2022/01/20

片頭痛治療剤 「レイボー(R)錠50mg/100mg」国内製造販売承認取得のお知らせ

第一三共 株式会社 

2022 年 1 月 20 日
報道関係者各位
日本イーライリリー株式会社
第一三共株式会社

片頭痛治療剤 「レイボー(R)錠 50mg/100mg」
国内製造販売承認取得のお知らせ
― セロトニン 1F 受容体への選択性を有する、世界初のジタン系片頭痛治療剤 ―

日本イーライリリー株式会社 (本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:シモーネ・トムセン、以下「日本イーライリリー」)と第一三共株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:眞鍋 淳、以下「第一三共」)は、片頭痛治療剤「レイボー(R)錠 50mg/100mg」(一般名:ラスミジタンコハク酸塩、以下「レイボー(R)錠」)について、本日「片頭痛」の効能又は効果で、国内製造販売承認を取得しましたので、お知らせいたします。

レイボー(R)錠は、イーライリリー・アンド・カンパニーにより片頭痛発作の急性期治療薬として開発された、世界初の低分子の選択的セロトニン 1F 受容体作動薬です。片頭痛の病態には、中枢での疼痛シグナル伝達、及び末梢での三叉神経系の過活動が関係しており、セロトニン 1F 受容体が視床、大脳皮質、三叉神経系の神経細胞やシナプスに発現していることから、セロトニン 1F 受容体の片頭痛の病態への関連性が指摘されてきました 1)。本剤は、血液脳関門通過性を有し、セロトニン 1F 受容体に選択的に結合することにより、中枢での疼痛情報の伝達を抑制し、末梢では三叉神経からの神経原性炎症や疼痛伝達に関わる神経伝達物質[カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)やグルタミン酸など]の放出を抑制することで、片頭痛発作に対する作用を示すことが期待されています。片頭痛の急性期治療薬として 2019 年 11 月、米国において承認を取得し、患者さんに提供されています。

日本イーライリリーと第一三共は、エムガルティ(R)と本剤を通じて、片頭痛医療における急性期治療から予防治療まで、患者さんのアンメットニーズに合った選択肢を提供することで、患者さんの日常生活の負担を軽減し、より豊かな生活に貢献できるものと期待しております。

以 上

製品概要
販売名 レイボー(R)錠 50mg/100mg
一般名 ラスミジタンコハク酸塩
製造販売承認日 2022 年 1 月 20 日
効能又は効果 片頭痛
用法及び用量 通常、成人にはラスミジタンとして 1 回 100mg を片頭痛発作時に経口投与する。ただし、患者の状態に応じて 1 回 50mg 又は 200mg を投与することができる。
頭痛の消失後に再発した場合は、24 時間あたりの総投与量が 200mg を超えない範囲で再投与できる。
製造販売元 日本イーライリリー株式会社
販売元 第一三共株式会社

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.daiichisankyo.co.jp/files/news/pressrelease/pdf/202201/20220120_J.pdf

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