両ホテルの労働協議会との協議を終えた後に最終締結
世界各地で最高級のラグジュアリー・クラスのホテル、リゾート、およびレジデンス施設を所有・運営しているマンダリン オリエンタル ホテル グループ（
https://www.mandarinoriental.co.jp/）はこのたび、パリの
ホテル ルテシアとアムステルダムのコンサルバトリウム ホテルという世界的にも知名度が高い、由緒ある2軒のホテルのマネジメント契約を受託する予定であることを発表いたしました。最終的な契約締結は、近日中に開始される両ホテルの労働協議会との審議を完了した後となりますが、2025年初頭には
ホテル ルテシアおよび
コンサルバトリウム ホテルを当グループのネットワークに追加する予定です。
契約手続きが完了した時点で、
ホテル ルテシアはマンダリン オリエンタル ルテシア パリに、一方
コンサルバトリウム ホテルは全館の改修作業を行った後、2026年1月を目処に
マンダリン オリエンタル コンサルバトリウム アムステルダムにリブランドする予定です（改修作業中もホテルは営業を継続いたします）。マンダリン オリエンタル ホテル グループは最近、グループ最高経営責任者であるローラン・クライトマンのリーダーシップのもと、ゲストを最優先に据えた卓越した宿泊体験を提供しつつ、世界的な事業拡大を加速させるという成長戦略を発表いたしましたが、今回の2軒のホテルとのマネジメント契約締結はその戦略において大きな節目と位置づけられます。
ホテル ルテシアとコンサルバトリウム ホテルは共に、その歴史的な重要性と荘厳な建築様式で世界的に広く知られているホテルですが、マンダリン オリエンタル ホテル グループは、それぞれの施設のユニークな個性とホテルが立地する土地の文化的エッセンスを保持しつつ、当グループのルーツであるアジアに根ざしたラグジュアリーなおもてなしをご提供する予定です。
「マンダリン オリエンタルは、ラグジュアリーホスピタリティ業界の世界的リーダーであることに重点を置いています。今回新たに、2軒のヨーロッパの由緒あるホテルとの長期マネジメント契約を締結することは、当社のファンに魅力的な旅行地で当ブランドのプレゼンスを更に拡大・強化するという戦略において重要な役割を果たします。また、開業から115年という歴史を誇る伝説のホテル、ホテル ルテシアをポートフォリオに加えることで、サントノーレ通り沿いのマンダリン オリエンタル パリ（
https://www.mandarinoriental.com/en/paris/place-vendome）を2011年から成功裏に運営している、パリという重要なラグジュアリー市場においての足場をさらに固めることができます。今回、パリの左岸と右岸にそれぞれ1軒ずつの「パラスホテル」の運営を受託することで、フランスのホスピタリティ市場に対する絶え間ないコミットメントを再確認し、ゲストの皆様に新たな魅力的な選択肢をご提供できることを誇りに思います。当グループはこれまでに、香港、ロンドン、北京、そして間もなくドバイといったロケーションにて、一都市内で2軒のホテルを運営し、それぞれのデスティネーションの異なる側面を巧みにご紹介してきた経験を有しています。そして、コンサルバトリウム ホテルを当社のネットワークに迎え入れることで、当グループが既に都市の伝統を重んじつつ世界最高峰のサービスを提供しているヨーロッパ圏内主要都市における当社のプレゼンスに新たな局面をもたらすでしょう。」（マンダリン オリエンタル ホテル グループのグループ最高経営責任者、ローラン・クライトマンのコメント）
「両ホテルは開業以降、継続的に業績と顧客満足度を伸ばし、ヨーロッパ有数のデスティネーションホテルとしての地位を確立しました。両ホテルのチームの素晴らしい努力に感謝しています。今回、マンダリン オリエンタルと協力し、伝統あるランドマークをリブランディングし、両ホテルが提供する体験に新たなエネルギーをもたらすことができることを嬉しく思います。マンダリン オリエンタル ホテル グループが有する伝説的とも比喩されるホスピタリティの専門知識は、アイコニックな2軒のホテルの地位をさらに高め、それぞれのデスティネーションの楽しさと各ホテルのユニークな精神を満喫する新たなファンをもたらすと確信しています。」（両ホテルのオーナー会社、ロッカ・ホールディング社の創業者、アルフレッド・アキロフ氏のコメント）
ホテル ルテシアについて
高級百貨店「ボン・マルシェ」のオーナー、ブシコー家によって1910年に設立された
ホテル ルテシアは、パリのエレガンスと文化のシンボルであり続けています。アールヌーボーとアールデコ様式を調和させてデザインされたこのホテルは、その扉を開けてから瞬く間にパリの知的・芸術的エリートが集うベースとなりました。長年にわたり、ピカソ、マティス、シャルル・ド・ゴール、ジェイムズ・ジョイスなど数多くの著名人が宿泊し、ジョイスが同ホテルにて名作『ユリシーズ』を仕上げたことでも広く知られています。第二次世界大戦中、ホテルは占領軍に接収され、終戦後は収容所から帰還した避難民のための避難所として利用されたという歴史的な重要性も有しています。ソニア・リキエル、デヴィッド・リンチ、セルジュ・ゲンスブールといった近代の文化的アイコンに愛されたこともあり、ホテルはクリエイティブな頭脳と世界的リーダーが集う場所としての地位を確固たるものにしています。
