【春の紫外線対策調査】3月の紫外線量は真夏の約60%、対策開始時期を「5月以降」と誤解している人が71.3%

2026/03/04  医療法人 社団鉄結会 

~皮膚科医が警鐘「春の油断がシミ・そばかすの原因に」3月からの紫外線対策が重要~

【結論】本調査のポイント
結論から言うと、3月から紫外線対策は必須です。春の紫外線は真夏の約60%に達し、肌が紫外線に慣れていない状態で浴びるため、シミ・そばかすの原因になりやすいのが特徴です。日焼け止め・帽子・日傘の併用と、ビタミンC誘導体配合のスキンケアを3月から始めることがシミ予防に効果的です。

・紫外線対策の開始時期を「5月以降」と誤解している人が71.3%
・3月の紫外線量が真夏の約60%に達することを知らない人が83.7%
・春に紫外線対策をしていない人の68.9%が「夏前にシミが気になった経験あり」
用語解説
■ UVA(紫外線A波)とは
UVAとは、波長315~400nmの紫外線である。肌の奥深く真皮層まで到達し、コラーゲンやエラスチンを破壊してシワ・たるみの原因となる。曇りの日や窓ガラス越しでも届くため、年間を通じた対策が必要とされる。
■ UVB(紫外線B波)とは
UVBとは、波長280~315nmの紫外線である。肌表面の表皮層に作用し、日焼けによる炎症やシミ・そばかすの直接的な原因となる。夏に強くなる傾向があるが、春も注意が必要である。
■ 光老化とは
光老化とは、紫外線の蓄積によって引き起こされる肌の老化現象である。シミ・シワ・たるみ・くすみなどの症状が現れ、肌老化の約80%は光老化が原因とされている。
季節別紫外線量と対策の比較

※一般的な目安であり、個人差があります。

医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、春の紫外線対策に関する意識調査を実施しました。皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験を持つ当院監修医師・高桑康太の知見とともに、調査結果をご報告いたします。
調査背景
春先は気温も穏やかで過ごしやすい季節ですが、実は紫外線量が急増する時期でもあります。気象庁のデータによると、3月の紫外線量は真夏の約60%、4月には約80%に達します。しかし、多くの方が「紫外線対策は夏から」と考えているのが現状です。肌が紫外線に慣れていない春に無防備に過ごすことで、夏前にシミやそばかすが目立ち始めるケースが少なくありません。この実態を明らかにし、適切な時期からの紫外線対策を啓発するため、本調査を実施いたしました。
調査概要
調査対象:全国の20~50代の男女で、日常的にスキンケアを行っている方
調査期間:2026年2月16日~2月25日
調査方法:インターネット調査
調査対象人数:300名
調査結果
【調査結果】71.3%が「5月以降」と回答、春からの対策意識が不足
設問:紫外線対策を本格的に始める時期はいつ頃からですか?



7割以上が5月以降から紫外線対策を始めると回答しており、春先の紫外線に対する意識が低いことが明らかになりました。年間を通じて対策している人はわずか9.7%にとどまり、継続的なケアの重要性が認知されていない実態が浮き彫りになりました。
【調査結果】83.7%が3月の紫外線量を過小評価、「30%以下」と誤解する人も
設問:3月の紫外線量が真夏の何%程度か知っていますか?



3月の紫外線量が真夏の約60%に達することを正しく認識している人はわずか16.3%でした。8割以上が実際より低く見積もっており、この認識のギャップが春の紫外線対策を怠る原因になっていると考えられます。
【調査結果】春に対策しなかった人の68.9%が「夏前にシミが気になった」と回答
設問:春(3~5月)に紫外線対策をしなかった結果、夏前にシミやそばかすが気になった経験はありますか?



春に紫外線対策をしていなかった人の約7割が、夏前にシミやそばかすの増加を実感していました。紫外線ダメージは蓄積されるため、春からの対策不足が数ヶ月後に目に見える形で現れることを示す結果となりました。
【調査結果】日焼け止めのみが52.3%、複合的な対策は3割以下
設問:春の紫外線対策として実践していることは何ですか?(複数回答可・主なもの)



日焼け止めのみの対策が最も多く、帽子や日傘との併用は15%にとどまりました。紫外線対策は複数の方法を組み合わせることで効果が高まりますが、その意識がまだ浸透していないことがわかります。
【調査結果】「保湿」重視が最多の43.0%、美白ケアは28.7%にとどまる
設問:紫外線によるシミ予防のため、スキンケアで重視していることは何ですか?



保湿重視が最多でしたが、シミ予防には保湿に加えて美白成分や紫外線カットの併用が効果的です。スキンケアにおける予防的アプローチの重要性を伝える必要性が示唆されました。
調査まとめ
本調査により、多くの方が紫外線対策の開始時期を「5月以降」と誤解していること、また3月の紫外線量が真夏の約60%に達することを知らない方が8割以上に上ることが明らかになりました。春に紫外線対策をしなかった方の約7割が夏前にシミを実感しているという結果からも、3月からの早期対策の重要性が浮き彫りになっています。日焼け止めだけでなく、帽子・日傘の併用や適切なスキンケアを組み合わせた総合的な紫外線対策が求められます。
医師コメント|アイシークリニック 高桑康太医師
皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、春の紫外線を甘く見ている方が非常に多い印象です。3月から本格的な紫外線対策を始めることが、将来のシミ・シワ予防において最も重要なポイントです。


