川県秦野市堀山下380-5、以下ITC)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(理事長:石塚博昭、〒212-8554神奈川県川崎市幸区大宮町1310番、以下NEDO)が主導するプログラムにおいて、共同研究先である国立研究開発法人 産業技術総合研究所(理事長:石村和彦、〒100-8921 東京都千代田区霞が関1-3-1、以下産総研)と共同で、高い柔軟性と加工性を持つ高性能断熱材「フレキシブルエアロゲル」量産プロセスの開発に成功したことをお知らせいたします。



2022年1月26日(水)~28日(金)まで東京
ビッグサイト東4ホールで開催される「ENEX2022第46回地球環境とエネルギーの調和展/Energy and Environment Exhibition(主催:一般財団法人省エネルギーセンター)」内のNEDOブースと産総研ブースにて、「フレキシブルエアロゲル」を展示いたします。


ENEX2022公式サイト:
https://www.low-cf.jp/east/



研究開発の概要

脱炭素化社会の実現に向け、温室効果ガス排出量低減への取り組みが世界的に加速するなか、電力削減に寄与できる断熱材料の需要が拡大しています。




高性能断熱材の一般普及には、断熱性能の向上のみならず、成形加工性の付与が必要となります。

NEDOが主導する本プログラムにおいて、産総研とITCは微細な気泡構造を有するポリプロピレン発泡体と、断熱性に優れるシリカエアロゲルを複合化した高性能断熱シート「フレキシブルエアロゲル」を開発いたしました。






後の展望

パイロット生産設備での実証生産を終えて、長尺サンプルの提供が可能となりました。量産体制の整備と製造プロセスを合理化し、早期の一般販売を目指します。


本プレスリリースに関しまして

プレスリリースに掲載されている内容やその他の情報は、発表時点(2022年1月)での情報です。予告なく変更する場合があります。予めご容赦ください。


イノアックコーポレーションについて





イノアックコーポレーションは1926年に自転車用のタイヤ・チューブの製造を始め、1954年に日本で初めてウレタンフォームの生産を開始した、高分子素材のリーディングカンパニーです。

「暮らしをもっと豊かにしたい」という思いから、ひとつの事業に特化することなく、ポリウレタン・ゴム・プラスチック・複合材という4つの苗をもとに多くの事業(=木)を育て、企業体として多彩な製品・サービスを創り出します。自動車・情報・IT機器・住宅・建設関連から身近な生活関連商品・コスメ用品まで、生活の様々な場面に密着した製品を通じ、社会へ貢献してきました。

これまでに創り出した人々の暮らしの中で使用される製品は2万点以上。開発・製造した新素材や製品を、日本のみならず世界14ヵ国・100社以上のネットワークを生かし、グローバルに供給しています。

「技術開発」においては、高まる地球環境保全への関心と素材メーカーとしての社会的責任から「安全」「環境」「クリーン」を経営方針に掲げ、環境に負荷をかけない素材の開発や技術開発及び生産プロセスの確立に取り組んでいます。イノアックはこれからも多くの個性ある木を育てることで、時代のニーズに応えていきます。

https://www.inoac.co.jp/

他の画像

関連業界