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最終更新時刻:17時54分

アートを育み、循環する社会を目指すArtist Cafe Fukuokaアートスペースが果たす役割や可能性を語るトークイベントを東京で開催!

2024/11/15  カルチュア・コンビニエンス・クラブ 株式会社 




 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が福岡市から委託を受け運営するアーティストの成長・交流拠点「Artist Cafe Fukuoka」(福岡市中央区城内)は、福岡のアートシーンやArtist Cafe Fukuokaの活動を紹介しながら、東京のアート関係者との意見交換を通じて、アーティストにとってより有機的で支援的な場作りに関してのトークイベント「アートスペースが果たす役割 福岡・東京のアートシーンから」を11月23日(土)にWHITEHOUSEにて行います。

 今回のトークイベントでは、福岡のアートシーンを背景に、かつて福岡湾岸エリアで若手アーティスト支援の中心的な役割を果たしたアトリエ兼ギャラリーの「共同アトリエ3号倉庫」の活動をきっかけに、福岡と東京のアート関係者が集まり「アートスペースが果たす役割」について議論を行います。
モデレーターをArtist Cafe Fukuokaの矢野裕子が務め、ゲストに、福岡を拠点に活動する城野敬志氏(アートディレクター/イベントオーガナイザー/art space tetra)、東京からは「The 5th Floor」のキュレーター岩田智哉氏や高木遊氏、会場であるWHITEHOUSEの涌井智仁氏、卯城竜太氏を迎え、その場所でスペースがなぜ生まれたのか、どのような活動や交流が行われてきたのか、そしてアートシーンへどのような影響を及ぼしているのか等を紐解きながらディスカッションを行います。なお、本トークイベントには元3号倉庫メンバーの参加も予定しています。

 福岡・東京の異なるエリアの多彩なゲストとともに議論を深め、繋がりをつくることで、今後アーティストにとってより有機的で支援的な場作りの一手になることを期待しています。

■イベント概要
「アートスペースの果たす役割~福岡・東京のアートシーンから~」
日程:11月23日(土)17:00~20:00
会場:WHITEHOUSE(〒169-0073 東京都新宿区百人町1丁目1−8 2階)
定員 :40名(先着順)※定員になり次第締切。空きがあれば当日参加可能
申込みフォーム:https://forms.gle/tQD1NTvyo6k561W99

登壇:城野敬志(アートディレクター/イベントオーガナイザー/art space tetra)、岩田智哉、高木遊(The 5th floor)、涌井智仁、卯城竜太(WHITEHOUSE)、矢野裕子(Artist Cafe Fukuoka)ほか
主催:Artist Cafe Fukuoka
共催:art space tetra、The 5th floor、WHITEHOUSE

【登壇者プロフィール】


城野敬志(アートディレクター/イベントオーガナイザー/art space tetra)1983年佐賀県に生まれ。2006年に元ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズの風倉匠がディレクターを務めた共同アトリエ3号倉庫(福岡)のメンバーとなり、作家活動を開始。その後、九州全域でアートプロジェクトを展開し、2019年にはart space tetra(福岡)の運営メンバーに参加。コロナ禍以降、オンラインを使った活動を積極的に行い、海外展覧会への出品や、海外アーティストとのネットワーキングに注力。2021年には、1920年代の日系コロンビア移民の調査や交流展を行い、日本とコロンビアの移民の歴史をテーマにした展覧会「Layover展」の共同キュレーターを務める。2022年より鈴木淳とともに世界中のアーティストやアート関係者をつなぐプログラム「ART FAIR EARTH」を毎年開催。また、地域の文化とアートを結びつけるプロジェクト「やながわAIR事業2023」のプロデュースや、福岡アジア美術館AIR事業のコーディネーターに就任するなど、地域住民との交流を深めつつ、福岡市を拠点に九州全域でのアート活動を通じて地域文化の振興とアーティストネットワークの構築に尽力している。




Photo by Linda Bujoli
岩田智哉(The 5th Floor)1995年愛知県生まれ、キュレーター。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科修了。キュレーション史やキュレーターなど、キュラトリアル・スタディーズを研究する一方、広く人間を超えた他者との理解(不)可能性について展覧会実践を通して模索。また、アジア各地のオルタナティヴ・スペースを訪れ、それぞれのローカルのアートシーンにおけるオルタナティヴとインスティテューションのダイナミズムについてのリサーチを行う。2022年4月より、キュラトリアル・スペースThe 5th Floorのディレクターを務める。





