体験型展示・ものづくり・防災テーマなど、関東大震災から百年続く“現代の長屋文化”の魅力にアートで触れる
東京下町を舞台にした街なか博覧会「すみだ向島EXPO 2023」が2023年10月1日(日)から30日(月)の一か月間、開催されます。
4回目となる今年も、来場者が様々な人や生活文化と出会い、街にダイブする感覚を味わえるようなさまざまなプロジェクトが誕生しています。今回はその一部として、注目いただきたい出展情報をご紹介します。
また、Peatixにてチケットも販売中!お宝デッドストック付きチケットや、初日開幕イベントに無料招待のご案内をしておりますので、ぜひご確認のうえ百年続く「現代の長屋文化の魅力」を体感していただければと思います。
すみだ向島EXPOは、2020年より墨田区の京島・八広・文花エリアを中心に街なかで開催している、百年先の長屋文化に触れる博覧会です。ここは東京で最も多く戦前の長屋が残っている歴史的な地域。古いものと新しいものが入り混じる、独自の生活文化に惹かれた街の表現者たちが集い、急速に均一化していく社会に向けて創造を絶やさない腹の底を公開し、腹を割って対話する機会と出会いを大いに歓迎する一か月間を、ぜひ体感しにきてください。
▼概要については第一弾プレスリリースをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000084177.html
□■ 異質なものが共存する調和の数々 ■□
手しごとや"職住一体"の暮らし、入り組んだ路地、個性的な商店があり、東京でもっとも多く戦前からの長屋が残るこの町には、世の中の様々な危機を乗り越える知恵がちりばめられています。また、ここは防災の観点からアートでの「ゆるやかな解決策」がいち早く導入された地域でもあります。下町の日常に現代アートなど創造的な景観が混在この地域に魅せられて集まった多種多様な人々が、「今を見つめ未来に残すこと」を表現した創作と展示をきっかけに、その後も地域での創造的な連鎖が生まれているのです。
すみだ向島EXPOに参加することで表現者・地域住民の邂逅を通して、「異質なものが共存する調和がある」という長屋暮らしの感覚を50以上のコンテンツで次世代に継承していくことを是非ご体感ください。
◆アート展示物 ーART EXHIBITIONSー
◆百年長屋というユニークな建築物 ーNAGAYAー
◆EXPO街なかイベント ーEXPO2023 EVENTSー
◆EXPOコンシェルジュ ーRECCOMMENDED SHOPー
◆すみだ向島EXPO百貨店 ーSUMIDA MUKOJIMA EXPO STOREー
◆【魅力1. アーティストが惚れこむ東京の下町】
●京島駅
artist:ヒロセガイ、市川平、久保寛子、北野謙、村尾かずこ、 SIDE CORE、 さわひらき、 松本勇馬、 靴郎堂本店、北川貴好、おしるこちゃん
<ヒロセガイよりメッセージ>
「京島駅」は、コロナの始まる3年前に東京の下町で始まった芸術祭でアーティストのヒロセガイが名付けた古民家の名前です。 周辺ではスカイツリーを中心に下町の再開発が進む中、これまでの下町の生活の良さを知って貰うため、芸術祭が始まりました。 コロナにより非接触のコミュニケーションになり、学校や会社に行けず、家族とも距離を置くように生活が一変しました。 そんな社会に紛れて僕は東京の下町の住人となり、アーティストや大工、シェフ、学生などと古民家の再生をしています。 僕の仕事は、建物を新しくするのではなく、忘れられた懐かしい形跡を再評価して表現する事で、新しい文化、社会を作ろうとしています。 その一つ、東京の下町芸術祭、すみだ向島EXPOは今年で4年目となりました。 運営規模は小さいですがEXPOと言う名に相応しい素晴らしいメンツとアートだけで無く企画が盛り沢山です。 京島駅では通年で、アーティスト達が町の中で展覧会でない実験的なプロジェクトを取り組んでいることを、会期中に公開する予定です。
