~貸し切りの「花桜テラス」や屋形舟に加え、今年は「空中茶室」での花見朝食が楽しめます~
各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。京都府・嵐山にある全室リバービューの旅館「星のや京都」は、2025年3月25日~4月9日の期間、喧噪から離れ、3つの特等席で桜の花見を楽しむ贅沢な滞在「奥嵐山の花見滞在」を今年も開催します。滞在中、貸し切りの「花桜テラス」では、真上に広がる生き生きとしたしだれ桜や宵に浮かぶ夕桜を眺めながら、ウェルカムカクテルとスイーツや特別夕食を味わいます。また、貸し切りの「空中茶室」にて、風を感じ、朝日に照らされた嵐峡の桜の景色を眺めながら楽しめる花見朝食を用意しました。滞在の締めくくりは、きらめく水面に映し出された桜を愛でながら、星のや京都専用の屋形舟「翡翠(ひすい)」で、和菓子や抹茶と共に優雅な時間を過ごします。時間帯によって様々な表情を見せるしだれ桜、ソメイヨシノ、ヤマザクラなどを楽しみながら、ゆっくりと贅沢な時間を過ごせる滞在プログラムです。
背景
嵐山は日本さくら名所100選(*1)に選定され、例年桜の時期は観光客で賑わいます。一方、星のや京都は嵐山の名所・渡月橋(とげつきょう)から約1km離れた渓谷に位置しているため、喧騒から離れてゆっくり桜を楽しめる場所です。滞在中、貸し切りの「花桜テラス」や屋形舟で思い思いにくつろぎながら、贅沢なお花見を楽しんでほしいと考えています。
*1 公益財団法人 日本さくらの会が選定
【奥嵐山の花見滞在の過ごし方】
【白昼】しだれ桜を鑑賞しながら、ウェルカムカクテルとスイーツを味わう
真上に2本のしだれ桜が枝を広げている「花桜テラス」では、到着後にオリジナルのウェルカムカクテルと和菓子を提供します。ウェルカムカクテルは、みずみずしい苺の果実を使用した特製のもので、爽やかな微発泡の日本酒が苺の甘酸っぱい風味を引き立てます。和菓子は、1803年創業の京菓子司「亀屋良長(かめやよしなが)」の3種の季節の烏羽玉(うばだま)です。春風に吹かれる木漏れ日のもと、ソファでくつろぎ、畳に寝転がって桜を見上げながら、春の奥嵐山の静かな午後を楽しむことができます。
【小夜】夕桜を眺めながら味わう、春の食材をふんだんに使用した特別夕食「花見膳」
夕刻には、ライトアップされた「花桜テラス」の夕桜の下で、春の旬の食材を味わい尽くす特別夕食を楽しめます。口取りには、筍木の芽和え、雲丹春菜浸し、鯛の子旨煮など、様々な調理法で仕立てた数種類の品を用意します。向付は桜鯛薄造り、椀物は桜海老姫皮真丈、御飯は山菜雛寿司と、目にも鮮やかな総料理長特製の花見膳です。華やかな料理を楽しみながら、宵の空に浮かぶ幻想的な桜に包まれた空間で、ゆったりとした時間を過ごせます。
【朝方】貸し切りの「空中茶室」で楽しむ、花見朝食「光琳(こうりん)膳」
日が昇り、小鳥のさえずりが聞こえる頃、貸し切りの「空中茶室」で、やわらかな朝日に照らされる嵐峡の桜と景色を眺めながら、花見朝食「光琳膳」を味わいます。時代江戸の絵師・尾形(おがた)光琳が嵐山でのお花見の席で金箔の蒔絵を施した光琳笹に春の食材を盛り付けたことにならい、光琳笹を使った華やかな御膳に仕上げました。一献の山桜酢ソーダから始まり、椀物には筍饅頭、光琳笹には桜鯛や桜海老などに、桜葉や桜花を合わせた手毬おにぎりを用意します。手が届くほど近くにあるヤマザクラとともに、優雅な朝の時間を過ごせます。
【光琳笹について】
竹の皮に金箔を施したものを指す。光琳が仲間と共に嵐山へお花見に出かけたとき、彼らは贅を凝らした弁当から山海の珍味を取り出したが、光琳はひとり竹の皮の包みから握り飯を出して食べていた。人々は嘲笑したが、よくみると、竹の皮の裏には金銀を使った精巧な驚くべき蒔絵が施されていた。しかも、光琳は食べ終わると、それを惜しげもなく大堰川(おおいがわ)に捨ててしまったという。
参考文献:『朝日日本歴史人物事典』 朝日新聞社/編 朝日新聞社 1994年
『世界人物逸話大事典』 朝倉治彦/編 角川書店 1996年
【明昼】嵐峡にたたずむ桜を鑑賞しながら、屋形舟「翡翠」で和菓子と抹茶を味わう
