名目GDP6.9兆円で就業者数は76万人。規模は小さいものの、他産業で用いられる素材や材料を製造する重要な役割を果たす
内閣府が公表する「国民経済計算」によると、素材・材料産業の名目GDPは6.9兆円であり、全産業に占める割合は1.2%となっている。就業者数は総務省統計局の「労働力調査」によると76万人であり、全産業の1.1%を占めている。資本集約型、装置型製造業の典型であり、就業者数の規模もそれほど大きくない。素材・材料産業では、他産業で用いられる素材や材料の製造を手がけており、産業としての規模は小さいものの、重要な役割を果たしている。また、鉱業では資源メジャーと呼ばれるグローバルに展開する資源開発企業が中心となっている点が特徴である。