【5月病予備軍×肌相関調査】4月のストレス蓄積で「肌と心の不調が連動している」と感じた新社会人・転職者は76.3%、「ストレス性皮膚疾患」を医師に相談したことがない人は82.0%

2026/04/15  医療法人 社団鉄結会 

ストレスと肌荒れの関係性を徹底調査、皮膚科医が解説する「心と肌の連動メカニズム」と受診の目安

【結論】本調査のポイント
結論から言うと、ストレスによる肌荒れは「脳-皮膚相関」と呼ばれるメカニズムで科学的に説明されており、精神的ストレスが自律神経やホルモンバランスを乱すことで皮膚症状を引き起こします。仕事のストレスによる皮膚症状は皮膚科への相談が適切であり、2週間以上症状が続く場合は早期受診をお勧めします。

・4月のストレス蓄積で「肌と心の不調が連動している」と感じた新社会人・転職者は76.3%
・ストレス性皮膚疾患について医師に相談したことがない人は82.0%
・ストレスによる肌トラブルの放置期間が「1ヶ月以上」の人は58.7%
用語解説
■ 脳-皮膚相関(Brain-Skin Axis)とは
脳-皮膚相関とは、中枢神経系と皮膚が神経伝達物質やホルモンを介して双方向に影響し合う生理学的メカニズムである。ストレスを感知した脳がコルチゾールやアドレナリンを分泌し、皮膚のバリア機能低下や炎症反応を引き起こすことが解明されている。
■ ストレス性皮膚疾患とは
ストレス性皮膚疾患とは、精神的・身体的ストレスが誘因となって発症または悪化する皮膚疾患の総称である。蕁麻疹、アトピー性皮膚炎の悪化、脂漏性皮膚炎、円形脱毛症などが代表的で、ストレス軽減と皮膚科的治療の併用が効果的とされる。
■ 5月病(適応障害)とは
5月病とは、新年度の環境変化に伴うストレスが蓄積し、ゴールデンウィーク明け頃に心身の不調として現れる状態の通称である。医学的には適応障害の一種とされ、倦怠感、意欲低下、不眠に加え、肌荒れや蕁麻疹などの皮膚症状を併発することも多い。

ストレス性皮膚疾患の種類と特徴の比較

※一般的な目安であり、個人差があります。

皮膚科・美容皮膚科・形成外科を展開する医療法人社団鉄結会・アイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、新年度の環境変化を経験した社会人を対象に「ストレスと肌の関係性」に関する調査を実施しました。4月は新社会人の入社や転職者の新しい職場への適応など、多くの方がストレスを感じやすい時期です。本調査では、ストレスと肌トラブルの関連性、および医療機関への受診行動について詳細に調査しました。
調査背景
毎年5月のゴールデンウィーク明けには、いわゆる「5月病」と呼ばれる心身の不調を訴える方が増加します。近年の研究では、精神的ストレスが皮膚疾患の発症や悪化に深く関与していることが明らかになっており、「脳-皮膚相関」として注目されています。しかし、ストレスが原因の肌荒れに対して、多くの方が適切な医療機関を受診せずに放置している実態があります。アイシークリニックでは、ストレス性皮膚疾患に対する正しい理解と早期受診の重要性を啓発するため、本調査を実施しました。
調査概要
調査対象:2026年4月に新社会人として入社、または転職により新しい職場で勤務を開始した全国の20~40代の男女
調査期間:2026年4月1日~4月10日
調査方法:インターネット調査
調査対象人数:300名
調査結果
【調査結果】76.3%が「肌と心の不調が連動している」と実感
設問:4月の新しい環境でのストレス蓄積により、「肌の不調」と「心の不調」が連動していると感じましたか?



4人に3人以上が肌と心の不調の連動を実感していることが明らかになりました。「強く連動していると感じた」と回答した31.7%の方は、特にストレス性皮膚疾患のリスクが高いと考えられます。
【調査結果】ストレス性肌トラブル1位は「ニキビ・吹き出物」で34.0%
設問:4月に経験したストレスによる肌トラブルの症状として、最も当てはまるものはどれですか?(複数ある場合は最も気になる症状)



ストレス性の肌トラブルとして最も多かったのは「ニキビ・吹き出物」で34.0%でした。これはストレスによるホルモンバランスの乱れが皮脂分泌を促進することが原因と考えられます。蕁麻疹・かゆみも18.7%と高く、急性ストレスによる免疫系への影響が示唆されます。
【調査結果】82.0%がストレス性皮膚疾患で医師に相談したことがない
設問:ストレスが原因と思われる肌トラブルについて、皮膚科などの医療機関を受診したことはありますか?