静けさが漂う明昼の時間に、星のや京都専用の屋形舟「翡翠」で、本プログラム特製の和菓子とあたたかな抹茶を味わうひとときを過ごせます。和菓子は、創業100余年の老舗和菓子店「 有職菓子御調進所 老松(ゆうそくがしごちょうしんじょ おいまつ)」が本プログラムのために手がけた、「花の宴」という名のきんとんです。「花桜テラス」に咲く桜をイメージして白とピンクのそぼろ餡をまとわせています。ゆったりと進む「翡翠」の中でくつろぎながら、朝日できらめく水面に映し出された桜を愛でながら、嵐峡の桜の姿を楽しむひとときです。
【星のや京都専用屋形舟「翡翠」】
翡翠は、嵐峡の桜を楽しむことができる星のや京都専用の屋形舟です。京都で古くから親しまれてきた建材や装飾を用いて雅な空間に仕上げています。例えば、舟枠には書院造に用いられる北山杉やヒノキ材を使用し、木材の先端を覆う木口かくしには、古くから寺院などの柱や天井の装飾に見られる銅の錺(かざり)金具を用いました。舟内には京町屋の犬矢来をイメージした竹の背もたれや、草木花で染め上げた柔らかな風合いのクッションがあり、舟の側面の御簾(みす)を降ろすことでプライベートな空間を楽しむこともできます。
【ご参考】
嵐山の桜は13世紀末、亀山上皇が奈良県・吉野山から桜を数百株移植したものが最初と言われています。その後、世界文化遺産「天龍寺」を開山した夢窓国師(むそうこくし)が吉野山からヤマザクラを数千本移植しました(*2)。以来、嵐山の風景は地域の人々に守り継がれています。
*2 京都営林署(1982)『嵐山国有林の防災・風致対策について』
滞在スケジュール例
<1日目>
15:00 チェックイン
16:00 しだれ桜を鑑賞しながら、ウェルカムカクテルとスイーツを味わう
18:00 夕桜を鑑賞しながら、特別夕食を堪能する
<2日目>
9:30 貸し切りの「空中茶室」で、朝食を花見朝食を楽しむ
11:00 屋形舟「翡翠」にて、抹茶と和菓子を味わいながら思い思いに過ごす
12:00 チェックアウト
「奥嵐山の花見滞在」概要
期間 :2025年3月25日~4月9日
料金 :1組1名 150,000円
1組2名 170,000円(税・サービス料込)*宿泊料別
含まれるもの:「花桜テラス」貸し切り、ウェルカムカクテル・スイーツ、特別夕食、特別朝食、
「空中茶室」貸し切り、屋形舟「翡翠」貸し切り、和菓子、抹茶
場所 :星のや京都
定員 :1日1組(1~2名)
予約 :公式サイト(
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyakyoto/ )にて14日前まで受付
備考 :桜の開花状況により、ご宿泊日に桜が咲いていない場合があります。
状況により、内容が一部変更になる場合があります。
チェックイン当日が雨天の場合、中止します。
■星のや
「その瞬間の特等席へ。」をコンセプトに、各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。国内外に展開する各施設では、その土地の風土、歴史、文化をおもてなしに繊細に織り込み、出会った季節にしか味わえない最高の瞬間を体験していただくことで、訪れた人を日々の時間の流れから解き放つ。
URL:
https://hoshinoresorts.com/ja/brands/hoshinoya/
■星のや京都
平安貴族が興じた嵐山にたたずむ水辺の私邸で時を忘れる。渡月橋から船に乗り、大堰川を遡った先では、京都に息づく日本の伝統技法を感じる客室、嵐山の情景を映した滋味豊かな日本料理、四季の美しい景観と静けさの非日常が提供されます。
所在地 :〒616-0007 京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2
電話 :050-3134-8091(星のや総合予約)
客室数 :25室・チェックイン:15:00~/チェックアウト:~12:00
料金 :1泊 193,000円~(1室あたり、税・サービス料込、食事別)
アクセス:阪急嵐山駅より徒歩約10分、京都南ICより車で約30分
URL :
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyakyoto/
https://www.youtube.com/watch?v=UvyWCTdF-LM