10月19日(土)から開幕した川崎市の市制100周年記念・象徴的事業である「第41回全国都市緑化かわさきフェア」コア会場の一つである富士見公園では、2024年秋の開催期間にあわせ、日本を代表する押し花作家・杉野宣雄氏監修の「杉野宣雄と世界の押し花展」がスタートいたしました。
今回は屋外展示で、レインガーデンのプロムナードがギャラリーとなっています。明るい屋外で見る作品は、色がより鮮やかです。また、杉野先生の作品に加えて、杉野先生が選定した世界の作家たちの作品も展示しています。ぜひご覧ください。
杉 野 宣 雄(すぎの のぶお)
植物が持つ自然の美しさを追求し続ける、世界的な押し花アーティスト。1966年、福岡県大牟田市生まれ。アメリカ最大の押し花コンテストで、日本人初のグランプリを受賞。横浜で開催された初の個展には、6日間で約5万人が来場して一大ブームとなる。押し花作家の国際交流組織「世界押花芸術協会」の設立や、国際公募展「押し花絵画創造展コンテスト」の創設、全国各地で押し花インストラクターを育成するなど、押し花を芸術として高め、日本の文化 になるように普及に力を入れている。現在は、ハルメク花アートとして普及している。結婚式のブライダルブーケを一生の記念として残せる押し花ブーケフレームを「メイプル・ノブ」ブランドでプロデュースし、人気を博している。東京オリンピック・パラリンピックでは、レスリングの須崎優衣選手、車いすテニスの国枝慎吾選手など、多くのメダリストのビクトリーブーケを押し花アートにしてプレゼントし、大きな話題になる。NHKの連続テレビ小説「らんまん」の押し花制作協力、NHK「趣味の園芸」オープニング動画、作家・内田康夫氏「浅見光彦シリーズ」書籍表紙、ミュージシャン・ゆずCD等への作品提供など、活動は多彩。現在、一般社団法人世界押花芸術協会会長、英国押花クラフトギルド名誉会員など。横浜市在住。(2024年現在)
<レインガーデンでの展示の様子>
<杉野先生の作品:絵本『しっぽ』(作: C.W.ニコル、絵: 杉野宣雄、出版社: アートデイズ)に登場する作品>
「ライオン」(杉野 宣雄 作)
「クマ」(杉野 宣雄 作)
<杉野先生の作品:ボタニカルなデザイン>
「Sunflower」(杉野 宣雄 作)
<海外作品:杉野先生による選定>
「Beacon of Hope」(Conrad Stoltz作)
「Lemon coffee」(Lyudmila Porunova作)
■「全国都市緑化かわさきフェア」概要
全国都市緑化フェアは、市民一人ひとりがみどりの大切さを知るとともに、みどりを守り、たのしめる知識を深め、みどりがもたらす快適で豊かな暮らしがあるまちづくりを進めるため、昭和58(1983)年から毎年、全国各地で開催されている「花と緑の祭典」です。
かわさきフェアは、市制100周年の象徴的事業として、これまでの歴史や資源、強みなどを振り返り、次の100年に向けて、みどりについて皆さんと一緒に考え行動することで、誰もが暮らしやすく住み続けたいまちへとつなげていくため、開催します。
南部から北部まで、地域ごとに様々な顔を持つ川崎の多様な魅力や強みを発信するため、市域全体を会場として捉えて、コア会場ではメインガーデンに加え、ガーデンコンテスト、飲食、物販、音楽イベントなど多彩な体験・体感の場を用意しています。
会場:富士見公園、等々力緑地、生田緑地 ほか
開催期間:秋 2024年10月19日(土)~11月17日(日)
春 2025年3月22日(土)~4月13日(日)【全国初の2回開催】
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