『伝統美と水の融合』をコンセプトに、水に浮かぶ“中之島”をイメージした空間へ
約90年の歴史を誇るリーガロイヤルホテル（大阪市北区中之島、総支配人 中川 智子）は、本年より2025年の春まで全面改装をしており、2024年11月1日より1階メインロビーが伝統美を継承した空間に生まれ変わります。
メインロビー完成イメージ
当ホテルは、日本を代表する建築家・吉田五十八氏によって、“日本の伝統美”を取り入れた和洋折衷の文化融合により設計されたものです。そのレガシーを尊重しながら、より一層魅力を引きたてつつ、人々の生活と文化の発展に大きな影響をもたらした中之島の「水」や「川」との関係性を深めることで、『伝統美と水の融合』を図りました。
ロビーの床一面に敷かれた日本最大級の豪華絢爛な大緞通「万葉の錦」は、これまでの歴史に敬意を表してそのまま継承。吉田五十八氏の設計による艶やかな鳥模様金蒔絵が施された柱の2面は残しつつ、もう2面にはグレーンペンミラーを設置しました。これにより周囲の景色やレセプションを映しこみ、空間の繋がりをつくるよう意図しています。
■「リニューアルロビー」概要
【リニューアル完成日】 2024年11月1日（金）
【設計・デザイン】 基本設計・デザイン：乃村工藝社 RENS
実施設計・施工：株式会社ベネフィットライン
緞通：オリエンタルカーペット株式会社
【改装内容】
■金蒔絵に誘われるレセプション
ロビーの連続した金蒔絵の柱と四隅の灯りに誘われ、進んだ先にあるのはこの度、新たに計画したレセプション。約1,000室のお客様をスムーズにおもてなしできるよう、従来の位置からセットバックさせ、ゆとりのある空間を設けました。
■老舗細尾による西陣織屏風
レセプションでは、正面の壁に備えた西陣織による屏風でお客様をお出迎えします。お客様の心を尊重してお出迎えするという屏風がもつ意味と、ホテルのおもてなしの心を重ね合わせて採用しました。この屏風は日本の伝統的な高級紋織物の卓越した技術と西陣織の豊かな質感により、世界から注目を集めている西陣織の老舗『HOSOO』のオリジナル作品。中之島の発展に大きな影響をもたらした水の力を、HOSOO独自のアプローチで仕上げています。
■歴史を継承した絨毯でおもてなし
レセプション前でお客様の足元を優しくお出迎えする絨毯は、1973年に誕生したロイヤルホテル新館でロビーに採用された吉田五十八氏デザインの大緞通「万葉の錦」から14色抽出したオレンジからイエローまでのグラデーションで表現しました。新旧の絨毯の連動から、空間の調和を図っています。
＜ホテル概要＞
■リーガロイヤルホテル（大阪）について
施設規模：地上30階／客室数1,039室（改装後1,001室）／18のレストラン・バー／56の大小宴会場
1935年、大阪政財界の「賓客のための近代ホテルを大阪に」との思いから、前身である「新大阪ホテル」として誕生して以来、約90年にわたり、リーガロイヤルホテル（大阪）は国賓や皇室をはじめ、多くのお客様を大阪の迎賓館としてお迎えしてまいりました。
当ホテルは、大阪の中心部を東西に流れる堂島川と土佐堀川に囲まれ、経済と文化の中心地として発展してきた「水の都」として知られる中之島に位置し、大阪府内だけでなく京都や奈良など近隣都県へのアクセスが非常に便利で、ビジネスや観光の拠点と押して最適です。
また、ホテルに隣接する大阪国際会議場とは密接に連携し、国際会議に伴うパーティやケータリング、宿泊など地の利を生かしさまざまなサービスを提供しています。これまでの歴史と伝統に培われたサービスと格調高い料理は、多くのお客様から高い評価をいただいています。
そして、2025年春、IHGホテルズ&リゾーツのコレクションブランドの一つである「ヴィニエット コレクション」を導入し、「リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニエット コレクション」としてリニューアルオープンいたします。歴史を尊重しつつ新たな風を呼び込む大規模な改装により魅力を向上させたその強みを最大限に活かし、これまで以上に高品質なサービスとおもてなしを提供いたします。
＜リーガロイヤルホテル＞
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