●夕刻のヴァイオリン弾き
artist:小畑亮吾
会期中、毎日「六時のお知らせ」を「三角長屋(サテライトキッチン)」2階の窓辺から生演奏。その日の出来事に合わせて即興を交えたヴァイオリンの旋律は人々の日常を優しく労い称えます。EXPO名物の時報インスタレーションとして昨年は200人を超える聴衆が路地に集まりました。
◆【魅力2. 海外招聘アーティスト】
●台湾グループ展:国際文化交流事業「すみだx台湾アートロビー」
(陳奕彰・康雅筑・曾上杰・呂文・潘重光・⿈建樺・夏愛華・周文鉄・村岡佑樹・小畑亮吾・本郷芳哉・水谷篤司)
日本と台湾を繋ぐ10名を超えるアーティスト達が参加してEXPO長屋を舞台に複数会場をまたぎ現代アート作品を発表します。地域住民や来場者・出展者と交流し民間レベルでの関係深化を図っていきます。
●AXXY COOLとmuumuu coffee
台湾のイラストレーター・AXXY COOL(アニー・クール)がコーヒーとけん玉の店「muumuu coffee(ムームーコーヒー)」とコラボレーション。三輪自動車の移動式店舗が街に出没しコーヒーの提供、けん玉をベースにしたアート作品の発表・販売などを行います。
◆【魅力3. 防災コンテンツ ~これから先の百年を考える~】
●東京大学復興デザインスタジオ
東京大学の学生有志5名が推進する防災プロジェクト。地域へのヒアリングなどフィールドワークのまとめを発表します。
●後藤・安田記念東京都市研究所
関東大震災100周年にあたり、向島における関東大震災の被災状況(火災動態地図、被災写真など)や、その後の市街化動向(人口動態、工場立地、道路網など)のパネルを展示。古い写真や地図を見ながら、向島の人々に語り継がれている震災の記憶も集めていきます。
●防災アートプロジェクト大賞展2023
(主催:NPO法人向島学会、共催:すみだ向島EXPO2023実行委員会)
災害にまつわる動物彫刻による、縁日のような楽しいインスタレーション展
「世紀の祝福 あなたの防災守護聖人」
すみだ向島地域の解決すべき防災課題を魅力的な個性と捉えて表現する「BOUSAI ART PROJECT大賞」コンペで、大賞を受賞した呂文のインスタレーション展。台湾で活動する呂文は木彫や乾漆を手法とした生き物の彫刻を発表してきました。今回、災害と災害の間に、人と災害の関係性を考えるコトの提供がアーティストの役割と考え、台湾と日本に根付く多神教に着想を得た災害にまつわる生き物の彫刻を作成し、縁日のような楽しい空間を創ります。
◆【魅力4. 地元大学・学生と連携したプロジェクト】
●千葉大学 安森亮雄研究室 / 原寛道研究室 / 産学共同ヤマハチーム
千葉大学は墨田サテライトキャンパスの創設を機に3年前からEXPOへ参加しています。
「原研究室」は、こどもの遊び環境のデザインとバイオ栽培を活用した街中植物工場のデザインについて発表。「安森研究室」は、東駒形の元・町工場を実験場にして町工場の建物をリサーチして活用案を発表します。「ヤマハデザイン研究所」は、千葉大学との産学協同研究で“お江戸スタイル”のトイピアノを創作。アート活動として墨田の三軒長屋奥座敷を古物商に見立て、異世界の江戸洋琴(ピアノ)を一式千両で販売します。
●日本工業大学 勝木祐仁研究室
都市建築の視点から、その地域に暮らす人々の思い出の写真を等身大パネルにして、街なかの当時撮影された場所に飾り過去の記録とシンクロさせる展示を行います。
●un-pers(アンパース)
千葉大学大学院生3名からなるアートユニットが自ら表現の場を求めてEXPOに参加。滞在型の実験・発表を行います。22年は廃材ロボットにAIを搭載し来場者との問答を通して会期中に進化させました。
◆【魅力5. 地元に愛されるお店たち】
●下町人情キラキラ橘商店街
地元の生活拠点であり下町らしい日常の挨拶が飛び交う元気な商店街です。一個から買える惣菜店も多く食べ歩きにぴったり。お店の人との会話にも温かさを感じられ、商店街での体験を通してこの町が気に入り移り住んでくる方も多くいらっしゃいます。地元の古い長屋建築を活かした個性的な商店も見どころ。
