駐機中の航空機が必要な電力や空調をまかなうために用いるAPU(Auxiliary Power Unit:補助動力装置)の利用制限を我が国で最も厳しいレベルに引き上げ、CO2削減効果のより高いGPU(Ground Power Unit:地上動力施設)の利用をさらに促進することで、空港における脱炭素化に貢献していきます。
世界各国・各分野で
カーボンニュートラル推進の動きが加速する中、我が国においては、
令和4年12月に施行された
航空法・空港法等の改正により、両法の目的規定に脱炭素化の推進が位置づけられたところです。
このような中、首都圏空港において、
駐機中の航空機が必要な電力や空調をまかなうために用いるAPUについては、これまで原則として、利用時間を出発前の
「30分以内」に制限しておりましたが、今春*より出発前の
「15分以内」に短縮し、我が国で最も厳しいレベルに引き上げます。
(*羽田空港では3月23日より、成田空港では4月20日より変更)
GPUの利用により、APUの利用時と比べて
CO2排出量は約1/15以下(ボーイング777の場合)となります。GPUの利用促進により、首都圏空港における脱炭素化の推進に貢献していきます。
