バルトークの無伴奏ソナタなど、色彩豊かな表現とヴァイオリンの技巧が楽しめるプログラムを披露
ソロ・室内楽等で活躍中の若手ヴァイオリニスト廣瀬心香が、東京および出身地の宮崎県都城市にて、9月にソロリサイタルを開催しますのでお知らせいたします。同時に、本日8月22日より、新規プロモーション動画をYouTube・各SNSにて公開します。
各リサイタルは9月9日(金)19時よりけやきホール(東京都渋谷区)、9月24日(土)14時より都城総合文化ホール(宮崎県都城市)にて開催予定です。
▲ヴァイオリニスト 廣瀬心香
■重厚なバルトークの無伴奏ソナタを奏でる、廣瀬のプロモーション動画
URL:
https://youtu.be/yg5GDkGOoos
動画は、東京および宮崎の2公演で演奏予定の無伴奏ヴァイオリンソナタ(バルトーク)の第1楽章の冒頭部分を演奏しています。J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタをモデルにしたと考えられる本作品は、発想記号がなく「シャコンヌのテンポで」というタイトルでバッハのオマージュを感じさせる曲想です。重厚な和声と旋律を廣瀬が美しく表現しています。
■妥協しないプログラムで多彩なヴァイオリンの技巧を表現。
各公演の観客に向けてコンサートの聴きどころを廣瀬が語る!
‐ 東京でのソロリサイタルは1年ぶり、地元の宮崎県都城市では約10年ぶりとのことで、聴きどころやこだわった部分があれば教えてください。
廣瀬「今回のプログラムは、今の私が演奏したい曲、聴いてもらいたい曲を選び、妥協の無い意欲的なプログラムになりました。ヴァイオリニストにとって最も難曲であり、また憧れでもあるバルトークの無伴奏ソナタを演奏します。私にとってトップ3に入るほど大好きな曲で、ずっとリサイタルに入れたいと思っていました。この刺激的な時間を皆様と共有できましたら幸いです。色彩豊かな表現と、様々なヴァイオリンの技巧が存分に楽しめると思います」
‐ ソロ活動に関して今後の展望を教えてください。
廣瀬「今回バルトークの無伴奏ソナタに取り組みましたが、来年はバッハの無伴奏などで、無伴奏リサイタルをやろうと計画をしていますのでぜひ楽しみにしていただきたいです。」
‐ 東京と宮崎、それぞれの観客の皆様にメッセージをお願いいたします。
廣瀬「最近はピアノトリオやカルテットなどの演奏会が続き、たくさんの方に聴いていただく機会が多かったのですが、東京でのソロリサイタルは一年ぶりになります。ソロも聴いてみたいという声があったので、ぜひ今回多くの方に聴いていただきたいです。また、地元である都城市で演奏するのは約10年ぶりで本当に楽しみです!来年もリサイタルをする予定があるので、これからたくさん地元に私の音楽を届けていきたいです。」
■リサイタル概要
≪東京≫
名称:Mika Hirose Violin Recital
日時:2022年9月9日19:00開演(18:30開場)
場所:古賀政男音楽博物館 けやきホール(東京都渋谷区 代々木上原駅より徒歩3分)
ピアノ:坂本彩
プログラム:
フォーレ ヴァイオリンソナタ第1番 イ長調 作品13
シューベルト 華麗なるロンド ロ短調 D895
バルトーク 無伴奏ヴァイオリンソナタ Sz.117
ラヴェル ヴァイオリンソナタ 第2番 ト長調
チケット取り扱い:
チケットぴあ、イープラス
廣瀬心香公式サイト(
https://www.mikahirose-violin.com/recital-2022/)
≪宮崎≫
名称:Mika Hirose Violin Recital 日時:2022年9月28日14:00開演(13:30開場)
場所:都城総合文化ホール 中ホール(宮崎県都城市)
ピアノ:坂本彩
※プログラムは東京と同様
チケット取り扱い:チケットぴあ、西村楽器都城店 他
■演奏者プロフィール
廣瀬 心香(ひろせ みか) ヴァイオリン
宮崎県都城市出身。3歳よりヴァイオリンを始める。桐朋女子高等学校を経て、桐朋学園大学を首席卒業。ドイツ国立ベルリン芸術大学学士課程、修士課程共に最高位で修了。ヴァイオリンを木野雅之、加藤知子、ノラ・チャスティン、ノア・ベンディックス=バルクリーの各氏に、室内楽を東京クァルテット、アルテミスカルテットに師事。これまでにソリストとして、ドイツ・イエナフィルハーモニー、九州交響楽団など国内外のオーケストラと共演。 桐朋学園大学卒業時には皇居の桃華楽堂にて御前演奏の機会を与えられた。宮崎国際音楽祭、レンク国際音楽祭などに出演。東京文化会館にてソロリサイタルを開催。ベルリンコーミッシェオペラ管弦楽団アカデミーを経て、およびドイツ・ハノーファー州立管弦楽団でフォアシュピーラー奏者を務めた。
現在はソリスト、室内楽奏者として演奏活動を行い、2020年ピアノ三重奏団【TRIO VENTUS】として東京文化会館にてデビューリサイタル、2022年にはリサイタルーツアーを行い各方面より好評を博す。日本アコースティックレコーズ社より1stCD『Schubert & Schostakovich』が リリースされている。2022年結成した弦楽四重奏団【Eureka Quartet】ではベートーヴェン 弦楽四重奏曲全曲演奏会を始め、様々な活動を展開している。桐朋学園附属音楽教室講師。
公式サイト
https://www.mikahirose-violin.com
坂本 彩(さかもと あや) ピアノ
兵庫県出身。東京藝術大学を卒業後、明治安田クオリティオブライフ文化財団、文化庁新進芸術家派遣制度各奨学生としてベルリン芸術大学及び同大学院を修了。全日本学生音楽コンクール中学校の部、高校の部において全国大会第1位。第21回松方ホール音楽賞受賞。第1回アミグダーラ国際ピアノコンクール(イタリア)優勝、第19回アルトゥール・シュナーベル国際コンクール(ドイツ)最高位、第6回仙台国際音楽コンクール、第20回ホセ・イトゥルビ国際ピアノコンクール(スペイン)入賞。国内外で演奏活動を行う一方、東京藝術大学、京都市立芸術大学、大阪音楽大学、神戸女学院大学各非常勤講師として後進の指導にあたる。令和2年度坂井時忠音楽賞受賞。
以上