新たな事業の開始及び循環資源ホールディングス株式会社との業務提携契約締結に関するお知らせ

2024/07/26  パス 株式会社 

2024 年7月26日
パス株式会社

新たな事業の開始及び循環資源ホールディングス株式会社との 業務提携契約締結に関するお知らせ

当社は、2024 年7月 26 日開催の取締役会において、下記のとおり、循環資源ホールディングス株式会社(以下「循環資源ホールディングス」という)との間で新技術を活用したバイオマス発電(※1)による発電事業(以下「バイオマス発電事業」という)に関する業務提携契約の締結を行い、新たな事業を開始することについて決議いたしましたので、お知らせいたします。



1.事業開始及び業務委託契約締結の趣旨

当社は、潜在するニーズを感知することにより、暮らしをより豊かにする、また社会の課題を解決する事業やサービスを先駆けて提供することを行動指針として事業を展開しております。

当社は、企業成長及び業績改善のため、新規事業による新たな収益モデルを検討して参りました。また、既に2024年6月4日「定款の一部変更に関するお知らせ」でお知らせしたとおり、当グループが主要な成長事業と位置付けているサスティナブル事業の事業領域で、事業内容の多様化及び柔軟かつ機動的な事業展開に備えるため、定款の一部変更を2024年6月28日開催の第34回定時株主総会にて決議をいただき新たな事業を開始するために備えてまいりました。

そのような状況の中で、2021年12月21日付「資金の借入れに関するお知らせ」のとおり、当時資金の借入先であった再生可能エネルギー事業を行っている株式会社ユニ・ロットより、バイオマス発電事業での優位的な新技術を保有している循環資源ホールディングスを紹介いただき今回のバイオマス発電事業を開始する運びとなりました。

株式会社ユニ・ロットの代表者である佐伯猛志氏は、既に当社執行役員に就任しており、今回のバイオマス発電事業の運営メンバーの中心として従事いただく予定となっております。

また、バイオマス発電事業の開始にあたり、循環資源ホールディングスとの業務提携契約締結により、独占的な技術提供及び販売権を有することにより、収益基盤の拡大を図ってまいります。

2.業務提携契約の概要

業務提携契約の概要は以下の通りとなります。

(1)技術提供の内容

業務提携先である循環資源ホールディングス株式会社より、新型木質バイオマス発電炉及びそれに付帯する独自の発電設備の製造、メンテナンス、保守、運用に関わる技術提供を受けます。 なお、当業務提携の過程で発生した本件設備を含む成果物に関する知的財産権に関しては当社と循環資源ホールディングス株式会社が共同所有を行います。

(2)販売権の内容

新型木質バイオマス発電炉及びそれに付帯する設備一切に関する独占販売権については当社が保有いたします。

3.新たな事業の概要

(1)新たな事業の内容

FIT 制度(※2)及びFIP制度(※3)を活用した木質バイオマス発電事業 間伐未利用材由来の木質バイオマスを原料とした新技術を活用したバイオマス発電設備の販売。

(2)当該事業を担当する部門

新設する「新規事業開発部」を中心に事業を行います。

パス株式会社本社(東京都渋谷区神宮前6丁目17番11号)にて当該事業部を設置し事業を開始いたします。但し、バイオマス発電所の建設地は茨城県行方市で予定しております。

(3)当該事業のために今後支出する金額及び内容

バイオマス発電施設として約720百万円の支出を予定しております。なお発電施設の設置用地 の取得費用が別途生じる予定です(1百万円以内を想定しております)。

※1「新技術を活用したバイオマス発電」とは、化石燃料の使用量がわずかであり、約1870度以上の熱を短時間で実現する技術。従来のバイオマス発電の木質燃料の削減。

※2「FIT 制度」とは、再生可能エネルギー固定価格買取制度であり、再生可能エネルギーで 発電した電気を電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が保証する制度。

※3「FIP 制度」とは、再生可能エネルギー発電事業者が卸電力取引市場などで再生可能エネルギーにより電気を供給した際の売電価格に対して、一定の補助額(プレミアム)を交付する制度。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3840/tdnet/2478296/00.pdf

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