SOCIAL WOOD PROJECT共創パートナーとの取り組みを本格的に開始!!

2024/10/31  東急 株式会社 

木造旧駅舎の古材「ステーションウッド」の販売を本運用化 木や森に特化した新メディア「サストモの森」に参画

当社は、なにげない行動からだれもがこれまで以上に森林資源の循環に貢献できる“木と人がめぐるまちづくり”を目指すSOCIAL WOOD PROJECT(以下、本プロジェクト)において、共創パートナーである古材日和グループ(代表:塚田木材株式会社)およびLINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)との取り組みを本格的に開始します。

古材日和グループとは、2023年11月から、古材の再循環を図るため、池上線池上駅の木造旧駅舎で使用していた古材を建材やインテリアグッズに加工して「ステーションウッド」として販売する実証実験(以下、本実験)を行ってきました。本実験において、ステーションウッドの販売による資源の再循環が可能であることが確認できたことから、2024年11月からステーションウッドの販売を本運用化します。

本実験では、約1.8㎥の古材を販売し、「みんなのえきもくプロジェクト」※などこれまでに実施してきた古材活用の取り組みと合わせ、池上駅改良工事で確保した古材の約88%を再循環しました。また、本実験の取り組みにより、CO2約1.1tを固定化し、CO2排出量の抑制に貢献しました。今後は本年冬頃着手予定である池上線千鳥町駅の“木を利用した駅づくり「木になるリニューアル」”においても、長年ホーム屋根などとして沿線の皆さまとともに時を刻んできた古材を確保し、ステーションウッドとして再循環させていくとともに、引き続き池上駅改良工事で確保した全ての古材の再循環に向けても取り組んでいく予定です。

古材日和グループ ステーションウッド販売サイト:https://www.kozaikagawa.com/item/floor/stationwood.html

また、LINEヤフーとは、LINEヤフーが運営するサステナビリティに関する情報発信を行う「サストモ」内にて、2024年10月31日(木)からサービス提供開始される新メディア「サストモの森」(以下、本メディア)に、当社がパートナーとして参画します。本メディアは、身近なのに意外と知らない日本の森の現状などを発信する木や森に特化したメディア&コミュニティであり、当社はLINEヤフーと連携して東急線沿線を中心とした森林資源の循環に関する取り組みについての記事配信などを行っていきます。あわせて、当社の駅や沿線における体験イベント情報の発信などを通じて、本メディアの読者に“木にいいこと”を知って・参加して・応援する機会を提供することで、読者がなにげない行動から森林資源の循環に貢献できるきっかけを創出します。

サストモの森 公式サイト:https://sdgs.yahoo.co.jp/special/forest.html

当社は、2024年度を始期とする中期事業戦略において、戦略の柱として、「鉄道による環境・社会課題の解決」に取り組むことを掲げました。鉄道事業を通じて脱炭素・循環型社会の実現への責務を果たすとともに、事業特性を活用した新たな価値創造・貢献などにより、環境・社会課題の解決を目指します。

  <ステーションウッド商品例>  

   <サストモの森 ロゴ>

  ▲こちらからアクセスできます

※当社は2018年春から、池上線池上駅改良および駅ビル開発で発生した古材を駅および沿線で活用し、歴史ある木造駅の記憶を未来に継承しながら、工事に伴う環境負荷低減(廃材処理時のCO2削減)に貢献する古材活用プロジェクト「みんなのえきもくプロジェクト」を進めています。

■「SOCIAL WOOD PROJECT」とは
東急線沿線でさまざまな“木にいいこと”を知って・参加して・応援する機会が得られ、なにげない行動からだれもがこれまで以上に森林資源の循環に貢献できる“木と人がめぐるまちづくり”を目指すプロジェクト。
本プロジェクトの取り組みは以下の4軸において展開し、当社だけでなくLINEヤフー株式会社、古材日和グループをはじめとする共創パートナーや沿線にお住いの方々と連携し、推進していくことを目指します。

『木材活用』…本プロジェクトのコア事業。駅をはじめとする当社のさまざまな施設、設備やまちの中における木材活用の機会を創出し、広げることを目指します。
『地方創生』…地方の木材を都市で活用する“地産都消”の取り組みや、地方自治体と連携した取り組みなどを通じた都市と地方の交流機会の創出を目指します。
『CSV(共創価値創造)の社会実装』…日本の森林や林業が抱える課題に対して共創パートナーとタッグを組んで多彩なアプローチを検討することで、社会課題の解決を目指します。
『コミュニティ醸成』…東急線沿線を中心としたさまざまな地域で森林資源の循環につながる取り組みを実施し、企業や住民の方々といった多様な主体が参画できるコミュニティの創出や活性化を目指します。

    ▲SOCIAL WOOD PROJECTロゴ 

▲SOCIAL WOOD PROJECTビジョンマップ


■「SOCIAL WOOD PROJECT」の共創パートナー

LINEヤフー株式会社


LINEヤフーが運営するサステナビリティに関する情報発信を行う「サストモ」内にて森林資源の循環に関する情報配信などを通じて木がもつ魅力や日本の社会課題となっている森林資源の循環への理解を促進します。森に良い行動・選択を後押しできるサービスの提供を目的にパートナーとして共創していきます。