●雑器店
全国各地の一流作家たちが「廉価で日常づかいできる器=雑器」をテーマに作った、手に取りやすい日常の器が揃います。これは昨年のEXPOを機に参加アーティストと住民との交流から生まれた、まちと人と陶芸家を繋ぐ企画。これまでも期間限定で開催され好評を得ており、11月以降は実店舗としてキラキラ橘商店街での創業も決定しました。EXPO発の成長するプロジェクトです。
●アート&ネパール
古民家を改造した「京島駅」に併設する本格的なネパール料理店。EXPOスタッフ、アーティストもしばしば出没し、滋味深いスパイス料理とアートを媒介に新たな交流が生まれています。
◆【魅力6. 自分事を楽しむ!参加型のアトリエ、ギャラリー】
●アトリエ: 京島共同木工所 / 京島共同凸工所(とっこうじょ)
京島エリア最古の長屋をリノベーションして生まれたものづくりラボ。木材を加工できる「京島共同木工所」と、3Dプリンターとレーザーカッターや簡単な溶接ができる「京島共同凸工所」があります。ひらかれた町工場でプロのサポートを受けながら気軽にものづくり体験、試作ができます。
●ギャラリー: バーバーアラキ / 旧邸稽古場 / CH-CHAYA 連続体仮説-茶屋(トリップ)
街に点在する個性的な建物をリノベーションし、独自運営のレンタルスペースとして活用しています。個性的な空間では作品展示・イベントをはじめ畳敷きの稽古場では長屋寄席も開催。ルームシェア住居・旅館を備えた建物もあり住み暮らしも可能です。
◇◆ イベント情報/エキサイティングな“尺八テクノ”のライブ開催! ◆◇
●すみだ向島未来フォーチュン・プレゼンツ ~遠藤健二~ META Trance ・SHOWTIME~
開催日 :10月29日(日) 35名定員 立ち見あり 料金∶@2000円税込
開催時間:18時30分開場/19時00分開演/19時30分終了
開催場所 ∶八広「旧邸稽古場」
予約期間:9月11日10:00~10月27日17:00
予約方法:labsicknakayama@gmail.com (担当:中山)までメールにて受付
1.件名を「尺八テクノ・遠藤健二ライブ予約」としてお名前と人数、当日連絡のとれる携帯電話番号を記入して送信してください
2.「予約受付完了」メールが届いた時点で受け付け完了となります
3.1週間程度で返答がない場合は再度送信してください
◇◆ 物販情報/すみだ向島EXPO百貨店 ◆◇
コレクターズ一品もの ~町工場のお宝デッドストックを放出!~
すみだ向島EXPOでは開催期間中に、アーティスト作品やモノづくりの街で生産されたデッドストックもの、EXPOのグッズなどを販売する「すみだ向島EXPO百貨店」がオープンします。これを記念して、今や生産されていない1点モノのデザインのライターが予約確保できるEXPOチケットの予約を開始します。
詳細はこちら
https://sumidaexpo2023stores.peatix.com/
□■ Peatixでチケット先行販売中! ■□
詳しくは以下のURLをご確認の上、事前にご購入いただくと受付がスムーズです。
https://sumidaexpo2023.peatix.com/
※ガイドツアーチケットは後日販売開始します。
□■ 予告/ガイドツアー付き、特典付き EXPOチケット販売 ■□
EXPOのユニークさをより深く楽しみたい方へガイドツアー付きのチケットなどを販売予定。
ホームページ(
https://sumidaexpo.co )、SNSにて順次発表します。
□■ 募集/10/1初日に先着100名様をご招待!「EXPO初日を思いっきりキャンペーン」■□
「すみだ向島EXPO 2023」のプレスリリースをご覧の方で、3つの条件クリアで
先着100名様を初日(10/1(日))の「すみだ向島EXPO 2023」イベントへ無料ご招待!