ストレスによる肌トラブルを経験しながらも、8割以上が医療機関を受診していないことが判明しました。「ストレスが原因なら仕方ない」「病院に行くほどではない」という認識が、適切な治療機会を逃している可能性があります。
【調査結果】58.7%がストレス性肌トラブルを「1ヶ月以上」放置
設問:ストレスによる肌トラブルを感じてから、対処せずに放置した期間はどのくらいですか?



約6割が1ヶ月以上肌トラブルを放置しており、3ヶ月以上放置している人も30.0%に上りました。長期間の放置は症状の慢性化や悪化につながるリスクがあり、早期受診の啓発が急務です。
【調査結果】受診しない理由1位は「ストレスが原因なら自然に治ると思う」で35.3%
設問:ストレスによる肌トラブルで医療機関を受診しない理由として、最も当てはまるものはどれですか?



「ストレスが原因なら自然に治る」という誤った認識が最多でした。また、「どの診療科を受診すべきかわからない」という回答も11.3%あり、ストレス性皮膚疾患に対する正しい知識と受診先の周知が必要です。

調査まとめ
本調査により、新社会人・転職者の76.3%が「肌と心の不調の連動」を実感している一方で、82.0%がストレス性皮膚疾患について医療機関を受診していないことが明らかになりました。また、58.7%が肌トラブルを1ヶ月以上放置しており、「ストレスが原因なら自然に治る」という誤った認識が受診を妨げる最大の要因となっています。ストレス性皮膚疾患は適切な皮膚科治療により改善が期待できるため、2週間以上症状が続く場合は早期受診をお勧めします。

医師コメント|アイシークリニック 高桑康太医師
皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、ストレスと皮膚疾患の関連は医学的に明確に立証されており、「気のせい」や「自然に治る」と放置することは推奨できません。ストレス性皮膚疾患は皮膚科での適切な治療により、多くの場合改善が期待できます。

ストレスによる肌荒れのメカニズムは、「脳-皮膚相関(Brain-Skin Axis)」として科学的に解明されています。精神的ストレスを感知すると、視床下部-下垂体-副腎系(HPA軸)が活性化され、コルチゾールなどのストレスホルモンが分泌されます。このコルチゾールの過剰分泌が、皮膚のバリア機能を低下させ、炎症反応を促進し、さらに皮脂分泌を増加させることで、様々な皮膚症状を引き起こします。

特に新年度の環境変化は、慢性的なストレス状態を引き起こしやすく、蕁麻疹、脂漏性皮膚炎、ニキビの悪化、アトピー性皮膚炎の増悪などが起こりやすくなります。今回の調査で「ニキビ・吹き出物」が最多であったことは、ストレスによるホルモンバランスの乱れと皮脂分泌亢進を反映しています。

重要なのは、ストレス性皮膚疾患は「ストレスを解消すれば自然に治る」というものではない点です。一度崩れた皮膚のバリア機能や炎症状態は、適切な治療介入なしでは慢性化することがあります。皮膚科では、外用薬による炎症の鎮静化、保湿剤によるバリア機能の回復、必要に応じた内服薬の処方など、症状に応じた治療を提供できます。

また、「どの診療科を受診すべきかわからない」という声が11.3%あったことは重要な知見です。ストレスが原因であっても、皮膚に症状が出ている場合は皮膚科を受診することが適切です。心療内科との連携が必要な場合は、皮膚科から適切に紹介を受けることができます。
【エビデンス】
日本皮膚科学会の蕁麻疹診療ガイドラインでも、心理的ストレスが蕁麻疹の誘因・増悪因子として明記されています。また、アトピー性皮膚炎診療ガイドラインにおいても、ストレスマネジメントが治療の一環として位置づけられています。皮膚科医としての臨床経験からも、ストレスと皮膚症状の関連を訴える患者様は多く、特に4~5月は新年度のストレスに起因する受診が増加する傾向にあります。
ストレスが引き起こしやすい皮膚疾患
・蕁麻疹:急性ストレスで突然発症、全身に痒みを伴う膨疹
・脂漏性皮膚炎:顔面や頭皮のフケ、赤み、痒み
・ニキビの悪化:ストレスホルモンによる皮脂分泌増加
・アトピー性皮膚炎の悪化:バリア機能低下と炎症促進
・円形脱毛症:自己免疫反応の誘発
皮膚科受診の目安
・症状が2週間以上続いている場合
・市販薬を使用しても改善しない場合
・痒みや痛みで睡眠や日常生活に支障がある場合
・症状が広範囲に広がっている場合
・同じ症状が繰り返し出現する場合
受診前に確認しておくと良いこと
・症状が出始めた時期と環境変化の有無
・症状の部位、範囲、痒みの程度
・使用中のスキンケア製品や市販薬
・ストレスを感じている状況や原因
・睡眠時間や食生活の変化
高桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医

臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

よくある質問(Q&A)
Q1. ストレスで肌荒れが起きるのは本当ですか?メカニズムを教えてください
A. 本当です。「脳-皮膚相関」と呼ばれるメカニズムにより、ストレスが皮膚症状を引き起こすことが科学的に証明されています。
精神的ストレスを感知すると、脳からストレスホルモン(コルチゾール)が分泌され、皮膚のバリア機能低下、炎症反応の促進、皮脂分泌の増加を引き起こします。今回の調査でも76.3%が「肌と心の不調が連動している」と実感しており、この科学的メカニズムを裏付ける結果となりました。

Q2. 精神的なストレスが引き起こしやすい皮膚疾患は何ですか?
A. 蕁麻疹、脂漏性皮膚炎、ニキビの悪化、アトピー性皮膚炎の増悪、円形脱毛症などが代表的です。
今回の調査では、ストレス性肌トラブルとして「ニキビ・吹き出物」が34.0%で最多、次いで「肌の乾燥」22.3%、「蕁麻疹・かゆみ」18.7%という結果でした。これらはいずれもストレスホルモンの影響を受けやすい皮膚症状であり、皮膚科での適切な治療により改善が期待できます。

Q3. 5月病と肌荒れには関係がありますか?
A. はい、5月病の原因となるストレス蓄積は、皮膚症状を引き起こす大きな要因となります。
5月病は4月からのストレス蓄積がゴールデンウィーク明けに心身の不調として現れる状態です。今回の調査で新社会人・転職者の76.3%が「肌と心の不調の連動」を実感していることからも、5月病の前駆症状として肌荒れが現れるケースは多いと考えられます。肌の不調を感じたら、心身のストレスサインとして捉え、早めの対処を心がけましょう。

Q4. 仕事のストレスによる皮膚症状はどこに相談すればいいですか?
A. ストレスが原因であっても、皮膚に症状が出ている場合は皮膚科を受診することが適切です。
今回の調査では「どの診療科を受診すべきかわからない」という回答が11.3%ありました。皮膚症状に対しては皮膚科で適切な治療を受けることができ、必要に応じて心療内科等への紹介も可能です。82.0%がストレス性皮膚疾患で医療機関を受診していない現状がありますが、2週間以上症状が続く場合は皮膚科への相談をお勧めします。

Q5. ストレスによる肌荒れは放置しても自然に治りますか?
A. 自然治癒を期待して放置することは推奨できません。慢性化や悪化のリスクがあります。
今回の調査で「ストレスが原因なら自然に治ると思う」が受診しない理由の第1位(35.3%)でしたが、これは誤った認識です。一度崩れた皮膚のバリア機能や炎症状態は、適切な治療なしでは慢性化することがあります。58.7%が1ヶ月以上放置している現状は懸念されます。皮膚科での治療により症状の早期改善と再発予防が期待できます。
放置のリスク
・症状の慢性化:急性の皮膚炎が慢性化し、治療に時間がかかるようになる
・色素沈着:炎症後の色素沈着により、肌にシミのような跡が残る可能性
・瘢痕形成:ニキビを放置すると凹凸のあるニキビ跡が残るリスク
・QOL低下:痒みや見た目の変化により、睡眠障害や対人関係への影響が生じる
・他疾患の見逃し:ストレス性と思い込み、他の皮膚疾患の発見が遅れる可能性
こんな方はご相談ください|受診の目安
・症状が2週間以上続いている
・市販薬を使用しても改善がみられない
・痒みや痛みで睡眠や日常生活に支障がある
・症状が広範囲に広がっている、または急速に悪化している
・同じ症状が繰り返し出現する

クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・皮膚科・形成外科・美容皮膚科の専門的な診療を提供
・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院で土日祝日も診療
・ストレス性皮膚疾患から美容的なお悩みまで幅広く対応
・保険診療と自由診療の両方に対応し、最適な治療プランを提案

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階
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