古材日和グループ


東急線の駅改修工事で発生した古材(えきもく)の再循環を目的にパートナーとして共創しています。歴史と想いが詰まった古材(えきもく)は、利用しやすい建材などに加工した商品(ステーションウッド)として販売しています。 
購入はこちら:https://www.kozaikagawa.com/item/floor/stationwood.html



■「ステーションウッド」の販売に関する実証実験の概要
○商品名
ステーションウッド
※駅改修で発生した歴史ある木造旧駅舎の記憶を未来に伝承していきたいという意味を込めてこの名前を名付けました。
○実験期間
2023年11月~2024年10月
○古材使用量
約1.8㎥
○CO2固定化量
約1.1t



▲「ステーションウッド」ロゴ ※「ステーションウッド」ロゴは当社の商標です

○販売商品
[建材]
ステーションウッド ボード プレーン(板材)、ステーションウッド ボード ホワイトペイント(板材)
ステーションウッド ビーム(角材)  など
[インテリアグッズ] ※2024年11月1日より一時販売を中止いたします。
スマホスタンド ホワイトペイント、スマホスタンド プレーン、コルクボード、ミラー(姿見)、ウォールディスプレイ、天板(テーブル)、プランターBOX  など
○販売場所
[建材]
古材日和グループ 東京ショールーム 兼 ショップ、古材日和グループ全国各店、
古材日和グループ販売サイトhttps://www.kozaikagawa.com/item/

▲加工前の池上駅旧駅舎の古材    当時の駅舎の塗装や釘などが残っています

▲「ステーションウッド」商品例

▲「ステーションウッド」商品例


■「サストモの森」の概要
サストモの森は、「意外と身近で、意外と知らない、森のこと。」をスローガンに、身近なのに意外と知らない日本の森の現状や体験イベント情報などを発信する、木や森に特化したメディア&コミュニティです。木や森に関するコンテンツにより、サステナブルな行動のきっかけを創出します。





コンテンツ一覧
グラフィックで知る「森の現在地」
…森林の持つ多面的な役割や、日本の森の現状をグラフィックでご紹介します。
森を守る活動を応援しよう
…森林整備や植林、防災の森づくりなどの活動を行う団体への支援を募ります。
ボランティアに参加してみよう
…自然環境に関するボランティア活動をご紹介します。
体験してつながるイベントPICKUP…自然環境やサステナビリティに関するイベントや体験型の商品などをご紹介します。
おすすめの記事
…森や自然を次の世代へつないでいくアクションをされている方へのインタビュー記事をご紹介します。

<参考>「サストモ」の概要
LINEヤフーでは、2023年11月に『サステナビリティに取り組む友だち』という意味を込めて、「サストモ」LINE公式アカウントを開設し、企業のサステナブルな取り組みを伝え、ユーザーがサステナビリティを“自分ごと”として捉え、アクションを起こすきっかけを届けてきました。多くのユーザーに友だち追加いただき、友だち数は現在490万人を突破しています(2024年10月時点)

2024年9月には、これまでさまざまな社会課題や取り組みに関する情報を伝え、課題解決に向けたアクションを後押ししてきた「Yahoo! JAPAN SDG」を「サストモ」にリブランディングし、LINE公式アカウントと合わせた新生「サストモ」において、メディアとしての情報発信だけでなく、さまざまな提携パートナーとともにサステナブルな取り組みを、オンライン・オフライン双方で推進しています。『すてきな一日を、だれもが、いつまでも楽しめるようにする』という「サストモ」の新ミッションのもと、だれかの声を社会の力に変えていきながら、すべての人や生きものが、それぞれの一日を楽しめる世界をつくっていくことを目指します。





■木になるリニューアル
当社はこれまで、駅舎開業から長きにわたり親しまれた駅施設において、「木になるリニューアル」として東京都多摩地区で生育・生産される木材「多摩産材」を用いたホーム屋根の建替えや、駅舎内外装などの改修を実施してきました。これまでに池上線戸越銀座駅、旗の台駅、長原駅において「木になるリニューアル」を実施しており、本年冬頃着手予定の千鳥町駅は4駅目となります。環境配慮の観点では、木材をふんだんに使用することで、鉄骨造に比べて建設時のCO2放出量の抑制、炭素の固定化に寄与しています。また、今後は“地産地消”はもちろん、地方の木材を都市で活用する“地産都消”という考え方もと、地方産材の利用にも取り組んでいきます。

・池上線千鳥町駅(予定)
池上線千鳥町駅において「木になるリニューアル」を本年冬頃の工事着手を目標に実施することを本年5月に決定しました。駅舎開業から約100年を経過した千鳥町駅において、ホーム屋根の建替え・延伸、駅舎内外装リニューアル、トイレの建替えなどにより「安全・安心」「環境性能」の向上を図るとともに、木材を活用したリニューアルにより親しみやすく温かみが感じられる駅づくりを推進していきます。

(参考:過去の実績)

・池上線戸越銀座駅(2016年度) 

・池上線旗の台駅(2019年度)

・池上線長原駅(2021年度)


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