初日はテープカットセレモニーや、この日だけの特別ガイドツアーも開催予定です。
<詳細とエントリーは下記オンラインチケット販売サイト『Peatix』のキャンペーンページへGO!>
キャンペーン専用Peatix https://sumidaexpo2023campaign2.peatix.com
「すみだ向島EXPO 2023~百年の祝福~」 基本情報
開催期間 : 2023年10月1日(日)~10月30日(月)
定休日 : 火・水・木曜日
開催時間 : 10:00~18:00 ※一部の会場やイベントなど時間外コンテンツもあります。
開催エリア: 東京都墨田区 京島・八広・文花 ほか
総合受付 : 京島駅(〒131-0046 東京都墨田区京島3丁目50-12)
チケット : 一般3,500円 墨田区民2,000円 高校生・大学生2,000円 中学生以下無料招待
※上記券種には、キラキラ橘商店街加盟店でご使用できる500円券付き
※ご招待券には商店街券は付いておりません
※一部のイベントには別途料金がかかります。またご予約も必要です。
(詳細はホームページ参照)
− 公式ホームページ・SNS -
出展コンテンツの情報も順次UP予定!
ホームページ
https://sumidaexpo.com
Twitter
https://twitter.com/nagaya_art
Instagram
http://instagram.com/sumida_expo
Facebook
https://www.facebook.com/sumidaexpo
▼2022年の開催内容はこちら
https://sumidaexpo.com/2022/
▼メディア掲載などのお問い合わせ先は以下の公式メールアドレスにお願い致します。
sumidaexpo@gmail.com
すみだ向島EXPO 2023 出展者(一部ご紹介)
京島駅/小畑亮吾/海野貴彦/イワモトジロウ/木田圭度/小孫哲太郎/テンギョー・クラ/ソウダルア/長谷川逸子/Ewelina Skowrońska/ Suzanne Mooney/Offline Ventures/Studio Wasabi/樋口裕一/後藤 佑介/三宅哲平/東契槇/小野龍一/赤星りき/田中菜穂子/AXXL COOL & MUUMUU COFFEE/un-pers/しながわなつみ とコーヒーセッション/すみだx台湾アートロビー+KABアーティスト・イン・レジデンス/橋本 美和子 + So Tired Collective/中塚文菜/名倉歩/保泉エリ/吉田茉莉子/Saiki Ayane/新開ジェニファー/Disconoma (Fanny Terno + Thomas Vauthier)/Rudi Brito/Gerda Liudvinavičiūtė/justina Semčenkaitė/Intan Anggita Pratiwie/KABブックマーケット/林光太郎/林菜穂/BKY+銭湯山車巡行部/MARC PARIS bistro/阿部雅龍/森岡大晴/桂明未/mai/遠藤健二/街角コンサート オーボエトリオ(宮田麻沙代・林憲秀・鹿又寒太郎)/野遊/S.Nekoyamaと水本正貴/CH-CHAYA/踏切長屋/電気湯/シルクスクリーン工房sampo/淺野義弘+京島共同凸工所/大道芸術館/勝木研究室/STA土屋辰之助アトリエ/千葉大学大学院 建築デザインスタジオB(安森亮雄,森中康彰,建築学コース大学院生)/原寛道研究室/ヤマハ株式会社デザイン研究所/東京大学復興デザインスタジオ/ESNすみだ/東京朝鮮中高級学校美術部・朝鮮大学校美術科/雨水市民の会/Creative Hub DAO/We are Buddies/空想古物商 (有志 千葉大学×ヤマハデザイン研究所)/後藤・安田記念東京都市研究所/セメントプロデュースデザイン/co-lab墨田亀沢/とおがったプロジェクト/さいたまアーツセンタープロジェクト/兵庫介助犬協会・千葉介助犬協会/向島学会 ほか(順不同、敬称略)
主催・運営・問い合せ先
主催:一般財団法人八島花文化財団
https://yatsushimahana.com/
運営:すみだ向島EXPO実行委員会 E-mail: sumidaexpo@gmail.com