館内には47室のスイートを含む、184室の広々とした美しい客室があります。フランシス・フォード・コッポラが手掛けた「サンジェルマン ペントハウス」、10年以上にわたりマンダリン オリエンタルのセレブリティ ファンであるイザベル・ユペールが手掛けた「スイート パリジェンヌ」、エッフェル塔の絶景を望むプライベートテラスを備えた「ジョゼフィーヌ・ベーカー スイート」など、スイートの多くは、リエイティブな文化人たちによってデザインされています。特徴的な施設としては、若返りに特化した広さ7,500平方メートルを誇る、ヘルスサンクチュアリ「アカシャ ホリスティック ウェルビーイング センター」、ラスパイユ大通りとセーヴル通りの角に位置し、1世紀以上にわたってパリの食の殿堂として親しまれてきた「ブラッスリー ルテシア」、中央サロンのステンドグラスの天井や「バー ジョセフィーヌ」のロマネスク様式のフレスコ画などの芸術作品などが挙げられます。
パリ市内2軒の異なるマンダリン オリエンタル
今回パリ市内で2軒のホテルを運営する事になったことで、当グループはパリのラグジュアリーホスピタリティ市場を新たな視点で捉えることができるようになりました。パリの東岸に位置するマンダリン オリエンタル ルテシアは、歴史的な壮麗さと現代的な洗練さを融合させ、パリの伝統に彩られた文化的な隠れ家的な趣でありながら、マンダリン オリエンタル独自のスタイルをシームレスに取り入れることとなります。一方、西岸に位置するマンダリン オリエンタル パリは、パリで最もファッショナブルな地区のエネルギーを取り入れ、洗練されたデザインと、隠れ家的な庭園を備えたコンテンポラリーなサンクチュアリといった佇まいです。芸術の中心地から活気あふれるラグジュアリーシーンまで、この2軒の特別なホテルが一体となり、ゲストの皆様にパリならではの特別な体験をお届けします。ホスピタリティ文化を形作るマンダリン オリエンタルの役割を反映すべく、両ホテルにおいて、パリジャン独自の魅力、当ブランドが誇る伝説的なサービス、そして特別な体験をお届けするためのスタッフの献身を融合してお届けいたします。
コンサルバトリウム ホテルについて
アムステルダム市内の有名なミュージアムスクエアに位置するコンサルバトリウム ホテルは、歴史的な壮麗さと現代的な洗練が見事に融合したホテルです。建築家ダニエル・クヌッテルによって19世紀後半に設計されたこの建物は、かつて銀行と音楽院として使用されていた由緒ある建造物です。現在は、著名なイタリア人建築家ピエロ・リッソーニの設計により、洗練されたラグジュアリーのシンボルとして広く知られています。館内には合計129室の広々とした客室とスイートがあり、モダンなエレガンスと職人技が建物の歴史的建築様式と見事に調和しています。エグゼクティブ・シェフ、シロ・ファン・コーボーデンが率いる「タイコ・レストラン」ではアジア・テイストの斬新なメニューを、「ブラッセリー＆ラウンジ」では印象的なガラス張りのアトリウムの下で終日お食事をお楽しみいただけます。数々の受賞歴を誇る「アカシャ・ホリスティック・ウェルビーイング・センター」は、心身のバランスを促す事を目的に設計された没入型ウェルビーイングのサンクチュアリであり、ホテルと文化との深いつながりは、館内デザインのみならず、アーティストやミュージシャン、地元の芸術機関とのコラボレーションにも表れています。ゴッホ美術館、アムステルダム国立美術館、コンセルトヘボウ（コンサートホール）など市内の文化的ランドマークまでも至近距離で、街の中心地にいながら没入的な宿泊体験を満喫いただけるのに理想的なロケーションにあります。
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マンダリン オリエンタル ホテル グループについて
数々の権威ある賞に輝くマンダリン オリエンタル ホテル グループは、世界で最もラグジュアリーなホテル、リゾート、レジデンスを展開しています。マンダリン オリエンタルは、オリエンタルの伝統と、立地する土地の文化や独自のデザインを反映させた、卓越したホテルづくりで定評があります。当ホテルグループの使命は、きめ細やかなおもてなしを通じて、お客さまに感動と喜びをお届けすることです。アジアのルーツから世界的なブランドへ成長を遂げ、60年以上の歴史を持つマンダリン オリエンタルは、現在26の国と地域において41軒のホテル、12のレジデンス施設と25の「エクスクルーシブ・ホームズ」を運営。さらに多くのプロジェクトを計画しています。マンダリン オリエンタルは、ラグジュアリー・ホスピタリティにおける革新的なリーダーとしての名声を高め、長期にわたって持続的成長を実現しています。
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