高木遊(The 5th Floor)1994年京都生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科修了、ラリュス賞受賞。 キュレイトリアル・スペースであるThe 5th Floor ディレクターおよび金沢21世紀美術館 アシスタント・キュレーター。ホワイトキューブにとらわれない場での実践を通して、共感の場としての展覧会のあり方を模索している。主な企画展覧会として「生きられた庭 / Le Jardin Convivial」(京都, 2019)、「Standing Ovation / 四肢の向かう先」(静岡, 2021)、「Everything is a Museum」(金沢, 2024)
https://researchmap.jp/yuu_takagi





涌井智仁(WHITEHOUSE)1990年新潟県生まれ。美術家。音楽家。WHITEHOUSEディレクター・キュレーター。
主な展覧会に「nonno」(8/ART GALLERY/Tomio Koyama、東京、2016)、「Dark Independants」(オンライン/都内某所、東京、2020)、「JUNK’S PORTS」(ANOMALY、東京、2023)、「電気-音」(金沢21世紀美術館、石川、2023)、「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」(東京都現代美術館、東京、2024)




撮影:みなみあさみ
卯城竜太(WHITEHOUSE)Chim↑Pom from Smappa!Groupのメンバー。2005年に東京で結成されたアーティストコレクティヴで、現代社会に介入したプロジェクトを通して世界各地の展覧会に参加し、その他にもさまざまな自主企画を展開している。これまで森美術館、Dallas Contemporary、MoMA PS1、Saatchi Galleryなどで個展を開催し、Centre Pompidou(フランス)、Solomon R. Guggenheim Museum(米国)、Hammer Museum(米国)、M+(香港)、東京都現代美術館(日本)などに作品が収蔵されている。ソロとしては、歌舞伎町アートセンター構想委員会やオルタナティブスペースWHITEHOUSEの運営、BENTENの実行委員長を務める他、秘匿性の高い展覧会「ダークアンデパンダン」の主催、あいちトリエンナーレ2019でのアーティストらによる運動「ReFreedom_Aichi」などオーガナイザーとしての活動を展開。単著に「活動芸術論」(イーストプレス)。東京藝術大学で「現代美術概説」の教員を務めている。





矢野裕子(Artist Cafe Fukuoka)2008年カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社入社、2017年より福岡市から受託したスタートアップカフェ配属。2018年よりアートなどのクリエイティビティは起業に欠かせない要素であり、福岡がより魅力的な街になるために必要と考え、アート×スタートアップを企画。 アートやデザイン、街づくり、ものづくりなどの領域で活動し、スタートアップカフェでのイベント・展示を企画実施。2020年社内でアートの新規事業artdrop立案、企画・運営している。2021年六本松蔦屋書店でアーティストの発掘・支援プロジェクト、START ME UPを企画・運営を手掛ける。



■各施設の紹介
・Artist Cafe Fukuokaについて(https://artistcafe.jp/
「Artist Cafe Fukuoka」は、様々な取り組みを通じて、アーティストの成長・販路開拓につながる道筋を提供し、福岡発のアーティストを発掘・育成や、アートに関心をもつ市民の裾野を広げることに貢献し、今後も、CCCとして、「アートのある生活の提案」を軸に企画提案をする「CCC ART LAB」とも連携しながら、アートを通じた「都市の成長」に貢献してまいります。

・art space tetraについて(http://as-tetra.info/
アートスペース・テトラは、福岡市の中心部でありながら枯れた情緒を残す博多区須崎町に2004年4月、オープン。企画者や美術家、音楽家、デザイナー等による共同経営という形で運営され、利用者、来場者の方々との交流の中で、常に何かを発見できる場所として変化を続けています。そして、福岡だけにとどまらず、世界中へとネットワークを広げ、表現と交流の場を押し拡げていきたいと考えています。

・WHITEHOUSEについて(https://7768697465686f757365.com/
WHITEHOUSEは、2021年3月、Chim↑Pomの卯城竜太、アーティストの涌井智仁、ナオ ナカムラの中村奈央によって運営されるオルタナティヴスペース。会場となる建物は、1960年にネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ(ネオ・ダダ)の活動拠点として、また建築家・磯崎新の処女作として知られ、ネオ・ダダのリーダー吉村益信の住居であった「新宿ホワイトハウス」。

・The 5th Floorについて(https://the5thfloor.org/
The 5th Floor(ザ・フィフス・フロア)は2020年2月、根津・池之端に誕生したオルタナティブスペース。元社員寮の均一的なようでそれぞれ異なる5階3部屋、あるいはバルコニーや屋上など特有の空間を活かす、意欲的なキュレーション主導のプログラムを発表する。また、展覧会に加え、地域大学によるワークショップや、国内外キュレーターを招請し展覧会を制作する「Curator in Residence」など、次世代のアーティスト・キュレーターの出現を支援する取り組みを行う。

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