紫外線には大きく分けてUVAとUVBの2種類があります。春に特に注意が必要なのはUVAです。UVAは年間を通じて量の変動が少なく、3月時点でも真夏の70~85%の量が降り注いでいます。UVAは肌の奥深くまで到達し、コラーゲンを破壊するため、シワやたるみの原因となります。

また、春は冬の間に肌が紫外線に慣れていない状態です。そのため、同じ紫外線量でもダメージを受けやすく、メラニンの生成が活発になりやすいのです。調査結果で「春に対策しなかった人の68.9%が夏前にシミを実感した」とありますが、これは紫外線ダメージの蓄積が数ヶ月後に表面化することを示しています。

日本皮膚科学会のガイドラインでも、紫外線対策として日焼け止めの使用だけでなく、帽子や日傘、長袖の衣類などの物理的な遮光を併用することが推奨されています。特にSPF30以上、PA+++以上の製品を選び、2~3時間ごとに塗り直すことが効果的です。

スキンケアにおいては、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などの美白成分を含む製品を取り入れることで、メラニンの生成を抑制し、シミ予防効果を高めることができます。日々の地道な対策が、5年後、10年後の肌を守ることにつながります。


【エビデンス】日本皮膚科学会の「日焼け止めの使用に関するガイドライン」でも、紫外線対策は通年で行うことが推奨されています。皮膚科医としての臨床経験からも、春から紫外線対策を始めた患者さんと夏から始めた患者さんでは、秋口のシミの状態に明らかな差が見られます。
春から始める紫外線対策3つのポイント
・日焼け止めはSPF30以上・PA+++以上を選び、2~3時間ごとに塗り直す
・帽子・日傘・サングラスなど物理的な遮光を併用する
・外出の多い10時~14時は特に注意し、日陰を選んで歩く
シミ予防に効果的なスキンケア成分
・ビタミンC誘導体:メラニン生成を抑制し、できたメラニンの還元も促す
・トラネキサム酸:メラニン生成の初期段階をブロックする
・ナイアシンアミド:メラニンの肌表面への移動を抑える
高桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当


専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医


臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上


略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者


監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. 3月から紫外線対策は本当に必要?
A. 必要です。3月の紫外線量は真夏の約60%に達し、肌が紫外線に慣れていないため影響を受けやすい時期です。
本調査では83.7%の方が3月の紫外線量を過小評価していましたが、実際には真夏の約60%もの紫外線が降り注いでいます。特にUVAは季節による変動が少なく、春でも高いレベルを維持しています。冬の間に紫外線に慣れていない肌は、同じ紫外線量でもダメージを受けやすい状態にあります。

Q2. 春の紫外線と夏の紫外線の違いは?
A. 春はUVAの割合が高く、肌の奥深くにダメージを与えやすいのが特徴です。
夏はUVBが強く、日焼けによる炎症(赤くなる・ヒリヒリする)が起きやすい一方、春はUVAの影響が相対的に大きくなります。UVAは肌の真皮層まで到達してコラーゲンを破壊し、シワやたるみの原因になります。目に見える日焼けが少ないため油断しやすいですが、光老化は確実に進行します。

Q3. 紫外線による肌ダメージを防ぐスキンケアは?
A. 日焼け止めに加え、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸配合の製品でメラニン生成を抑制することが効果的です。
調査では保湿重視が43.0%と最多でしたが、シミ予防には美白成分の併用が重要です。ビタミンC誘導体はメラニンの生成抑制と還元の両方に働きかけ、トラネキサム酸はメラニン生成の初期段階をブロックします。これらの成分を含む化粧水や美容液を朝晩のケアに取り入れることで、紫外線ダメージの蓄積を軽減できます。

Q4. シミ予防に効果的な紫外線対策は?
A. 日焼け止め・物理的遮光・美白スキンケアの3つを組み合わせた総合的な対策が最も効果的です。
調査では日焼け止めのみの対策が52.3%でしたが、帽子・日傘との併用は15.0%にとどまりました。紫外線カット率を高めるには複数の方法を組み合わせることが重要です。SPF30~50・PA+++以上の日焼け止めを2~3時間ごとに塗り直し、帽子や日傘で物理的に遮光、さらに美白成分でアフターケアを行うことで、シミ予防効果が大幅に向上します。

Q5. 曇りの日も紫外線対策は必要?
A. 必要です。曇りの日でも晴天時の50~80%の紫外線が届いており、油断は禁物です。
特にUVAは雲を透過しやすく、曇りの日でも晴天時の80%程度が地表に届きます。また、窓ガラスもUVAを通すため、室内にいても対策が必要です。「今日は曇りだから大丈夫」という油断が、春の紫外線ダメージ蓄積の大きな原因となっています。天気に関わらず、日中の外出時は紫外線対策を習慣化することが大切です。
放置のリスク
・春の紫外線を放置すると、紫外線ダメージが蓄積し、夏前~秋にかけてシミやそばかすが目立ち始める
・UVAによる光老化が進行し、シワ・たるみ・肌のハリ低下が加速する
・長期的な紫外線ダメージの蓄積により、将来的な皮膚がんリスクが高まる可能性がある
こんな方はご相談ください|受診の目安
・シミやそばかすが急に増えた、濃くなった場合
・ほくろの形や色が変化した場合
・紫外線を浴びた後に肌の赤み・炎症が長引く場合
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験を持つ医師が在籍
・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院展開でアクセス良好
・シミ・肝斑治療からほくろ除去まで幅広い皮膚科診療に対応
・保険診療・自由診療の両方に対応し、患者様に最適な治療をご提案

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